ヨーロッパの頂上へ!スイス・ユングフラウヨッホの登山鉄道旅

ヨーロッパの頂上へ!スイス・ユングフラウヨッホの登山鉄道旅

更新日:2019/11/30 16:21

橘 凛のプロフィール写真 橘 凛 ライター、エッセイスト
スイスアルプスに詳しい方は勿論、そうでない方も、一度は耳にしたことあるのではないかと思われる「ユングフラウヨッホ」。スイス国内初の世界自然遺産認定エリアであるアレッチ氷河に含まれるユングフラウヨッホは、「ヨーロッパの屋根」と呼ばれ、スイス観光のハイライトといわれます。数多くのメディアに登場し、今もなお人々の好奇心をかきたてる、ユングフラウ展望台と登山鉄道についてご紹介します!
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地方最大の町インターラーケンから始まる登山鉄道の旅

地方最大の町インターラーケンから始まる登山鉄道の旅

写真:橘 凛

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ユングフラウヨッホがあるのは、スイスの中央部。首都ベルンの南方に広がる高地一帯はベルナーオーバーラントと呼ばれ、アレッチ氷河にアイガー・メンヒ・ユングフラウというスイス3名峰が含まれる、アルプスきっての景勝地です。トゥーン湖とブリエンツ湖の間にあるインターラーケン(Interlaken、湖の間という意味)という町は、ベルンなど都市からのアクセスも良く、この地を訪れる者の旅のスタート地点ともいえる場所です。

地方最大の町インターラーケンから始まる登山鉄道の旅

写真:橘 凛

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ユングフラウヨッホを目指すには、まずは、インターラーケン・オスト(東)駅から、濃紺に黄色のラインの車体が目を惹くベルナーオーバーラント鉄道(BOB)に乗り込みます。

前方車両がラウターブルネン(Lauterbrunnen)行き、後方車両がグリンデルワルド(Grindelwald)行きになっているので、行き先をよく確認してから乗ってください。どちらも、最終的にクライネシャイデック駅で合流します。ここから3種類の登山列車に乗り換えながら、全行程片道約2時間の車窓の旅が始まります!

地方最大の町インターラーケンから始まる登山鉄道の旅

写真:橘 凛

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登山鉄道客は、ほとんどがユングフラウ展望台を目指していることもあり、こんな可愛らしいユングフラウ鉄道乗車記念パスポートがもらえます。ちなみに、ユングフラウ(Jungfrau)とはドイツ語で「乙女、処女」を意味します。何故こんな可憐な名称なのかというと、中世の時代、インターラーケンに女子修道院があって、この一帯の土地を所有していたからという説が有力といわれています。

3つの登山列車を乗り継ぎ「ヨーロッパの屋根」を目指す!

3つの登山列車を乗り継ぎ「ヨーロッパの屋根」を目指す!

写真:橘 凛

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標高3970メートルという巨大な山アイガーが迫り出すパワフルな景色が人気の村グリンデルワルド。古くから日本人登山客に愛され、現在も日本語観光案内所がある、とても便利で親しみやすい村ですので、ここで宿を取るのもおすすめ。ここからヴェルゲンアルプ鉄道(WAB)に乗って、次の乗換駅クライネシャイデック(Kleine Scheidegg)を目指します。こちらはベースの黄色にグリーンのラインの車体の列車です。

3つの登山列車を乗り継ぎ「ヨーロッパの屋根」を目指す!

写真:橘 凛

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アイガーが望める進行方向右側の席が人気ですが、どの方面にもスイスらしいのどかな風景が広がります。写真は9月撮影ですが、ハイシーズンの夏とそれ以外の季節で大きく景色が変わります。

3つの登山列車を乗り継ぎ「ヨーロッパの屋根」を目指す!

写真:橘 凛

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クライネシャイデック駅までは、約32分間。こんな鉄橋を通ったり、スイスの登山鉄道らしい風景の連続なので、カメラのシャッターチャンスを逃さないで!

最後の登山列車ユングフラウ鉄道で展望台に到着!

最後の登山列車ユングフラウ鉄道で展望台に到着!

写真:橘 凛

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ハイキングの名所としても人気のクライネシャイデック駅に到着後、次はユングフラウ鉄道に乗り換えます。こちらは真っ赤な車体が印象的です。アルプスの岩壁と永久凍土に大胆に穴を開けて造られたユングフラウ鉄道は、ほとんどの行程がトンネルの中のため、天候に左右されないのが大きな特長。急勾配をひたすら登るこの列車は、なんと1895年から工事が始まり、16年間の長い歳月をかけて完成したという、人々の努力の結晶そのものです。

最後の登山列車ユングフラウ鉄道で展望台に到着!

