写真:市川 芽久美
地図を見る南米・アンデス地方にある、スペイン統治時代につくられた大農園/荘園(アシエンダ)。現在その多くが、当時のお屋敷や建物はそのままに、ホテルやレストランとして改装され、様々なアクティビティーと併せて素敵な滞在先の1つになっています。
今回ご紹介する「アシエンダ・ラス・クエバス・テラ・ロッジ(Hacienda Las Cuevas Terra Lodge)」も、牛や馬を飼育する広大な土地を所有する昔ながらの農園の中にありますが、宿泊施設はなんと、自然の巨大な岩をアレンジして造られたとってもユニークな建築。
写真:市川 芽久美
地図を見る生茂る木々の中に突如として現れるこちらのロッジ、入り口に到着するとまるで妖精の家に到着したかのような雰囲気に驚きます。
小高い丘の頂上にドーナツ状に突き出た巨大岩、それを洞窟の様にくり抜いて、客室やレストランをつくっています。しかも二層(二階)建て。ドーナツ状の真ん中は、上手く中庭に利用しています。
写真:市川 芽久美
地図を見るロッジの入り口から洞窟の廊下を通り、レセプションへ。装飾は、モダンなデザインの中に、70年前に使われていた農具やオーナーが使っていた古いベッドなどが織り混ぜられ、そのセンス良さにも驚きます。
写真:市川 芽久美
地図を見るこちらのロッジの構想は、このアシエンダのオーナーのアロバロ・バスタマンテ・カルデナス(ALVARO BUSTAMANTE CARDENAS)氏によるものです。1992年、69歳でこの世を去るまで、このロッジに住み、自然界とのハーモニーを大切にしながら、自然と人間の共存を表現したというこちらのロッジを作り上げました。
山の頂上から突き出た岩が空へ繋がるイメージで、屋上には自然を重んじる教会もあり、スピリチュアルスポットにもなっています。
写真:市川 芽久美
地図を見る現在は、アロバロ氏の家族が、彼の精神を受け継ぎながらこのロッジを経営しています。
レストランと暖炉をおいたサロンは、いずれも温かな雰囲気で、アルバロ氏を模した人形や、彼の歴史がわかる本などが飾られています。
写真:市川 芽久美
地図を見るアーチ状の天井を持つ縦長なお部屋には、ベッド、バスやトイレといった基本的な設備の他に、外へと繋がるテラス、リビングセット、そして暖炉がついていおり、こちらもほっこりとするとても温かな雰囲気です。
写真:市川 芽久美
地図を見る洞窟の特徴を生かして、客室以外にもチーズの熟成庫、ワイン貯蔵庫があります。こちらをレストランでも提供しているのですが、オプションのアクティビティーとして、チーズやワインティスティングも開催されています。
写真:市川 芽久美
地図を見るアクティビティーは、その他にも、フレッシュチーズ作り、洞窟の岩を使った蝋燭作りなどなど、こちらのアシエンダならではの体験も豊富に用意されています。
写真:市川 芽久美
地図を見る勿論、乳搾り、乗馬、など広大な農地内を探索するアクティビティーも豊富。敷地内には滝もあり、短時間の散策から、2−3時間かけてのトレッキングまで、希望に併せてアレンジしてもらえます。野生の鹿やウサギなどもひょっこり姿を現してくれるんですよ。
写真:市川 芽久美
地図を見る食事は、朝・夕食付き、または朝・昼・夕食のフルボードから選択可能。プリフィクスコースになっており、季節ごとメニューを変えています。
写真:市川 芽久美
地図を見る洞窟スタイルのロッジですが、レストランは、大きな窓で覆われ、朝食時は清々しい朝日が差し込む中でいただけます。
写真:市川 芽久美
地図を見るそうそう、こちらのロッジ、洞窟の中の一部屋は、宿泊者が利用出来るジャグジーのお風呂になっているんですよ。
キト市内にも多くのホテルがありますが、ユニークな滞在をご希望の方は是非、こちらのアシエンダ・ラス・クエバス・テラ・ロッジを選択してみてはいかがでしょうか。空港からも近く、深夜到着・早朝出発の空港便を利用される方にも便利です。自然とのハーモニーでリラックス効果も抜群です。
2020年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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この記事を書いたナビゲーター
市川 芽久美
「旅行」に関係する仕事をやれるだけやってみようと思い、日本とヨーロッパの旅行会社、航空会社、旅行業界誌、旅行展示会と経験してきました。その中で、日本人にとって、潜在的な魅力がまだまだあると感じた中南米…
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