写真:小野 雅子
地図を見る年末年始にロンドンを訪れると、クリスマスが終わり大晦日や新年になってもクリスマスツリーが飾られたままの光景に出迎えられます。奇妙に感じるかもしれませんが、これはクリスマスデーから十二夜まではツリーを飾っておく伝統から。それにイギリスでは門松やしめ縄に匹敵するお正月用デコレーションはなく、クリスマスの飾りつけに囲まれて新年を祝うんですよ!
写真:小野 雅子
地図を見る繁華街のイルミネーションも、ツリーと同じく1月第1週まで続いている大通りが殆ど。中でもイチオシは、ピカデリーサーカスからオックスフォードサーカスに続くリージェント通り。白亜の建物が弓なりに連なり普段でも美しい光景ですが、さらにイルミが華を添えて美しいヴィジュアルに!他にもカーナビーストリートやボンドストリートなど、毎年大人気のイルミ名所を堪能してくださいね。
<リージェント通りの基本情報>
住所:Regent Street, London W1
アクセス:ピカデリーサーカス駅かオックスフォードサーカス駅を出てすぐ
写真:小野 雅子
地図を見る各デパートやブティックの工夫を凝らしたウィンドウも見もの。特に英国らしいセンスを愛でたいならばリバティやフォートナム&メイソンの高級デパート、バーバリーのような老舗ブランドがお勧めです。
写真:小野 雅子
地図を見るクリスマスから新年にかけての期間限定イベントも、1月初旬まで開催される施設が目白押しです。代表的なのがハイドパークの大規模な移動遊園地ウィンターワンダーランドで、入場だけなら無料というのもあり毎年大盛況。2020年は1月5日まで開催していますので、お散歩がてら楽しんでみましょう。
写真:小野 雅子
地図を見る移動遊園地としては世界最大という高さ70メートルもある観覧車のほか、本格的なジェットコースターにフリーフォールと絶叫マシンも沢山。もちろん幼児でも安心な乗り物や玩具を当てるゲーム、人気キャラを配したアイスショー、野外スケートリンクなど仮設とは思えないほど大きなスケールで展開しています。
写真:小野 雅子
地図を見る場内にはドイツ風シャレー型クリスマスマーケットもあり、可愛い雑貨やアクセが並んでいます。それに屋台でのフード&ドリンクも大充実!熱々のソーセージにスパイスの効いた仄かな甘みのホットワインやビールもぴったりだし、甘党さんにはチュロスやクレープにココアもいいですね。
開催期間中、12月25日以外は毎日午前10時から午後10時まで営業。しかし週末はもちろん平日でも午後5時以降は非常に混み合うため、出来れば平日の午後3時か4時までには入場しておくのがベストです。
<ウィンターワンダーランドの基本情報>
住所:Winter Wonderland, Hyde Park, London W2 2UH
電話:+44-20-8233-5400
アクセス:ハイドパークコーナー駅、グリーンパーク駅、マーブルアーチ駅から徒歩約5分
写真:小野 雅子
地図を見るイギリスでは12月25日と26日の2日間は祝日。とりわけ25日は商業施設や博物館を含めレジャー施設がのきなみ休業となるだけでなく、バス・電車などの公共交通機関も1日中運休です。
活発に観光したい場合は25日も催行している日帰りバスツアーやテムズ川クルーズがありますので、旅行会社に相談してみましょう。またウェストミンスター寺院やセントポール大聖堂を始めとする各教会ではクリスマスのミサや聖歌隊の合唱が行われ、この日ならではの厳かな雰囲気を味わえます。
写真:小野 雅子
地図を見る静謐なクリスマス・デーが終わったら、翌日からは一斉にセール開始です。バスや地下鉄も運行が再開し、街中は朝から晩まで大賑わい。ハロッズに代表される人気百貨店も高級ブティックも、12月26日から多くの商品が割引き価格になります。
<ハロッズの基本情報>
住所:87-135 Brompton Rd, London SW1X 7XL
電話:+44-20-7730-1234
