写真:下川 尚子
地図を見る岐阜県・郡上八幡。長良川の上流に位置し、夏の郡上おどりや古い町並みが残る城下町には多くの観光客が訪れます。そして、城下町を歩くと様々な場所から見ることができるのが、八幡山の山頂に建つ郡上八幡城の姿。
郡上八幡城へ行くなら、スタートは「城下町プラザ」から。長距離バスの発着所でもあるここの裏手に「八幡城登口」という表示があります。山頂にも駐車場がありますので、車でもアクセスOKですよ。
写真:下川 尚子
地図を見る城下町プラザから徒歩の場合、勾配がある坂や階段が続きますので、歩きやすい服装と履き慣れた靴で行くのがおすすめ。歩くこと約15分、石垣が見えてくるとゴールはすぐそこです。
山頂に到着し、お城の姿が見えてくると現れるのが「絶景スポット」の表示。ここから見上げる郡上八幡城(写真)は壮麗。石垣と天守閣が迫力あるアングルで収まるので、多くの人がカメラを構えるスポットです。
郡上八幡城の始まりは戦国時代末期の永禄2(1559)年、東常慶と遠藤盛数の間に起こった戦いで遠藤盛数がこの地に陣を構えたことから。その子・遠藤慶隆が城を整備して城下町を形成し、寛文7(1667)年、遠藤常友が行った修復によって幕府から城郭として認められることとなりました。
明治4(1871)年に廃藩置県とともに廃城となり、現在の郡上八幡城は、昭和8(1933)年に再建されたもの。当時の大垣城を参考に築かれたもので、日本最古の木造再建城といわれています。
写真:下川 尚子
地図を見るフォトスポットで写真を撮ったら順路を進み、受付へ。入場料は大人320円です。
郡上八幡城は木造4層5階建。天守閣等は郡上市重要文化財に、周辺の城跡は県史跡に指定されている貴重なものです。内部ではさまざまな展示が見られますが、まずは最上階まで上ってみましょう。ここから城下町を見渡す眺望が素晴らしいのです。
郡上八幡城は近年人気を集めているスポットですが、その理由は、朝霧に浮かび上がる城の様子がイメージポスターに掲載され、「天空の城」と話題になったことから。ポスターの景色を見るには郡上八幡城を遠景でとらえる必要があるため遠くまで行かなくてはなりませんが、霧が出ている日は、城から霧に包まれる城下町を見下ろすのも幻想的で素敵です。
写真:下川 尚子
地図を見る内部には郡上八幡城ゆかりの展示が数多くあります。郡上八幡の町の歴史や成り立ちなどを紹介するパネルも多く、ひとつひとつじっくり読むと郡上八幡の町についても詳しく知ることができますよ。
写真:下川 尚子
地図を見るまた、土佐藩主山内一豊の妻「千代」は、郡上八幡城主遠藤盛数の娘であるとする説があります。この「千代」は山内一豊を内助の功で支えた女性としても有名。城内にはそんな「千代の智恵」もあちこちにありますよ。女性の方は心に刺さるかも…?
写真:下川 尚子
地図を見る郡上八幡城を訪れたら、城御朱印(来城記念証)も忘れずにいただいておきましょう。郡上八幡城の墨書きと、歴代城主の家紋の朱印。紙は岐阜県の伝統工芸品・美濃和紙を使用しており、このお城ならではのものです。
その他、四季の彩りも郡上八幡城の見どころのひとつで、毎年5月に行われる新緑まつり、11月のもみじまつりは有名。特に秋の紅葉の時期はライトアップも開催され、名所として知られます。
写真:下川 尚子
地図を見る郡上八幡城へ訪れた後は、ぜひ城下町にも足を延ばして散策を楽しみましょう。山麓の「城山公園」にはは山内一豊と千代の像もありますので、お見逃しなく!
写真:下川 尚子
地図を見る城下町にはいたるところに水路が張り巡らされ、豊富な水の恵みとともに暮らす景観が見られます。散策の休憩にぴったりなカフェやフォトジェニックなお寺などもありますので、ぜひ時間を取って散策してみてください。詳しくは関連MEMOの「水と踊りの城下町!岐阜「郡上八幡」1泊2日観光モデルコース」よりご覧ください。
住所:岐阜県郡上市八幡町柳町一の平659
電話番号:0575-67-1819
アクセス:長良川鉄道「郡上八幡駅」よりバス10分、「城下町プラザ」より徒歩約15分
2019年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
取材協力:岐阜県
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2025/2/9更新)
- 広告 -