写真:橘 凛

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また、2017年には新型車両が導入され、運行時間も大幅に短縮されました。過去から現代まで脈々と繋がる歴史に思いを巡らせるうちに、同じくトンネル内にある終着駅のユングフラウヨッホ駅に到着します。

ユングフラウヨッホ駅そして隣接の複合施設「トップ・オブ・ヨーロッパ」は、地下深い複雑な造りをしていて、有名なスフィンクス展望台までは高速エレベーターで上がります。地下といっても標高3454メートル、ヨーロッパで最も高い場所である展望台は標高3571メートルの位置にあるので、高山病には注意です。

最後の登山列車ユングフラウ鉄道で展望台に到着!

写真:橘 凛

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スフィンクス展望台に上がると、一気に視界が開けます。晴天の日は降り注ぐ太陽光で眩しいくらいです!建物上部のドームは天文台。大気汚染や光害の影響が少ないユングフラウヨッホは、天体観測の最適地なのです。また、建物周辺にはソーラーパネルが設置されていて発電しており、これも世界最高地点のソーラー発電施設になります。パネルは、展望台わきのテラスから眺めることが出来ますよ。

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「トップ・オブ・ヨーロッパ」で深呼吸!

「トップ・オブ・ヨーロッパ」で深呼吸!

写真:橘 凛

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360度ビューの展望台からは、眼前に迫りくるアレッチ氷河の雄大さに息をのむはず。アレッチ氷河はヨーロッパ最大の氷河で、まるで乙女の長い髪が流れるような美しい雪筋が印象的で、「ヨーロッパの屋根」という愛称も頷けます。

そして、ユングフラウヨッホはとにかく空気が綺麗。混じり気のない澄んだ空気の中での深呼吸は格別です。晴天日であれば、周囲の散策が出来るので、登山靴やスノーブーツで歩いてみましょう。標高が高い分、紫外線もとても強いので、帽子やサングラス、日焼け止めもお忘れなく!

「トップ・オブ・ヨーロッパ」で深呼吸!

写真:橘 凛

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ユングフラウヨッホは晴天でも風が強く、ときに激しいブリザードが吹き、真夏でも気温氷点下は当たり前。展望台には、本日の天候を示すボードが設置されていて、気温や風速が確認出来ます。年間通して凍えそうなほどに寒いので、雪山の格好は必須です。山の天気は変わりやすく、インターネットでライブカメラなど常に情報発信されているので、麓にいる時から小まめにチェックしましょう。

「トップ・オブ・ヨーロッパ」の充実した施設内

「トップ・オブ・ヨーロッパ」の充実した施設内

写真:橘 凛

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「トップ・オブ・ヨーロッパ」の施設内は暖房で充分に温められているので、寒さの厳しい外に長く居るのがつらくなれば、行ったり来たりして暖を取りましょう。その他、氷河の地下に造られた氷の宮殿「アイスパレス」では、年中溶けない氷の道を歩きながら、氷の彫刻をたくさん観賞出来ます。また、開通100周年を記念して制作された、ダイナミックな3Dシアター「アルパイン・センセーション」も必見!

「トップ・オブ・ヨーロッパ」の充実した施設内

写真:橘 凛

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どこかで見かけたような郵便ポストが!そう、日本の赤い郵便ポスト。これは日本とスイスの友好の証として、1993年に贈られました。1912年開局のユングフラウヨッホ山頂郵便局は、ヨーロッパで一番高いところにある郵便局です。ここから記念の絵葉書を送るのが、訪問客の楽しみのひとつです。

ちなみに、日本にも同じように、スイスの黄色いポストが贈られました。こちらは、日本で最も高いところにある郵便局である富士山五合目簡易郵便局に置かれています。

「トップ・オブ・ヨーロッパ」の充実した施設内

写真:橘 凛

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他にも、ここだけの限定品を販売しているショップ、パノラマレストランなど、高い山上にいることを忘れてしまうほど、各種充実した施設が揃っています。一日中過ごしたい方には、終電は夕刻と早いので、早朝から出かけるのがおすすめです。

<ユングフラウ鉄道の基本情報>
Rail Info Interlaken
住所:Hoeheweg 35, 3800 Interlaken
電話番号:+41-33-828-72-33

ユングフラウヨッホへ行ってみよう!

ユングフラウヨッホは、アルプスの奥座敷とも表現されるように、簡単に行ける場所ではない上に、登山鉄道のチケットも決して安くはありません。が、過去にはほんの一部の登山家しか見ることの出来なかった光景が、誰もが日帰りで往復し、感動を分かち合えるのは素晴らしいことではないでしょうか。

チケットは、関連メモの公式サイトからインターネット購入が可能です。夏場はお得なユングフラウ鉄道パスなども発行されるので、検討してみては。また、関連メモのサイトではライブカメラも見られるので、お出かけ前にぜひチェックしてくださいね!

2019年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2017/09/11 訪問

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