アクセス:ナイツブリッジ駅から徒歩2分
写真:小野 雅子
地図を見るまたロンドンに2つある巨大ショッピングモール、ウェストフィールドもお勧め。屋内型だから天候が変わりやすい冬のロンドンで大いに重宝します。
<ウェストフィールド・ロンドンの基本情報>
住所:Ariel Way, Shepherd’s Bush, London W12 7GF
電話:+44-20-3371-2300
アクセス:シェファーズブッシュ駅から徒歩1分
<ウェストフィールド・ストラトフォードの基本情報>
住所:Olympic Park, Montfichet Rd, London E20 1EJ
電話:+44-20-8221-7300
アクセス:ストラトフォード駅から徒歩1分
大晦日にロンドンで行われる大きなイベントは、テムズ川での大花火。花火会場へのチケットは例年、売り出し開始後またたく間にソールドアウトという人気。各テレビ局でも大晦日特番の合間に生中継をします。
街中ではトラファルガー広場などでカウントダウンしたり、パブやバーも大盛況のロンドン。この日はバスや地下鉄が終夜運行するので帰り道に困るという事はありません。ただ大晦日だけでなく常に、人混みの中ではスリにご用心を!
<大晦日テムズ川花火の基本情報>
住所:Victoria Embankment, London SW1
アクセス:ウォータールー駅から徒歩3分
写真:小野 雅子
地図を見るさてカウントダウンで飲み過ぎて二日酔いになっていなければ(笑)、元日はニューイヤーパレードに繰り出してみませんか?毎年恒例の賑やかなパレードで、趣向を凝らした扮装の人々や山車を観覧するのは一興です。
写真:小野 雅子
地図を見るパレードは1月1日の正午から。スタート地点はピカデリー通りのリッツ・ホテル周辺で、その後ピカデリーサーカス、ロウワーリージェントストリート、トラファルガー広場などを通過しパーリャメントストリートまで。ブラスバンドの軽快な音楽とともにハッピーニューイヤー!
<ニューイヤーパレードの基本情報>
住所:ルート地図は記事末MEMOの公式ウェブサイトリンクにて
電話:+44-20-3275-0190
アクセス:グリーンパーク駅やピカデリーサーカス駅などから徒歩数分
写真:小野 雅子
地図を見るロンドンは北緯51度と北海道よりも北にあるのにも関わらず、メキシコ湾流の恩恵で思ったほど寒くありません。年末年始の平均気温は最低4度〜最高9度といったところ。とはいえ市街観光を満喫するには外歩きが基本。暖かいコートや重ね着で温度調節しやすい服と、マフラーや手袋は必須です。
写真:小野 雅子
地図を見るまた使い捨てカイロは日本ほど普及していませんので、日数分を持参しておくと安心。いっぽうイギリスでは外出時にマスクを着用する習慣はありません。マスク着用の際には、周囲の人から物珍しそうに凝視される場合があるという覚悟が必要です。
写真:小野 雅子
地図を見る寒さよりも日本と大きく違うのは、冬の日照時間の短さでしょう。年末年始の頃ロンドンでの日の出は午前8時過ぎ、日没は午後4時ですから日照時間はせいぜい7時間。曇天や雨天ならば、実際には更に暗くなります。
降雨量はそれほど多くないもののシトシト雨が続く日は珍しくないので、折り畳み傘を携帯するのは基本。また意外に役立つのがポンチョで、人混みでの傘のぶつかり合いがない&バックパックなどの荷物が濡れないという利点があります。
きらきら煌めくイルミネーションに彩られた、ロンドンの年末年始。慣習や天候など何かと違いがありますが、やはり華やかで特別な時季です。以上のお勧めイベント&スポットをご参考にして、素晴らしい思い出を作ってくださいね!
2019年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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