写真:土庄 雄平
地図を見る東北を縦に走る奥羽山脈の一角の「蔵王」。宮城県と山形県を隔てる標高約1800mの山塊です。日本百名山に認定されており、登山愛好家が一度は憧れる山なのですが、山頂付近まで道路が開通しているため、一般の観光客も簡単に登頂することができます。小釜が代表的な風景です。
写真:土庄 雄平
地図を見るそんな蔵王の旬のシーズンは冬!なぜなら山麓にたくさんのスキー場が営まれており、冬は最高のゲレンデに変わるから。また日本でも数える程しか、その姿を見ることができない巨大樹氷(アイスモンスター)も見られるため、スキー客以外にも多くの人が訪れます。山形側に蔵王温泉もあることで、絶景→温泉という最高の贅沢が楽しめる点も人気の理由ですね!
写真:土庄 雄平
地図を見る前述したように、一大観光地の蔵王ですが、その南東部・宮城側の山麓に一つだけポツンと離れて佇むのが今回紹介する「蔵王キツネ村」。6種・約250頭のキツネを飼育する日本最大級のキツネ専門の動物園で、蔵王の穴場観光スポットとして知られています。
写真:土庄 雄平
地図を見るアクセスですが、宮城側からは白石ICより車で30分、山形側からはいったん山形自動車道で蔵王の北側から白石ICまで迂回する必要があります。バスなどを利用して訪れるのも不可能ではないですが、基本的に車でアクセスするのがベターでしょう。
まず到着するなり、いきなり待ち構えるのはゴリラ!?(笑)はじめから漂うB級スポット感が堪らないですね!
写真:土庄 雄平
地図を見るそれでは門をくぐれば、いよいよ「蔵王キツネ村」へ入園です。ここでは総数250匹のうち、約100匹ほどが放し飼いされており、自由に歩き回りながらキツネを観察することが可能!雪の上をテクテクと歩いたり、お昼寝をしたり、友達同士で戯れ合ったりと、キツネの様々な表情を見ることができますよ。
なお通常、野生のキツネはエキノコックスに感染している可能性が高いのですが、蔵王キツネ村のキツネは全て人工繁殖した個体であり、園内の定期清掃も欠かさずに行っているため、感染の心配はありません。また、キツネに手を出すと100%噛まれるため、触れ合わないように注意が必要です。
写真:土庄 雄平
地図を見るそんな蔵王キツネ村ですが、ベストシーズンは冬!なぜなら、夏にはほっそりしているキツネの毛並みが"モフモフ"の状態と変化するから。そして、キツネは基本的に夜行性のため、園を訪れれば、まずボールのようにまん丸に丸まって眠るキツネの姿が目に飛び込んできます。はじめから、その可愛さに心を射抜かれてしまうこと間違いなし!
写真:土庄 雄平
地図を見る中には天使のような寝顔を見せてくれる子も!寒さが厳しい冬でも、自らのモフモフな毛を布団代わりに、スヤスヤ気持ち良さそうに眠るキツネの姿は、いつまでも眺めていたくなる癒しの風景です。見てるこっちも思わず笑顔になってしまいますね。
写真:土庄 雄平
地図を見るまた一方で、個々に丸まるのではなく、お互いを温め合っているキツネたちも!兄弟か家族でしょうか?厳しい環境下で、支え合って暮らしているのが伝わってくるワンシーンです。上から温めてもらっているキツネは、ぬくぬく気持ち良さそう!
写真:土庄 雄平
地図を見る上のように、ありのままのキツネの姿を観賞できる点が、この蔵王キツネ村の醍醐味ですが、寝顔以外にも様々な表情を見ることが可能です。
例えば、寝ている最中のあくびの表情!(笑)近くを歩いている時にはピクリともしないのに、いきなり大きなお口を開けて、だらけた表情を見せてくれます。
写真:土庄 雄平
地図を見るまた園内の中央部には餌やり専用デッキがあり、100円で購入して餌やりを行うことができます。餌を投げようとした瞬間、つぶらな瞳でこっちをじっと見つづける子ギツネが!そんな可愛いすぎる表情をされたら、餌をあげずにはいられませんね。
写真:土庄 雄平
地図を見るまた一方で、キツネ社会は力のある者がモノを言う弱肉恐縮の社会!餌やりでも身体が大きいキツネが、他のキツネがゲットした餌を奪い取ることもしばしば。
そして、なわばり合戦も常に起こり、その過程で喧嘩のシーンも見ることができます。さっきまで朗らかな寝顔だったのが一変!高い声を出して互いを威嚇し合う姿は、生きる必死さを伝えてくれます。
写真:土庄 雄平
地図を見る宮城県・南蔵王に位置する「蔵王キツネ村」。普段野生では触れ合えないキツネ達を身近に観察できる稀有な動物園です。
園内を歩けば、キツネ達の可愛らしい姿を至るところで見ることが可能ですが、特に毛並みがモフモフとなる冬季には、まるでボールのように丸まって、まるで天使のような寝顔を見ることができます。またその一方で、生きるのに必死な生存競争の世界が垣間見られることも!
この冬、キツネと触れ合うプレミアムな体験をしに、宮城県「蔵王キツネ村」を訪れてみてはいかがでしょうか?
住所:宮城県白石市福岡八宮川原子11-3
営業時間:9時〜16時半
休館日:水曜日
電話番号:白石ICから車で30分
※入園の際の注意事項
・入口付近は立ち止まらないようにお願いします。
・キツネに触ってはいけません。
・通路以外は立ち入り禁止です。
・キツネのエサやりは、専用エサ場で専用のエサを使用してください。
・落とし物にご注意ください。
・キツネにエサを持っていると勘違いされないようご注意ください。
・場内の座り込みは禁止です。
2019年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/11/11更新)
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