写真:吉田 彩緒莉
地図を見る話題のタラートロッファイ(鉄道市場)をはじめ、開発が進み、話題のスポットが増え始めたラチャダピセーク通りにあるMRTホイクワン駅が「ナトーンレストラン(Nathong Restaurant)」への玄関口。そこからトゥクトゥクで向かいます。
他のエリアからタクシーでも行けますが、初めて行く人にはとても分かりづらい場所にあり、全く違うエリアから来ると、タクシーの運転手さんがわからないことも。「じゃあGrabやUberで!」と思う方もいるかもしれませんが、ディナーに行く場合は、やめておいた方が無難です。渋滞の悪評高いラチャダピセーク通りを通る必要があり、17時から20時は大変な渋滞に巻き込まれます。
駅にいるトゥクトゥクはほとんど100バーツと言ってきますが、それ以上値切っても行ってくれません。ここの店に行くトゥクトゥクの運転手さんは、なぜか適正価格で話しかけてくることがほとんどなので、信用して乗車しましょう。スムーズにいけば10分程度で到着です。
「ここが巨大レストラン?」と思うほど、外見はごく普通のレストランですが、お客さんが次から次へと吸い込まれていく様子は、やはりただものではない様子。
提供元:ナトーンレストラン
http://www.nathong.com/入った瞬間呆然・・・そこには水上に浮かぶように造られた巨大ステージと、一度にお客さんが入ったら1000人以上は余裕で座れるであろう水上テラス席が、ステージと池を囲んでいます。屋内席を入れたら一体何人集客できるのでしょう?現実離れしすぎているせいか、思わず笑いがこみあげてくる広さです。
午前11時30分から営業している店なので、空いている時間に行きたい人は、だらだらテラスで昼酒するのも、いいかもしれません。バンコクでプチリゾート気分が味わえますよ!
「ナトーンレストラン」がこの地で営業を始めたのはなんと1984年!当時のバンコクではこんなにも巨大でエンターテインメント性のあるレストランは、とても珍しかったのではないでしょうか。目まぐるし勢いで開発が進むバンコクは、いくら人気があるレストランでも気が付いたら工事中になり、数年後はコンドミニアムやショッピングコンプレックスになっていることも多いのです。そんな情勢に耐え、営業していてくれるのが何ともうれしいではありませんか!
当時のバンコクの経済状態でこのレストランに足を運べたのは、タイの富裕層、華僑の富裕層の方のみ。しかし、そんな舌の肥えた人々に鍛えられ、育ったこの店はどれもこれもびっくりするほど美味しい料理ばかり。もちろん今もタイ人利用が多いですが、中華料理もあるので中国人の姿も。
写真:吉田 彩緒莉
地図を見るしかしこのレストランが人であふれるのはやはり夜!ステージがきらびやかな光に照らされます。・・・おしゃれというよりはひと昔前の演出ですが、古き良きバンコクを知っている人は郷愁を感じると思います。ステージ脇から入り口のあるエリアまで、水上テラス席にびっしりと人が入り、食事をしている光景はある意味とても壮観。水際のテラスの席はとても人気があるので予約時に「水際のテラス席を」と英語・またはタイ語で伝えましょうね。
エアコンの効いた屋内の部屋もあります。タイ人は家族のお祝いごとや会社の集まりで使用するようですが、よほど暑い時期以外は、水辺のテラス席でタイ人と一緒にわいわい楽しみたいもの。時にステージ上では、タイ人気歌手のミニ・コンサートが開催されます。運よくそんな日にぶつかったら、食事をしながら白熱するタイ人の盛り上がりを観察できて楽しいですよ。
写真:吉田 彩緒莉
地図を見る国籍問わず、家族や仲の良い友達、会社の飲み会利用が多いらしく一皿の量がとても多いので1人〜2人で旅行している人は、注文する際ご注意を!
この料理はカキのオムレツ「オースワン」。この料理は店によって作り方や味、口当たりが異なります。牡蠣と卵と、とろみ付けに片栗粉が加わる料理ですが、あまりにも片栗粉が多いとドロドロで、油が多いと「お好み焼き」のようになりがち。ここのオースワンは片栗粉少な目、卵が半熟でふんわり、牡蠣もぷりぷりの食感を残したベストな焼き具合。当たりはずれが多い料理で、ここまで決めてくれる料理人がいる店に出合えるのはうれしいですね。
写真:吉田 彩緒莉
地図を見るプラーガポンというスズキの仲間の胃袋を使ったスープ。「えっ?魚の胃袋?」と聞くと食べるのをためらいますが、からりと揚げてありスープに浸していただくと、不思議な食感。何よりコクのある辛いスープが止まりません。暑い季節でもすいすいいただけます。
写真:吉田 彩緒莉
地図を見る小さなホタテの身を蒸した料理。こちらは中華べースなので、辛い物が苦手な人でも美味しくいただけます。ちなみに料理はタイ料理、中華料理、シーフードがメイン。生け簀があり常に新鮮な食材で料理してくれるので、新鮮なシーフードが楽しめます。日本人とみると「お寿司ありますよ」なんて言われることも。タイ人にも寿司は大人気なので、数年前にメニューに加えたそうですよ。
写真:吉田 彩緒莉
地図を見るナトーンレストランには、料理や飲み物の質問にきちんと応えられ、団体客と、少人数の客の席を離してくれくれるような細やかな心遣いができるスタッフがたくさんいます。これだけの巨大レストランでオーダーミスも滅多にありません。従業員に対する教育が行き届いていることは、タイでは珍しいことです。
また、タイではワインがとても高額ですが、このレストランでは600バーツ(2019年10月のレートで2000円)程度からあります。お酒の持ち込みも低額(種類により異なるため料金は直接お尋ねください)でOKなので、お気に入りのお酒を持ち込むのも良いでしょう。ワインを頼まずビールをタワー(3リットル!)で注文し、タイ料理5,6品注文すると3,4人ならお腹いっぱい。それで全額2000バーツ程度(2019年10月のレートで7000円)なので、物価がどんどん上がっている今のバンコクにおいてはかなりお安いレストランに数えられると思いまます。
もちろん豪華なシーフードをガンガン注文した場合は高額になるのでご注意を!
住所:569/1 Prachauthit RD Samsennok Huaykwang BKK 10320
電話番号:+66-2691-0641-5
アクセス:MRTホイクワン(Huaykwang)から駅トゥクトゥクで約10分
2019年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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