「金沢くらしの博物館」は、普段の生活や暮らしにおける伝統や文化を楽しく観賞したり体験ができる施設です。市内の中学校敷地内にありますが、気軽に入館でき、昔の着物の体験や暮らしの道具などの展示をみることができます。
1899年(明治32年)に石川県第二中学校(通称・金沢二中)として建てられた木造校舎を活用した博物館です。「三尖塔校舎(さんせんとうこうしゃ)」の愛称で市民により親しまれてきましたが、1978年(昭和53年)に金沢市民俗文化財展示館として、約2万点もの資料を所蔵しています。町家の暮らしにふれたり、戦後の生活の変化が感じられる電化製品、金沢の年中行事などに使われた品や道具などを展示しています。
ここでは一般的な昔のくらしや文化にふれられるだけではなく、金沢ならではの文化や風習にもふれることができ、小中学生はもちろん、0〜2歳など赤ちゃんも衣装や着物の着付けの体験(無料)ができます。写真撮影をして、記念にしてみるのも金沢旅行の思い出になりますね。
<金沢くらしの博物館の基本情報>
所在地:石川県金沢市飛梅町3-31 紫錦台中学校敷地内
電話番号:076-222-5740
アクセス:JR金沢駅 兼六園口よりバス、石引町バス停下車徒歩約1分
写真:Mayumi T
地図を見るこちらは出羽(でわ)町にある「石川県立歴史博物館」。周辺は緑が多く自然たっぷりで、その豊かな自然の中に赤レンガのレトロな建物三棟が建ち並んでいます。古くは陸軍兵器庫として、戦後には金沢美術工芸大学として使用されていました。現在、外観は創建時を復元、1990年には国の重要文化財に指定、翌年に日本建築学会賞を受賞しています。
写真:Mayumi T
地図を見る石川県の歴史や文化を伝える施設として様々な展示やイベントが開催されており、建築物好きな人にもおすすめです。この周辺は、加賀藩の筆頭家老"本多家"の武家屋敷が建ち並んでいたところ。多くの文化財や施設があり、「兼六園周辺文化の森」とよばれています。
三棟の館内は無料と有料部分がありますが、子ども連れで訪れるなら中央の建物がおすすめ。子ども向けにわかりやすい展示がされていたり、昔のくらしの様子を見ながら実際に道具などにふれたりできます。
写真:Mayumi T
地図を見るこのレンガ棟第1〜3棟のうち、第2棟の1Fにはジオラマの展示や石川県に関するクイズ、2Fには昔の暮らしの展示、また衣裳を借りて前田利家公やお松の方に扮し、撮影ができる無料のフォトスポットがあります。無料で衣装の着付けをしてもらえ、金沢城などの画像を背景に持参のカメラで写真が撮れます。衣裳着用体験は一グループでお一人のみですが、親子で楽しめますよ。
<石川県立歴史博物館の基本情報>
所在地:石川県金沢市出羽町3-1
電話番号:076-262-3236
アクセス:JR金沢駅 兼六園口よりバス、出羽町バス停下車徒歩約5分
写真:Mayumi T
地図を見る「石川県観光物産館」は伝統工芸品などが販売されている商業施設です。金沢、石川の伝統工芸がお手頃な料金で体験できる一画があるのでおすすめ。和菓子の手づくり体験など様々な体験が楽しめます。
写真:Mayumi T
地図を見る必要な道具や材料は準備されていますので、手ぶらで大丈夫!季節によって作る和菓子の種類も違いますが、短時間で3つの和菓子が体験できます。
すでに色を付けたもの(餡)が準備されています。丸めたり平たくしたり、どのように作っていくのかはその都度職人さんの詳しい説明がありますので、あっという間に和菓子が出来上がっていきますよ。
写真:Mayumi T
地図を見る出来上がった和菓子三つと、職人さんが作った和菓子一つを持ち帰ることができます。金沢の老舗和菓子店の職人さんから直接教えてもらえますので貴重な体験!この和菓子作りの他にも様々な体験ができますよ。
・加賀八幡起上り手描き体験
・砂彫りガラス体験
・金箔貼り体験
・小さな締太鼓づくり体験
・お抹茶の自服体験
