シカゴのブルースとジャズは、1920年前後からはじまる、アメリカ系アフリカ人の大移動(英語では「Great Migration」)によってアメリカ南部からもたらされ、すぐにポピュラーになりました。
ブルースは、ギターを使い、歌で思いを表現する音楽。日々の厳しい労働を背景に、社会への不満などが歌われてきました。各地で独自の発展を遂げていきましたが、シカゴではエレクトリックギターを使ったバンド形式に発展。歌がメインですが、歌詞がわからなくてもパフォーマンスだけでも十分楽しめます。
写真:古屋 江美子
地図を見る一方、シンプルに楽器の演奏を楽しめるのがジャズ。シカゴでは、キング・オリヴァー、ジェリー・ロール・モートン、ルイ・アームストロングといった有名なジャズミュージシャンが活躍し、ジャズが発展していきました。シカゴのジャズは、重低音のバスとギター、長めのソロ、速めのテンポが特徴的です。
写真:古屋 江美子
地図を見るまずはホームページなどでスケジュールをチェック。人気店は事前の予約をし、時間になったら向かいましょう。アルコールを提供するため、IDチェックをされることが多いので、パスポートは忘れずに。
音楽は飲みものやおつまみと楽しむのが一般的。ドリンクは店によって席でオーダーするところもあれば、カウンターで支払うところもあります。チャージ料をふくめて最後に支払うところもあれば、先にチャージ料を払って入店するところもあります。
それでは具体的なおすすめのお店を紹介します。
写真:古屋 江美子
地図を見るリンカーンパークにある「キングストン・マインズ」は、シカゴブルースを楽しめるライブハウスです。1968年開業なので、50年以上の歴史があります。2016年にはシカゴのシカゴのベストブルースクラブに選ばれるなど評価が高い人気店です。
外でチャージを払い、中に入ったらカウンターでドリンクを購入します。店内には2つのステージがあり、2つのバンドが深夜まで交互にステージを繰り広げています。
席は自由。立ち飲みしている人も多く、盛り上がってくるとステージ前で踊り始める人も!年齢層は若者から年配の人まで幅広く、にぎやさの中にどこかアットホームな雰囲気もあって、初心者も気後れしません。
写真:古屋 江美子
地図を見る365日毎日営業。予約なしでフラリと行けるのもうれしいところ。カバーチャージは12ドル、金・土は15ドルとお手頃。誕生日の3日前後では無料です。店内ではシャツやマグカップ、ピンなどオリジナルグッズも売っています。
<基本情報>
住所:2548 North Halsted Street Chicago
電話番号:773.477.4646
アクセス:CTAレッド、ブラウン、パープルラインFullerton下車 徒歩10分(夜間はタクシー等を利用)
写真:古屋 江美子
地図を見る中心地で気軽にジャズを聴くならジャズクラブ「ウィンター・ジャズ・クラブ」へ。ネイビー・ピアから徒歩5分。イリノイ通りから少し入った川沿い、スーパー「TARGET」の裏手にあります。
火〜土曜日は19:30と21:30。日曜日は17:30と19:30のステージがあり、完全入れ替え制です。
こぢんまりしているので客席とステージの距離が近く、ゆったりと楽しむことができます。席によって料金が違い、安めの席は柱などにより多少ビューが限られることがありますが、基本的にどの席からもステージは近く、十分に楽しむことができます。ちなみに同じカテゴリ内の席であれば、席は早い者勝ちなので、だいたいステージの20〜30分くらい前に行くことをおすすめ。1ステージは約75分です。
写真:古屋 江美子
地図を見るドレスコードはスマートカジュアル。フードの提供はないので、食前ないしは食後に聞きに行くのがよいでしょう。パフォーマンス中は静かに音楽に身をゆだねて大人の雰囲気も味わってみてください。
<基本情報>
住所:465N. McClurg Court (promenade) Chicago
電話番号:312.344.1270
アクセス:バス#2, #29, #65, #66, #124 「illinois&McClurg」下車、徒歩2分
若い人から年配の方まで、自由なスタイルで音楽を楽しめるシカゴのライブハウス。夜な夜なライブハウスをめぐるのも、この街ならではのお楽しみです。ぜひ本場シカゴのライブハウスで、ジャズやブルースを楽しんでみてはいかがでしょうか。
2019年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
取材協力:Choose Chicago
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