写真:土庄 雄平
地図を見る東京・赤坂にある「乃木神社」は、神話の神様を祀る一般的な神社と違って、英雄を讃えるために建てられた数少ない神社の一つ。祀られているのは、明治期の英雄として名高い乃木希典と、その妻・静子夫人です。乃木希典の名前は、日本史を習った方ならば、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
かつて日清・日露戦争で活躍した陸軍大将で、武勲もさることながら、日露戦争で降伏したロシア兵にも寛大な措置を取ったとして、国際的に著名な人物です。明治天皇の崩御の後、夫婦ともに自刃しており、乃木邸があったこの地に祀られることになりました。
写真:土庄 雄平
地図を見る軍人としての活躍のみならず、乃木希典は、第10代学習院長として迪宮裕仁親王(昭和天皇)の教育係を務めたこともあり、その生前の活躍から”文武両道”の象徴として、また夫婦で天皇への忠誠を貫いた”夫婦和合”の象徴として崇められています。
そんな乃木神社ですが、現在若者を中心に大変人気を集めています。一つには乃木坂46の聖地ということと、もう一つには今回紹介する可愛いお守りの存在です。
写真:土庄 雄平
地図を見る乃木希典の激動の人生を30年にもわたり内助の功として支え、最期を迎えるときまで寄り添い続けた静子夫人。いかなるときも夫婦一緒に人生を歩んだ乃木希典・静子夫人は、理想の夫婦のカタチ。そこから着想を得たお守りが、今回紹介する「よりそひ守」。
“新郎の紋服”と“新婦の白無垢”をモチーフとした二つで一つのお守りです。礼服ならではの神聖さや、新しい門出が伝わる見た目、そして手のひらに収まるサイズと可愛いデザインが、SNSを通じて広まり、瞬く間に若い世代から人気を獲得しました。
写真:土庄 雄平
地図を見るお守りには「これから夫婦となる2人が、末永くよりそっていただくように」と願いが込められています。大切な人と一緒に、神社へ参拝して夫婦円満を祈り、そしてこのお守りを購入すれば、きっと一生の思い出になること間違いなし!
最近は購入したお守りをDIYして、家や結婚式の受付に飾るのも話題を呼んでいます。あまりの人気ぶりに奉製(礼を尽くし心を込めてつくること)が間に合わず、売り切れてしまうこともあるため、訪れる前に神社へ電話して購入できるか事前確認するのがオススメです。
写真:土庄 雄平
地図を見る乃木神社の参拝の傍ら、隣にある旧乃木邸への立ち寄りもオススメ!生前、乃木希典が暮らしていた邸宅で、希典の死後、彼の遺言によって東京へ寄付され、公園として管理されています。現在は5月・9月・11月のうち数日間、限定公開されるのみで、通常時は建物の中に入ることはできませんが、外観や庭園について常に見学することが可能!
東京の都会の一等地に、緑に囲まれた空間が広がり、静寂に包まれています。この地の歴史について学びながら、ゆったりと心落ち着く時間を過ごすことができるので、神社参拝後、ぜひ訪れてみて下さいね。
写真:土庄 雄平
地図を見る夫婦和合の象徴として、今ひそかに人気を誇っている「乃木神社」。夫婦そろって人生を終え、神様として祀られている神社は、全国でも稀有。夫婦ともに自刃というのは、大変ショッキングではありますが、彼らなりに貫いた夫婦の絆の証と言えるでしょう。
そんな夫婦和合をカタチにした「よりそひ守」。ぜひ大切な人と一緒に、夫婦円満を祈って手に取り、大切に家へ飾りたいですね。新婚以外に、既に結婚して長い方も、初心に帰って購入してみるのも良いかもしれません!
住所:東京都港区赤坂8-11-27
電話番号:03-3478-3001
アクセス:東京メトロ乃木坂駅より徒歩5分
2019年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/19更新)
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