写真:Ise Shinkurou
地図を見る断崖・絶壁が続く大船渡市・末崎(すえざき)半島。この半島の東南約6qの海岸線が「碁石海岸」と呼ばれる国指定の名勝です。
このエリアでの散策を愉しまれる前に、まずレストハウス横にある観光案内所にお寄り下さい。そこでガイドマップを入手して頂くと便利かと思います。
写真は碁石海岸の最も奥に位置する「穴通磯(あなとおしいそ)」。海面から顔を出すこの切り立った岩は、海水の浸食により長い年月をかけて削られた3つの洞穴を持ちます。この景観がとっても素敵。海の青さに映える岩肌の美しさ、さらには荒波を打ち返す堂々とした姿をじっくりとお楽しみ下さいね。
ではもう一つの変化に富んだ海岸線をご紹介します。
写真:Ise Shinkurou
地図を見る碁石海岸のもう一つのお勧めは、深くえぐられたように聳え立つ「乱曝谷(らんぼうや)」と「雷岩」。
地殻変動とともにせり上がった地形で、このエリアの特徴をよく表しています。そして今回、「乱曝谷展望台」が新しく完成。海にせり出した展望台からは、その迫力ある景観を間近でお愉しみ頂けます。
さて皆さんは「日本の音風景100選」をご存知でしょうか?1996年、当時の環境庁(現・環境省)が、将来残したい地域特有の音を全国から選定。「オホーツク海の流氷」「善光寺の鐘」「河内音頭」等、海・祭り・産業の分野から広く選ばれています。
碁石海岸の海鳴りの音もその一つ。「雷岩」では、岸壁に打ち当る波が、浸食で出来た洞穴の空気を圧縮し音を出します。ゴロゴロ ドーンとまるで雷のような、腹に響き体を震わせる音が、この岩のネーミングの由来です。
またこの地域はウミネコの繁殖地。「ミャーオ・ミャーオ」と言う鳴き声が、波の音と共鳴し素晴らしい音風景を楽しんで頂けます。
写真:Ise Shinkurou
地図を見る先ほどまでの景観とはがらりと様子が変わる、黒砂利の浜「碁石浜」。波によって磨かれた綺麗な砂利は、まるで碁石を敷き詰めたような美しさ。
この砂利石を、囲碁用として藩主に献上した事から「碁石海岸」と呼ばれるようになったそうです。
黒砂利の上を歩くと、ザクッ・ザクッという砂利の音が何とも快く感じます。砂利石の美しさだけでなく、こちらも音を楽しんで頂ける素敵な浜です。
最後にリニューアルされた「碁石キャンプ場」をご紹介します。
写真:Ise Shinkurou
地図を見る夏遊びスポット「碁石キャンプ場」は、本格的なオートキャンプ場としてリニューアルされ、2014年夏にオープンの予定。
写真はモデルサイトですが、飯盒炊飯用の窯と水道付きシンクそして電源が各サイトに設置されとても便利。新しいシャワー施設も整備されました。
何よりお勧めは周辺の散策道!潮風にそよぐ松林を、爽やかな浜風を感じ、ウミネコの声を耳に朝の散歩。これこそ「碁石海岸」ならではの夏の遊びですよね。キャンプ場周辺の散策道から、先にご紹介した景観もお楽しみいただける最高のロケーション!癒しの空間が心も体もリフレッシュしてくれる事間違いなしですよ。
オープンの時期など詳細はメモ欄のHPよりご確認下さい。
はるか昔海底にあった海岸線。その切り立った断崖の見せる景観は何度訪れても見飽きる事がありません。さらに日本の音風景100選に選ばれている荒波の音とウミネコの鳴き声。オートキャンプ場もある「碁石海岸」は、このエリアならではの夏のレジャーを愉しむ事が出来ます。
また震災の影響で休止していた「穴通船」が小型船のみ再開しました。えびす浜(レストハウスの近くの乗り場)から穴通磯の洞門をくぐりぬけると言う、雄大な自然を楽しむアドベンチャー。船からの眺めは迫力満点です。
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(2024/12/4更新)
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