粟島は、香川県三豊市(みとよし)にあります。粟島までは、JR予讃線・詫間駅からコミュニティバス詫間線「各部戸」行きに乗車して約20分。「須田」で下車後徒歩1分の須田港へ。ここから、粟島汽船に乗り粟島港まで約15分。瀬戸内海の景色を眺めているうちにあっという間に「粟島」へ到着です。
粟島には、派手な観光スポットはありません。しかし「何にもない」中で静かに過ごし、自分の中の何かに気がつくことが出来るかもしれない・・・そんな島なのです。
瀬戸内海の絶景を楽しめるポイントが、標高222mの城ノ山です。ゆっくりと自然を楽しみながら休み休み1時間ほどで頂上へ。頂上には展望台があり、そこからの眺めは絶景!
360度広がる瀬戸内の島々青い海、白い砂浜、木々の緑など、様々なものが鮮やかに感じられます。
登山で汗ばんだ身体に吹く風も気持ち良いことでしょう。
日本で最初の海員養成学校「国立粟島海員学校」の施設を保存した記念館には、昔の船舶機器や資料などが展示されています。当時のまま残されている木造建ての校舎。廊下や階段、教室の机や椅子を見てると、なんだかとても懐かしい気持ちになります。自由に見学できますのでぜひ訪れると良いでしょう。
粟島の丁度おへその部分に「漂流郵便局」(旧粟島郵便局)があります。ここにはかつてたくさんの物、事、人が流れ着いたそうです。現在は、届け先の分からない手紙を受け付ける郵便局であり「漂流郵便局留め」という形で、いつか宛先不明の存在に届くまで手紙を保管しておいてくれます。思いを伝えられなかった大切な人へ、もう会えない方へ、未来や過去の自分へ宛てた手紙がここへ流れ着きます。
2013年に開局してから1300通程の手紙が送られてきたそうです。ここへ送られてきた手紙は、すべての訪れた人が読むことができます。もしかしたら自分宛の手紙が見つかるかもしれませんね。ちなみに、開局しているのは第二、第四土曜日の9:30〜16:30。漂流郵便局長が優しく迎えてくれます。
粟島を歩いていると、海に浮かべる漁具のブイを顔に見立てて作った「ぶいぶい人形」があります。また、5月から10月には夜になると「海ほたる」が青い光を放ち、幻想的な情景が見られるかもしれません。
なにもない島で、なにかを見つける旅ができますように。
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(2024/10/9更新)
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