スペイン・初めてのサンティアゴ巡礼はサリアから100kmがおすすめ!

スペイン・初めてのサンティアゴ巡礼はサリアから100kmがおすすめ!

更新日:2019/12/01 14:57

木村 岳人のプロフィール写真 木村 岳人 フリーライター
スペインの西の果て「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」を目指して歩くサンティアゴ巡礼。現在、最も多くの人々が歩いているルート「フランス人の道」は全長約800kmにも及ぶ世界遺産の巡礼路です。

その道のりをすべて歩くとなると約1ヶ月かかりますが、それだけの日数を確保するのはなかなか難しいもの。そこで、初めてのサンティアゴ巡礼ではサンティアゴまで約100kmの「サリア」から歩くことをオススメします。
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中世からの歴史を持つ巡礼の町「サリア」

中世からの歴史を持つ巡礼の町「サリア」

写真:木村 岳人

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ピレネー山脈のフランス側の町「サン=ジャン=ピエ=ド=ポール」から始まる「フランス人の道」は、スペイン北部の内陸部を横断し、カスティーリャ・イ・レオン州からセブレイロ峠を越えてガリシア州へと入り「サリア」に到着します。

サリアはガリシア州の巡礼路沿いでは比較的大きな町でありアクセスは良好。サンティアゴからバスでルーゴ県の県都であるルーゴまで行き、そこでサリア行きのバスに乗り換えることで辿り着きます。

昔ながらの風情を残す旧市街の目抜き通りにはアルベルゲと呼ばれる巡礼宿が建ち並び、まさに巡礼の町といった雰囲気。通り沿いのサンタ・マリナ教会ではサンティアゴ巡礼に不可欠な巡礼手帳も入手可能です。

中世からの歴史を持つ巡礼の町「サリア」

写真:木村 岳人

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サリアは12世紀にレオン国王のアルフォンソ9世が開いた町で、以降はサンティアゴ巡礼の拠点のひとつとして機能していました。1230年にはアルフォンソ9世がサンティアゴ巡礼へと旅立ち、その道中にこのサリアで亡くなったと伝わります。

中世からの町なだけあってサリアには歴史的な建造物が多く、旧市街の坂道を上り詰めたところにはロマネスク様式のサンサルバドル教会が建っています。また町の出口には13世紀に創建されたかつての救護院であるマグダレナ修道院がたたずんでおり、サンティアゴへと出発する巡礼者を見守っています。

多くの人々が歩く、賑やかで楽しい巡礼路

多くの人々が歩く、賑やかで楽しい巡礼路

写真:木村 岳人

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サリアからサンティアゴまでの正確な距離は111km。早めのペースで4日間、のんびりペースで5日間の道のりです。ルート上にはモホンと呼ばれる道標や巡礼路を示す黄色い矢印のマークも多く、道迷いの心配はありません。

多くの人々が歩く、賑やかで楽しい巡礼路

写真:木村 岳人

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「フランス人の道」はヨーロッパのみならず世界中からの巡礼者が歩いているのですが、サリアからの区間は学生の旅行やレクリエーションとして定着しているようで、特に若いスペイン人のグループが目立ちます。

巡礼者たちは思い思いにおしゃべりをしたり、歌を歌ったりと実に賑やか。視界には常に巡礼者の姿があるので、一人でも心細くなることがありません。また万が一、ケガなどのトラブルに遭遇した時にも助けを求めることができて安心です。

歩きやすく清々しい森林の道を行く

歩きやすく清々しい森林の道を行く

写真:木村 岳人

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「フランス人の道」は開けた麦畑やブドウ畑の中を通っており、全体的に直射日光を遮るものがなく、強烈な紫外線と暑さに悩まされがちです。しかしながら、サリアからの区間は森林地帯を歩くことが多く、比較的涼しいのが特徴です。雨が多く緑の豊かなガリシア地方ならではの巡礼路といえるでしょう。

またこの区間はアップダウンがそれほど多くなく、おおむね平坦で歩きやすいのも初めてのサンティアゴ巡礼にはピッタリです。町と町の区間も短めなので、途中で小休止を挟みながら歩くことが可能です。ウォーキングにあまり慣れていない人であっても無理なく歩き通すことができるでしょう。

歩きやすく清々しい森林の道を行く

写真:木村 岳人

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巡礼路沿いには伝統的な集落や礼拝堂、石橋などの古いものも数多く残っています。中世の頃より変わらない、昔ながらの風景を満喫することができます。

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ガリシアならではの風景と名物を楽しもう

ガリシアならではの風景と名物を楽しもう

写真:木村 岳人

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サリアからの巡礼路沿いでは、奥行きが薄い小さな祠のような建物をよく目にします。これはオレオと呼ばれるガリシア地方特有の高床式倉庫で、トウモロコシやジャガイモを貯蔵する穀物庫として使われています。石積で築かれた家屋と相まって、ガリシア地方ならではの集落景観が今に残されています。

ガリシアならではの風景と名物を楽しもう

写真:木村 岳人

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サリアとサンティアゴの中間地点に位置する町「メリデ」はプルポ(タコ)が名物。通りに沿ってプルペリア(タコ料理店)が並んでおり、海産物が豊富なガリシア地方ならではの風景を目にすることができます。

ガーリック風味のオリーブオイルとパプリカ粉で味付けされたプルポは、サクサクとまるで白身魚のように噛み切れ、なおかつジューシー。これを食べるために巡礼路を歩いても良いくらいのおいしさです。

サリアから歩けば「巡礼証明書」を発行してもらえる!

サリアから歩けば「巡礼証明書」を発行してもらえる!

写真:木村 岳人

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遥々歩いてきた巡礼者たちが大聖堂の尖塔を見て歓喜の声を上げたとされる「モンテ・ド・ゴゾ(歓喜の丘)」から急坂を下ると、ついにサンティアゴ・デ・コンポステーラに到着です。雄大な大聖堂のファサードを見上げながら、達成感を噛み締めましょう。

サンティアゴに到着したらまずは大聖堂に礼拝し、それから忘れず「巡礼事務所」へ赴きましょう。そこで巡礼手帳を見せて手続きをすることで、「コンポステーラ(巡礼証明書)」を発行してもらうことができます。

サリアから歩けば「巡礼証明書」を発行してもらえる!

写真:木村 岳人

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この巡礼証明書が発行される条件は、100km以上歩いてサンティアゴに到達すること(自転車の場合は200km)。すなわちサリアはこの条件をピッタリ満たすスタート地点であり、それこそがサリアから歩き始める人が多い最大の理由です。

まさにこの区間は、サンティアゴ巡礼をしてみたいけど長期の日数が取れない、あるいは試しに数日歩いてみたいという人にうってつけと言えるでしょう。まずはこのルートを歩いてみて、もっと歩いてみたいと思ったらより長距離の区間にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

サリアの基本情報

住所:Sarria, Lugo, Spain
アクセス:サンティアゴ・デ・コンポステーラからバスで約2時間、ルーゴでサリア行きのバスに乗り換えて約40分

2019年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。

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