写真:かのえ かな
地図を見る戦後間もなく創業した老舗のことり。店内は地元客や観光客のほか、数十年ぶりに来店したという根強いファンでにぎわいます。レトロな看板に木枠の引き戸など、昭和にタイムスリップした気分にさせてくれる店構えです。
写真:かのえ かな
地図を見るこぢんまりとした店内には、テーブル席と座敷席があります。テーブルの上には七味唐辛子。メニューは、600円の鍋焼きうどんと300円(1皿2個)のいなりずしの2点のみです。いなりずしは1個(150円)ずつの注文もできます。
席に着いたら即注文。お目当ての鍋焼きうどんと、お好みでいなりずしを頼みましょう。
写真:かのえ かな
地図を見る注文が終わったら、すぐにいなりずしが提供されます。女性のにぎりこぶしくらいの大きさの三角形のいなりずしで、1個でも食べごたえがあります。
写真:かのえ かな
地図を見る中には、ほんのりと甘味と酸味が感じられる酢飯が入っています。刻んだにんじんが良いアクセントです。
写真:かのえ かな
地図を見るいよいよ名物・鍋焼きうどんの到着です。注文した品が全部そろったら、そのままテーブルで清算します。食事を待つ間にお金を用意しておくとスムーズでおすすめ。
アルミ製の鍋に入った鍋焼きうどんは蓋付き、受け皿の上にのってやって来ます。レンゲもアルミ製です。
写真:かのえ かな
地図を見る蓋をあけると、たっぷりのうどんに刻みネギ、ナルト、刻んだ油揚げ、甘辛く炊いた牛肉、そしてだし巻き卵のような練り物が入っています。
ところで、なぜ松山の鍋焼きうどんはアルミの鍋に入っているのでしょうか?諸説として、「冷めにくいので最後までアツアツで食べられる」「土鍋と比べたら耐久性が高い」ことがあげられます。
戦後の日本は復興に向けて、誰もがせわしなく動き回っていた時代です。そんな時期に創業したことりでは、多少雑に扱っても問題ないアルミの鍋で鍋焼きうどんを作り、速い回転で少しでも多くの方に食事を提供したという背景がうかがえます。
昭和のレトロな見た目が魅力的な鍋焼きうどんですが、実は合理的な食事でもあるのです。
写真:かのえ かな
地図を見るうどんはコシがある讃岐うどんと比べると柔らかく、フカフカとした食感。お出汁は甘めで、関西風と比べるとやや濃いめです。
アルミのレンゲで食べていると少しずつ熱が伝わってきて、徐々に持ち手の先端を持たないといけなくなるのですが、そこもまた松山の鍋焼きうどんの魅力。最後のひと口まで冷めることなく、ハフハフしながら楽しめます。
写真:かのえ かな
地図を見ることりがあるのは、松山を代表する商店街・銀天街。松山東警察署 大街道交番のそばです。松山市駅から銀天街に入り、大街道駅方面に歩くと10分ほどでアクセスできます。
写真:かのえ かな
地図を見る大街道からも徒歩約10分でアクセスできます。大街道商店街を通り抜け、銀天街に入り、右手にある細い路地を歩いたら到着です。ことりがある一帯は、どこも昭和の香りが残る風景でノスタルジックな旅が楽しめますよ。
写真:かのえ かな
地図を見ることりは14時までの営業なので、ぜひランチに訪ねましょう。レトロな見た目とやさしい味わいが堪能できる、ことりの鍋焼きうどん。戦後間もない激動の昭和から愛され続けている松山のソウルフードをぜひ、味わってみてくださいね!
住所:愛媛県松山市湊町3丁目7-2
電話番号:089-921-3003
営業時間:10:00〜14:00(無くなり次第終了)
定休日:水曜日(不定休あり)
駐車場:徒歩約2分の場所にコインパーキング(タイムズ松山湊町)あり
アクセス:松山市駅、大街道停留所からそれぞれ徒歩約10分
2019年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事を書いたナビゲーター
かのえ かな
鉄道で気ままに旅をして、全国のいろんな駅を訪ねるのが好きな、ひとり旅愛好家です。学生時代に駅弁屋でアルバイトをしており、お客さんの旅話を聞いているうちに、鉄道旅に興味を持つようになりました。旅先での主…
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