福江空港は1963年に長崎県五島列島最大の島・福江島に開港した空の玄関です。福江市が市町村合併により五島市となった約10年後の2014年3月、愛称が「五島つばき空港」となりました。現在では正式名称の福江空港の他に五島福江空港とも呼び、ターミナルにも表記があります(写真)。2019年現在長崎空港(ORC)便と福岡空港(ORCとANA)便が運航中。離着陸で福江市街上空を飛ぶ事もあります。
空港ターミナルビルは2階建てで、屋上は展望デッキ(写真)になっています。展望デッキから滑走路側はフェンスが低いので撮影しやすいほか、見通しが良い時には福江島中心部の山々が見えます。
ターミナルビルから滑走路と反対側に見える山は、五島のシンボル「鬼岳(おんだけ)」。頂上付近は全面が芝生に覆われた流線形を描く火山です。また福江空港がよく見える場所もあり、鬼岳から飛行機を撮影する航空ファンもいます。
ターミナルビル2階、保管検査場の隣にあるレストラン「カメリア」は空港唯一のレストランです。窓側の座席からは写真の様に滑走路や駐機場を見ながら食事が可能。また電源コンセント付の座席もあります。
カメリアのメニューは有名な五島うどんもありますが、うどん以外では五島牛焼肉重、五島豚とんかつ定食(写真)など五島地方で育った牛や豚を使ったものがあっておすすめ。またドリンクやアイスクリームも揃っているので、搭乗前以外に福江島の観光途中で立ち寄っての飲食にも最適です。
<レストランカメリアの基本情報>
電話番号:0959-72-4388
営業時間:9:00〜18:30
ターミナルビル2階にある福江空港売店には、福江島をはじめとして五島地方の土産がいっぱいです。まず五島といえば細麺、島の特産である椿油を塗って熟成する五島うどん(写真)でしょう。旅行者の好みや量に応じて購入することをすすめます。
五島では茶葉の栽培も行われています。五島産の茶葉とヤブ椿の葉を発酵させて作られたのが椿茶。写真左は五島のメーカー・椿乃(つばきの)の椿茶、中央は同じくグリーンティー五島製造・五島七岳ファームが販売する椿茶です。飲んだことがない旅行者はお試しサイズから。また椿茶は美容に良い飲み物としても知られていますので、特に女性におすすめです。
五島の椿をイメージした土産にキャンドルはいかがでしょうか。売店では島に多い真っ赤な「ヤブ椿」のほか、白い椿や白いふちがある椿などの3種類があります。約2時間燃焼し、水にも浮きます。
五島で有名な菓子といえば、さつまいもを薄く切って干した「かんころ」を餅に混ぜてついた「かんころもち」という餅菓子があります。真鳥餅店が製造するかんころ餅(写真)は、九州産の上質な食感のもち米と国産のさつまいもを使用。特にさつまいもは熱に強く体の調子を整えるビタミンC、消化器系の働きを高める食物繊維が豊富。ストレスで気力や食欲がない時に味わってほしいです。
五島近海は真サバの漁場でもあります。そんなおいしいサバを味わい、持ち帰りたい旅行者には、真サバを独自の酢に浅く漬け込んだ、鬼鯖鮨(写真左)とあぶり鬼鯖鮨(写真右)の2種類がおすすめ。鬼鯖鮨は北海道の白板昆布を使用して味を出し、あぶり鬼鯖鮨は1本ずつサバの表面をあぶっています。なお名前の鬼は空港近くにある鬼岳に由来します。
福江空港売店には五島地方の天然塩も販売中。「自然工房 匠の釜」が製造する「溶岩塩」は、福江島南部の鎧瀬(あぶんぜ)溶岩海岸の海水100%から、昔ながらの直火焚きの平釜を使って製造した自然海塩です。
工程で出来る塩のうち、一番最初に出来る「一番塩(写真左)」はほとんど苦みのない塩、「焼塩(写真中央)」は平釜で出来る塩を焼いたサラサラの塩、「粗塩(写真右)」は出来上がった溶岩塩をふるいにかけた塩です。旅行者の味の好みに合わせて、選んでみてはいかがでしょうか。
<福江空港売店の基本情報>
電話番号:0959-72-3401
営業時間:9:10〜18:35
住所: 長崎県五島市上大津町2183番地
電話番号:0959-72-7311(福江空港ターミナルビル株式会社)
営業時間:8:30〜18:30
アクセス:福江港よりバスで約10分
2019年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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