ロープウェイで“青空樹氷”の世界へ!岐阜「富士見台高原」が絶景

ロープウェイで“青空樹氷”の世界へ!岐阜「富士見台高原」が絶景

更新日:2019/12/24 17:16

土庄 雄平のプロフィール写真 土庄 雄平 日本深掘りサイクリスト、樹氷を愛する登山家、B級グルメ探訪家
三つの日本アルプスのうち、中央アルプス最南端の百名山・恵那山。たおやかな山容が特徴的で、中山道のシンボルとなる名山ですが、実はその恵那山の周囲こそ知られざる絶景登山スポット。中でも「富士見台高原」は樹氷が美しいことが有名で、冬にも多くの登山愛好家が訪れます。スキー場・ヘブンスそのはらのロープウェイで標高を手軽に稼ぐことができ、その先には雪稜や青空樹氷など、息を呑むほど美しい雪山の世界が広がります。
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南信州の知られざる名峰たち「阿智セブンサミット」

南信州の知られざる名峰たち「阿智セブンサミット」

写真:土庄 雄平

登山愛好家の手引きとして日本百名山が有名ですが、それ以外にも日本各地には多くの名山が存在します。長野県の南端・阿智村に位置する「阿智セブンサミット」も、その例外ではありません。百名山の一角・恵那山を筆頭に、360度の展望が魅力の"大川入山"や、登山家・深田久弥が最後に登った"蛇峠山"、そして今回紹介する「富士見台高原」など個性豊かな山がひしめき、マニアな登山愛好家から人気を集めています。

南信州の知られざる名峰たち「阿智セブンサミット」

写真:土庄 雄平

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その中で「富士見台高原」は、恵那山に隣接する緩やかな丘陵状のピーク。気候条件が整えば、名前の如く富士山を遠望できることで知られます。そんな「富士見台高原」の旬は、冬(12月〜3月)!なぜなら稜線の笹原が雪に覆われて、白銀世界へ変わり、樹氷と青空の息を呑むほど美しいコントラストが待っているから。

富士見台高原ロープウェイで標高1400mへ!目の前には純白の恵那山

富士見台高原ロープウェイで標高1400mへ!目の前には純白の恵那山

写真:土庄 雄平

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岐阜県中津川市から中央道で恵那山トンネルを越えて、園原ICからすぐのところに位置するスキー場・ヘブンスそのはら。冬は多くのスキー客で賑わい、雪がない時期には、春の花桃や夏の星空など、四季折々美しい自然に出会える場所です。運が良ければカモシカの出会えることも!

富士見台高原ロープウェイで標高1400mへ!目の前には純白の恵那山

写真:土庄 雄平

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今回紹介する「富士見台高原」は、ヘブンスそのはらのロープウェイを乗り継ぐことで、冬季でも簡単にアプローチすることができます。富士見台高原ロープウェイを降りた後、2度ほどリフトを経由すれば、標高1400mの展望台へ!上りきると遠目には、南アルプスの峰々を望むことができ、スタートから既に絶景が広がります。

富士見台高原ロープウェイで標高1400mへ!目の前には純白の恵那山

写真:土庄 雄平

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展望台の裏手から登山道が始まります。程なく林道へ合流するので、あとは雪の積もった林道を進んでいきましょう。その途中、後ろを振り返れば、雪化粧をした恵那山が!青空と雪景色の対比、たおやかな女性的な稜線美に思わず見入ってしまいますね。

カラマツの樹氷と青空のコラボが美しい!「富士見台高原」の本領

カラマツの樹氷と青空のコラボが美しい!「富士見台高原」の本領

写真:土庄 雄平

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林道を進み、少しずつ標高を上げていきます。雪が深い場合は、少し体力が必要かもしれません。予め雪量が多いと想定されるときは、ヘブンスそのはらでスノーシュー(雪上歩行を容易にする道具)をレンタルしているので、利用してみると良いでしょう。

なお、ヘブンスそのはらでは、スノーシューやスノーブーツなど一式を貸してくれるほか、スノーシューツアーも行っているため、初めての方はご利用をお勧めします。(関連MEMOご参照)

カラマツの樹氷と青空のコラボが美しい!「富士見台高原」の本領

写真:土庄 雄平

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林道から富士見台高原の山頂までは片道1時間半〜2時間半程。途中、あまり展望は開けていませんが、気候条件が整うとカラマツの樹氷林が広がります。一つ一つ存在感のある巨木が真っ白に染まり、太陽の光に照らし出される光景は、声も出ないほどの絶景!

