写真:Naoyuki 金井
地図を見るスタイリッシュでオシャレな都会的な神社が増えている中、港区虎ノ門にある「金刀比羅宮」は、アーバンシュラインの先駆け的存在。
東京メトロ銀座線虎ノ門駅から徒歩1分という超都会の神社で、ビルの真下に建つ鳥居を見るだけでも想像に難くないでしょう。
写真:Naoyuki 金井
地図を見るビルの下に延びた参道を進むと、スタイリッシュとは対照的な鳥居に目を奪われます。銅製の鳥居は江戸時代末期に建立されたものなので、ある意味当時ではスタイリッシュと言えたかもしれません。
見所は左右の柱に四方を護ると言われる四獣の彫刻が施されていることで、東は青龍、西は白虎、南は朱雀、北は玄武の霊鳥霊獣です。
港区指定有形文化財・建造物として指定され、とても珍しい鳥居なので一見の価値がありますよ。
写真:Naoyuki 金井
地図を見る江戸時代、讃岐国(現・香川県)の丸亀藩主であった京極氏が、江戸の藩邸に故郷の神様である金刀比羅宮を勧請したのが始まりで、その後、現在の地に遷座されたのです。
現在の社殿は、日本最初の建築史家で明治神宮や平安神宮、さらに築地本願寺など主要な創建神社を手がけた伊東忠太氏の設計校閲によるもの。日本古来の建築技法が使われており東京都選定歴史的建造物に指定されています。
ビルの谷間ながらビルに負けない存在感を放っているのは、その歴史的な背景によるものかもしれませんね。
写真:Naoyuki 金井
地図を見る金刀比羅宮を参拝したら、いよいよ縁結びの祈願をいたしましょう。
縁結びのパワースポットは、社殿に向かって右側の「結(むすび)神社」です。
「結神社」の創建は不詳ですが、明治時代の観光ガイドブック“新撰東京名所図会”には、江戸時代から良縁を祈願する女性で賑わっていたと書かれています。
縁結びの聖地は出雲大社ですが、とても遠くて行けない江戸の女性たちにとっては、ここが縁結びの聖地だったのです。
写真:Naoyuki 金井
地図を見る当時の女性たちは切った自分の髪や分身に見立てた折り紙などを樹木等に結わいたそうです。
「物を結ぶ」ことが「縁を結ぶ」につながると考えて、祈願の真心を表した乙女チックな祈願だったのです。
写真:Naoyuki 金井
地図を見るそして、そんな江戸時代の乙女チックな縁結び祈願の風習が令和の時代に蘇ったのです。
写真:Naoyuki 金井
地図を見るその方法は、まず社務所でお守りと赤い紐がセットになった「良縁祈願セット」を頂くことから始まります。
写真:Naoyuki 金井
地図を見る良縁祈願セットをゲットしたなら「結神社」に向かい、御守りとセットになった“赤い紐”に良縁を祈願して横にある台に結びつけます。
写真:Naoyuki 金井
地図を見るそして神社に向かってもう一度良縁を祈願します。
二拝二拍手一拝の作法できっとあなたの願いも届くはずです。知る人ぞ知る縁結びの聖地で、良い人に巡り会いましょうね。
住所:東京都港区虎ノ門1-2-7
電話番号:03-3501-9355
アクセス:銀座線虎ノ門駅より徒歩1分
2020年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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この記事を書いたナビゲーター
Naoyuki 金井
首都圏の神社を中心に小さな歴史絵巻を集めているジンジャーハンター。パワースポットのみならずサブカルやグルメなど、ニッチでギークな旅を紹介しています。皆様の旅にレアな彩を添えられれば、この上ない喜びです…
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(2025/2/18更新)
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