料金などは公式サイトでご確認くださいね。サイトから予約もできます。
<石川県観光物産館の基本情報>
所在地:石川県金沢市兼六町2-20
電話番号:076-222-7788
アクセス:JR金沢駅 兼六園口よりバス、広坂・21世紀美術館バス停下車徒歩約10分
写真:Mayumi T
地図を見る「金沢市足軽資料館」は長町武家屋敷跡に位置するスポットです。江戸時代、市内には下級武士である足軽の屋敷がいくつかあったのですが、平成9年に武家屋敷跡に二棟が移築され、加賀藩の足軽の当時の屋敷、茶の間や台所といった生活の場を知ることができます。
写真:Mayumi T
地図を見るこちらの写真は"座敷"。お客様を接待するのに使われる部屋で、現代でいうところの"客間"や"応接間"。足軽が住んでいた建物とはいえ、広めで立派なお客様をもてなす部屋があったことを知ることができます。
このように当時の足軽の暮らしの様子がわかりやすく、親子で昔や現代の暮らしを思い起こしながら館内を巡ってみても良いですね。藩士に関する屋敷や展示は国内の他の地にもありますが、足軽に関する建造物や展示はとても貴重。入館無料ですので観賞してみてくださいね。
写真:Mayumi T
地図を見る部屋数も多く、見応えがあります。茶の間のほか、各用途に合わせた数々の部屋の様子、トイレまでもが再現されており、大人ももちろん楽しめます。
<金沢市足軽資料館の基本情報>
所在地:石川県金沢市長町1-9-3
電話番号:076-263-3640
アクセス:JR金沢駅 兼六園口よりバス、香林坊バス停下車徒歩約5分
写真:Mayumi T
地図を見る現代アートの展示で知られている「金沢21世紀美術館」。その建築は"街に開かれた美術館"ともいわれ、公園のように気軽に立ち寄ってほしい、というコンセプトの美術館です。イベントが開催されたり、見応えのある恒久展示作品を鑑賞できたりとたくさんの人が訪れています。子ども向けのイベントもよく開催されていますので、公式サイトでチェックしてみてくださいね。
写真:Mayumi T
地図を見る美術館の屋外にも多くの作品が展示されています。こちらの写真は周辺を訪れると見えてきますが、色の三原色であるシアン、マゼンタ、イエローのガラスの壁が、一点を中心に渦巻き状のパビリオンをつくりだしている作品です。中央には光源があり、日没から夜明けの時間帯には灯台のように光っています。この他にも屋外には多くの作品が展示されていますよ。どんな作品があるのか、親子で探してみてくださいね!
オラファー・エリアソン《カラー・アクティヴィティ・ハウス》2010(C)2010 Olafur Eliasson
写真:Mayumi T
地図を見るレアンドロ・エルリッヒ《スイミング・プール》は常に人気の作品。現在は地上、地下部分ともに有料となっていますが、地上と地下とで訪れた人同士が交流できる作品です。ぜひ親子で楽しんでみてくださいね。
レアンドロ・エルリッヒ《スイミング・プール》2004(C)
<金沢21世紀美術館の基本情報>
所在地:石川県金沢市広坂1丁目2-1
電話番号:076-220-2800
アクセス:JR金沢駅 兼六園口よりバス、広坂・21世紀美術館バス停下車徒歩約5分
ご紹介の博物館などの文化施設は、金沢市内で利用できるお得な共通観覧券が使える場合もありますので、詳細は公式サイトなどでご確認ください。
子ども連れの旅行の場合、何かと荷物が多いこともあり車の方が便利なのもありますよね。高速自動車道から金沢市内中心部へ車で訪れる場合は場所にもよりますが、だいたい北陸自動車道 金沢西ICより約20分、金沢東ICより約20分、金沢森本ICより約25分です。市内中心部には有料の駐車場やコインパーキングは点在していますので、効率よく巡ってみてくださいね。
2020年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2025/2/6更新)
- 広告 -