カラマツの樹氷と青空のコラボが美しい!「富士見台高原」の本領

写真:土庄 雄平

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特に青空との樹氷の色彩の鮮やかなコントラスト。そして幾重にも重なる繊細な雪枝。雪山でしか見られない圧倒的に美しい景色の連続!ハードルが高いと思われがちな雪山ですが、一歩踏み出せば、そこには筆舌に尽くしがたいほど綺麗な白銀世界が待っているのです。

なお樹氷が見られるのは、12月〜3月の急激に冷え込んだ午前中。青空とのコラボは翌日が晴れないと見られないため、事前に天気をよく確認しておくことをお勧めします。

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神坂小屋を越えて!「富士見台高原」白銀世界を堪能

神坂小屋を越えて!「富士見台高原」白銀世界を堪能

写真:土庄 雄平

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徒歩1時間〜1時間半で、神坂峠へ到着です。ここから山頂までは、登山道へ戻ります。冬季は閉鎖していますが、山荘・萬岳荘の横を登っていけば、次第に展望が開けてきます。これは森林限界と言って、高木が生えない標高のこと。富士見台高原付近では、標高1400m辺りがその境界線です。

森林限界付近では、樹氷の木々が点在し、どこか物語の世界を彷彿とさせる幻想的な風景が見られます。富士見台では数種類の樹氷を見ることができるのもポイント!景色にアクセントを与えてくれますね。

神坂小屋を越えて!「富士見台高原」白銀世界を堪能

写真:土庄 雄平

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そして山小屋である「神坂小屋」を越えるとラストスパート!雪の稜線を登り切ると、360度の大展望が広がります。南アルプスや中央アルプスなどの白銀の峰々、中津川方面の町、そして背後には雄大な恵那山がどっしりと座ります。西斜面には樹氷原が広がり、存在感抜群の山容です。

林道からゴールの山頂まで、雪山の情趣が詰まった「富士見台高原」の雪山登山。感動と達成感、その両方を思いっきり感じることができるはず!

神坂小屋を越えて!「富士見台高原」白銀世界を堪能

写真:土庄 雄平

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帰りには山小屋で一息ついていくのがオススメ!実は、地元の高校生たちが2014年に建てたという山小屋は、中に入ると驚くほど温かく、快適です。お昼ご飯を屋内で頂き、山小屋付近の樹氷も十分に満喫したら、帰路へ着きましょう。

ロープウェイの最終時間は16時半なので、遅くともリフトに16時には到着したいところ。時間は十分ありますが、逃さないよう注意してくださいね!また下山後には、近くにある南信州最大の温泉郷「昼神温泉」への立ち寄りがオススメです。

雪山の美しさを堪能!阿智セブンサミット「富士見台高原」

雪山の美しさを堪能!阿智セブンサミット「富士見台高原」

写真:土庄 雄平

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青空樹氷や雪原の風景、そして白銀のパノラマなど、雪山の美しい世界を堪能できる「富士見台高原」。閉ざされているという印象が強い雪山ですが、スキー場からロープウェイ・リフトを経由することで、とても簡単にアクセスできます。

防水防寒のハードシェルや、雪山専用の靴が必要なので、少しハードルが高いですが、スキー場・ヘブンスそのはらでも両方ともレンタルをしており、ツアーも含めてパッケージとなったプランもあるので安心です。

雪山の美しさを堪能!阿智セブンサミット「富士見台高原」

写真:土庄 雄平

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スキーやスノーボードとはまた違う、冬を堪能するスポーツ。それこそ「雪山登山」!そして今回紹介した「富士見台高原」は、その入門にもってこいの名山です。ぜひ、一度見たら忘れられないほど美しい白銀世界へ、一歩足を踏み出してみてくださいね。

富士見台高原の基本情報

住所:長野県下伊那郡阿智村智里3731-4
電話番号:0265-44-2311(ヘブンスそのはら)
アクセス:東名高速道路・小牧JCTから園原ICまで車で1時間、園原ICから車で15分

※備考
・スノーシューの携行をオススメします。また冬山の稜線は風が一段と寒いため、防寒着には余裕を持っておくと良いでしょう。※ヘブンスそのはらでレンタルあり
・スニーカーでは冬山は登れません。防水性能をもったトレッキングシューズを持参しましょう。※ヘブンスそのはらでレンタルあり
・12月中旬以降、急激に冷えた翌日に、登山を行うと樹氷が見れる確率が上がります。

2019年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2019/01/26 訪問

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