写真:乾口 達司
地図を見る兵庫県立美術館は兵庫県神戸市にある美術館。摩耶埠頭周辺を再開発して誕生した「HAT神戸」の中心的な施設で、2002年にオープンしました。収蔵品は7000点以上。小磯良平や金山平三といった兵庫県ゆかりの作家の作品が常設展として観覧できるほか、特別展も定期的にもよおされています。
写真:乾口 達司
地図を見る建物は建築家の安藤忠雄によって設計されています。写真は地下と地上とをつなぐ螺旋階段を撮影したものですが、こういった趣向からも、建物自体が単なる作品の展示スペースではなくアート作品となっているといえるでしょう。
写真:乾口 達司
地図を見る螺旋階段を上から見下ろした写真。美術館にある印象的な螺旋階段といえば、ジュゼッペ・モモが設計したヴァチカン美術館の螺旋階段を思い起こす方も多いでしょうが、それを兵庫県立美術館で見られるなんて、嬉しいですね。
写真:乾口 達司
地図を見る先にご紹介したように、兵庫県立美術館の魅力は何も館内の展示スペースにだけあるわけではありません。たとえば、こちらのオブジェ。「青いリンゴ」と呼ばれている作品で、直径2.5メートルの球体。「海のデッキ」と呼ばれる3階の屋外部分に設置されています。
写真:乾口 達司
地図を見る作者は兵庫県立美術館を設計した安藤忠雄。老境に達してなお青春について語ったアメリカの詩人サミュエル・ウルマンの詩から着想した作品で、成熟よりも未熟、未完成であり続けることの大切さをモチーフにしています。
写真:乾口 達司
地図を見る美術館の南側には「大階段」と呼ばれる階段状のスペースが設けられています。そこに屹立しているのが、写真のオブジェ。現代美術作家ヤノベケンジによって製作された作品で、作品名は「サン・シスター」。その後、愛称の公募がおこなわれ、いまでは愛称の「なぎさ」の方が神戸市民には親しまれているのではないでしょうか。
高さは6メートルもあり、近くから見上げると迫力がありますよ。
写真:乾口 達司
地図を見るこちらは今村輝久の作品「不在の中のかたち26」。
こういったアート作品があちらこちらにあるので、美術館の内外を探索してみましょう。
写真:乾口 達司
地図を見る美術館から北にのびる道路は「ミュージアムロード」と呼ばれており、北進すると、王子動物園へといたります。
写真:乾口 達司
地図を見るそのミュージアムロードに突如出現するのが、こちらの作品。西宮市在住の芸術家・椿昇の作品で「PEASE CRACKER」と呼ばれています。全長約8メートル、高さ4メートルもある大作ですが、そのあざやかな色彩と謎めいた造型が見るものに強烈なインパクトを与えます。
写真:乾口 達司
地図を見る美術館の南側はもう海。といっても、倉庫が立ち並び、阪神高速5号湾岸線が走る光景は風光明媚といった表現とはおよそかけ離れていますが、そのぶん、港町・神戸ならではの雰囲気を伝えています。
付近はなぎさ公園と呼ばれており、ご覧のように遊歩道も設置されています。アート作品を堪能した後は、気分転換に海沿いを散策してみてはいかがでしょうか。
兵庫県立近代美術館とその周辺地区がいかに魅力に富んだところであるか、おわかりいただけたでしょうか。今回、ご紹介した作品はいずれも入館料を必要としないフリースペースに展示されているため、自由に見てまわることができますよ。兵庫県立近代美術館でさまざまなアートをご堪能ください。
住所:兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1丁目1番1号
電話番号:078-262-0901
アクセス:JR灘駅より徒歩約10分
※今回ご紹介した屋外展示の作品は、無料で鑑賞できます。
2023年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2025/2/12更新)
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