写真:吉田 彩緒莉
地図を見るタリンバー(ta-ling bar)はバンコクのド・ローカルエリア「ワンラン市場」にあるレストラン。「bar」と名乗っていますが名乗るほどお酒の種類はありません。料理の数からいってもどちらかといえばレストラでは?と言いたくなるようなお店です。とはいえ美味しく、ローカル価格のタイ料理をつまみにビールやウイスキーを絶景と共にいただける素晴らしいレストランです。
写真:吉田 彩緒莉
地図を見るワンランの船着き場はワットポーの船着き場であるターティアンや、王宮の船着き場であるターチャンから4バーツの渡し船で渡る「ワンラン」エリアにあります。ターティアンからだと「ワットラカン」というお寺の前の広場に着くので、ワットポーを背にしてひたすら右へ。
ターチャンからだと「ワンラン」に着くので、船着き場のショッピングエリア「ワンランプラザ」を出て、ワンタン市場をひたすら左へ進みます。どちらも徒歩5分ほどで到着。
この立地を文で分かるバンコクに詳しい方は「絶対、リバーサイドの最高の立地!」とお分かりのはず。そう。暁の寺ことワットアルンと王宮が一度に見える最高の立地なのです。
写真:吉田 彩緒莉
地図を見るランチ時間帯の12:00から深夜24:00まで営業しているタリンバー。バンコクリバーサイドレストランの中では飛びぬけて安いので、学生や王宮周辺の公務員、軍関係者、近所に勤める会社員などが日常づかいしています。川が間近に迫る1階席は地元の人に人気。そして、2階席のテラスが影を作ってくれるランチタイムは1階席の方がお勧めです。
写真:吉田 彩緒莉
地図を見る2階のチャオプラヤー川に突き出したテラス席。洗練されたおしゃれさはなくレトロな雰囲気の中に、有名彫刻のレプリカや謎のオブジェ、観葉植物が飾られています。進化を続けるバンコクで、そのローカルさがかえって新鮮です。
写真:吉田 彩緒莉
地図を見る2階席は少し高みからチャオプラヤー川対岸の寺院群のライトアップが見渡せ、川風がとても心地よい空間。いつも来店しているタイ人は、なぜか寺院側には座らず、会話に集中しています。
写真:吉田 彩緒莉
地図を見る他のリバーサイドレストランは自撮り棒付きのスマートフォンを持った観光客で、絶景シートは奪われてしまいますが、タリンバーはいつ来ても、夜景の一番きれいな席に座れる確率が高く「ローカルレストランって本当にいいなあ」と感じることでしょう。
王宮と暁の寺の夜景が同時に見ることができ、これだけ静かでのんびりできるレストランはかなり稀少。お客さんがほぼタイ人というのも「タイに来ているなあ!」と旅情に浸れます。
写真:吉田 彩緒莉
地図を見るチャオプラヤー川沿いで王宮や暁の寺の夜景が見えるというと、当然、観光客価格で高額というレストランが大多数。特に暁の寺の夜景が見えるレストランは「えっ?材料はあの食堂と同じなのに?」というタイ料理が、ローカル食堂の3倍する場合もあります。景色料だとして諦めている方が多いと思いますが、タリンバーを知ってしまうと、もう行けなくなるかも。
タリンバーの値段が安い理由は立地にもあります。グルメなタイ人がわざわざやってくる「ワンラン市場」沿いにあるため、ほかのお店も美味しい上に衝撃的な値段の安さのため、景色だけで値段を吊り上げるわけにもいかないのでしょう。同じバンコクなのにサイアムの普通のレストランのほぼ半額で美味しい料理が食べられるなんて最高です。
トムヤムクンは2〜3人前たっぷりと入って120バーツほど(2019年12月現在430円)。店ごとに味が違うこのスープを「酸っぱくて苦手」と決めつけている人も多いのでは?この店のトムヤムクンはココナッツミルクと海老味噌が入っていて、こってり濃厚。苦手な人にこそ飲んでいただきたい!きっとトムヤムクンに対する苦手意識が変わりますよ。
写真:吉田 彩緒莉
地図を見るタイに来たら絶対外せない空心菜炒め「パックブンファイデーン」。ニンニクが効いていてビールが進みます!
写真:吉田 彩緒莉
地図を見る豚の素揚げ「ムートー」。カリカリに揚げた店もありますが、この店はジューシーに仕上げてあります。お店のおすすめメニューなので、ぜひお試しあれ。
写真:吉田 彩緒莉
地図を見る夕食の時間は、大型ディナー客船が行きかい、そのライトの美しさがチャオプラヤー川に彩りを加えてくれます。寺院の夜景が見たくてディナークルーズを選ぶ人には申し訳ないのですが、チャオプラヤー川クルーズのハイライトはやはり暁の寺と王宮!一瞬で通り過ぎてしまうより、腰を落ち着けて見た方がお得に感じてしまいます。
最先端のおしゃれさは全くなく、ひなびたリバーサイドレストランですが、日々進化し観光化するバンコクにおいて、これだけのどかで、安く、まったりとバンコクで一番人気のあるスポットの夜景が眺められるレストランはありません。
とはいえバンコクには寺院の夜景だけではなく、素敵な川景色が楽しめる上に、タイ人が「美味しい!」と太鼓判を押すリバーサイドレストランが数多くあります!文末の関連MEMOからお読みくださいね。
住所:336/9 Soi Wat Rakang, Arun Amarin Road | Bangkok Noi, Bangkok 10700
電話番号:+66-81-984-6382
アクセス:ワンラン船着き場から徒歩5分
2019年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事の関連MEMO
この記事を書いたナビゲーター
吉田 彩緒莉
貧乏なのに、贅沢したい!そんな理由から日本よりホテルの価格が安いタイのホテルにはまり、タイのホテルをメインに記事を書くホテル専門家です。タイを含め海外で泊まったホテルは200軒以上。今も仕事で通いつづ…
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