写真:土庄 雄平
地図を見る山形県尾花沢の山間部に位置する「銀山温泉」。かつて、この地には延沢銀山があり、銀の産出地として栄え、その鉱夫が発見したことから歴史がスタートし、知る人ぞ知る名湯として認知されるようになりました。しかし江戸時代、銀山の閉山にあたって、温泉街への方向転換が行われ、その際の名残が今まで受け継がれています。
温泉街自体はこぢんまりとしているものの、木造多層の洋風旅館が軒を連ねる景観は見応え抜群!特に冬の季節には、雪と温泉街のコラボレーションが美しいと話題で、多くの観光客が銀山温泉を訪れます。
写真:土庄 雄平
地図を見る特に日没後には、温泉街のレトロな旅館と、銀山川両岸のガス灯にポツポツと明かりが灯り、周囲に添えられた雪や、旅館の随所に凝らされた意匠が暗闇から浮かび上がります。
建物が大きく、窓が多い旅館が数多く立ち並ぶ「銀山温泉」ならではの風景と言えるでしょう。
さながら、旅館の佇まいは黄色やオレンジ色が織り成すパッチワークのようですね!
写真:土庄 雄平
地図を見るそんな夜の銀山温泉のフォトスポットを3つほどご紹介します。
まず白銀橋からみる温泉街がオススメ!緩やかにカーブを描く銀山川、その両岸に風情ある旅館が立ち並び、温泉らしい湯気が立ち込めるシーンは、銀山温泉を代表する風景です。
橋を渡ってすぐのところにある足湯で寛ぎながら、温泉街の風景を楽しむのも一興!
写真:土庄 雄平
地図を見るまた旅館一つ一つの旅館が見応えがある点も、銀山温泉の特徴です。
特に温泉街の奥側に位置する老舗「能登屋旅館」は国の登録文化財に指定された立派な建物が魅力ですが、明かりが灯ると、温かな光に照らし出され、そのレトロな情緒が一層高まります。
写真:土庄 雄平
地図を見るそして最後に、銀山温泉を代表する景観が、温泉街の奥三つ目の橋から眺める銀山温泉の景観でしょう!
銀山川の両側に多層建築の旅館が並び、橋の上にはガス灯の優しい光。そして奥の山肌には、暗闇の中で雪景色が浮かび上がります。少し立ち込める湯気も温泉街らしさを演出し、まるで大正時代にタイムスリップしたような風景を見せてくれますよ!
写真:土庄 雄平
地図を見る以上のように、冬の夜に訪れれば、大正ロマンと秘湯らしさが漂う絶景に出会える「銀山温泉」ですが、実は朝の風景もまた違った趣があるため、ぜひ満喫したいところ。そのため、銀山温泉を訪れる際には、あらかじめ旅館の予約をお忘れなく!
多くの旅館は、宿泊する月の2ヶ月前から予約開始ですが、冬シーズンの土日祝日はすぐに埋まってしまうので要注意です。特に貸切風呂を有している宿は激戦必至!
写真:土庄 雄平
地図を見る宿に泊まれば、夜と朝の銀山温泉を思いっきり満喫できます。旅館で朝食を終えて、外へ出ると青空に映える銀山温泉の温泉街の風景が!レトロで温かみのある夜とは対照的に、鮮やかで爽快な雪景色です。
その中でぜひ眺めたいのが、旅館の屋根に積もった雪を落とす風景。真っ白な雪が温泉街へ落とされ、雪粉となって舞う情景は、思わず見入ってしまいます。冬の東北においては日常風景であるものの、旅人にとっては旅情くすぐられるワンシーンです!
写真:土庄 雄平
地図を見るまたぜひ足を運んで欲しいのが、温泉街の奥にある白銀公園。温泉街の外れから雪道へと変わり、奥にある白銀の滝まで散策することができます。ピリッと張りつめた気温が心地よく、静かな秘湯温泉の朝に、滝の音が添えられて趣抜群!
温泉街からほんの5分歩くだけで、自然に心洗われる時間が満喫できるので、ぜひ朝の散策を楽しんでくださいね。運が良ければ、氷瀑が見られるかも!?
写真:土庄 雄平
地図を見る誰もが一度は行きたいと憧れる山形の秘湯「銀山温泉」。冬にこの場所を訪れれば、大正ロマン漂う景観と雪景色の唯一無二のコラボを楽しむことができます。もちろん一番の見所は、見応え抜群の旅館やガス灯に灯がともる夜のですが、実は早朝もまた違った趣を有しており、訪れるなら両方見たいところ。
ぜひこの冬、夜も朝もゆったりと情緒抜群な銀山温泉を楽しむ大人の旅行計画を立ててみてはいかがでしょうか?
住所:山形県尾花沢市大字銀山新畑
電話番号:0237-28-3933
アクセス:尾花沢ICから車で30分
2019年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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この記事を書いたナビゲーター
土庄 雄平
1993年生まれ、愛知県豊田市出身、同志社大学文学部卒。第二新卒を経験後、メーカー営業職とトラベルライターを両立。現在は、IT企業に勤務しながら、自然や暮らしに一歩踏み込む、情報発信に精を出す。山岳雑…
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