写真:藤谷 ぽきお
地図を見るふもと旅館は、黒川温泉の中心地にあり、観光案内所の役割を果たす黒川旅館組合事務所「風の舎」の駐車場からも徒歩で約5分程、昔懐かしい佇まいの旅館です。
先代の社長が昭和30年に経営不振の旅館を買収して「ふもと旅館」を創業し、現在の二代目社長はあの大人気の「入湯手形」(1,300円で黒川温泉内の温泉を三ヶ所巡ることが出来る仕組み)の仕掛け人です。
しかも驚きなのは、和室15部屋・洋室1部屋の部屋数の旅館に、9種類もの貸切風呂があること。また、黒川温泉の代名詞である野趣溢れる2つの露天風呂とふもと湯小屋には2つの石作りの内風呂など、合計13もの湯船があることです。
写真:藤谷 ぽきお
地図を見る「ふもと湯小屋」とは、本館から屋根付きの橋を渡って辿り着く、お風呂専用の離れの小屋です。女性専用の「檜風呂」と男女別の内風呂がそれぞれあります。
夜には橋がほのかなランプに照らされ、とっても風情のある情景を楽しむ事ができます。
写真:藤谷 ぽきお
地図を見るまた、旅館自体が黒川温泉を横切るように流れる田の原川沿いに建てられているので、全室から温泉が流れる川の蒸気や霧を眺めたり、対岸の野趣溢れる露天風呂の外観を楽しむ事ができます。
まず、ふもと旅館で楽しんで欲しいのは、9種類もの貸切風呂です。内6種類は、外が眺められる露天風呂となっています。特に予約は必要なく、内鍵を掛けて入浴するシステムです。
一番のおススメは圧倒的な広さ・内装・クオリティーを誇る「たち湯」です。木の温もりが感じられる作りで、障子窓を開けると雑木林の景色が入り込んできます。
写真:藤谷 ぽきお
地図を見るたち湯は、その名の通り立ったまま入ることができるお風呂です。手前から奥に進むにしたがって四段で深さが増していき、最大で150センチの深さとなります。木柱につかまるなどして足を伸ばすことができ、無理のない自然な姿勢で温泉に浸かることで、腰や膝などに負担がかからないよう工夫されています。
利用は一組30分間ですが、8〜10人は入れそうなこのお風呂を貸切で入れるなんて、とっても贅沢な気分にさせてくれます。
その他には、雑木林を眺めながら入れる野天風呂「吾の湯」「麓の湯」が2つ、岩組み・石のくり貫きなど石作りの露天風呂が3つ、檜などの木を使ったお風呂が3つあります。
写真は野天風呂の「麓の湯」ですが、こちらもゆっくりと4〜5人でも浸かれそうな贅沢な広さですね。
写真:藤谷 ぽきお
地図を見る旅館本館とふもと湯小屋・露天風呂の間を田の原川が流れていて、川を渡る為の屋根付き橋がとってもレトロな雰囲気です。浴衣がとっても似合う風情ですよ。
写真:藤谷 ぽきお
地図を見る橋から眺める田の原川と露天風呂はこんな雰囲気です。川沿いの「もみじの湯」が男性用で、雑木林の上には女性専用の「うえんの湯」があります。基本的には男女それぞれの専用風呂ですが、「もみじの湯」が21:00〜22:00の一時間だけ女性が使える時間帯となります。女性はお見逃しなく!
「もみじの湯」は川沿いにあり、流れる水の音をBGMに湯浴みを楽しめる、打たせ湯付きの露天風呂です。川を覗くことが出来る壁が作られていたり、一番奥には屋根付きの寝湯もあります。
朝・昼・夜とで印象もがらりと変わりますので、入浴可能な時間帯で何度でも入浴を楽しんでみて下さい。
写真:藤谷 ぽきお
地図を見る部屋に備え付きのアメニティーも充実しています。お風呂に持っていく様々なセットを入れる籠や浴衣の上に重ね着する上着も外気温に合わせて数種類用意されています。
写真:藤谷 ぽきお
地図を見る部屋からは田の原川と野趣溢れる露天風呂の眺めが最高ですよ。
写真:藤谷 ぽきお
地図を見る夕方からはふもと湯小屋に渡る為の橋も明かりが灯り、黒川温泉の湯気と共に雰囲気を盛り上げてくれる様子も、部屋から眺める事ができますよ。
写真:藤谷 ぽきお
地図を見る夕食には熊本県の名物でもある「肥後牛」の鍬焼きや馬刺しは必食のメニューですよね。季節の山菜料理や新鮮なコンニャク料理などの山の幸と一緒にどうぞ!
写真:藤谷 ぽきお
地図を見るまた、ふもと旅館の女将さんがアイデア豊富な方で、旅館前にスイーツ店をオープンさせるなど、女性の心を掴むのがとっても上手。夕食のデザートにも、そんなホスピタリティーがよく現れています。こんなに色鮮やかな3種の果物・3種のアイス・プリンが登場します。
写真:藤谷 ぽきお
地図を見る女将のアイデアは朝食にも現れていて、食前のドリンクとして旅館手作りのスムージーが提供されます。バナナ味がベースの青汁スムージーです。
野菜やきのこ類などの具もたくさん入った湯豆腐も提供され、朝から心も体もポカポカになれますよ。
黒川温泉は入湯手形がとっても有名ですが、ふもと温泉だけでも貸切風呂や男女別の露天風呂が15湯舟も用意されており、大満喫できますね。それでも他の旅館・ホテルの温泉も入る為に入湯手形を購入しても、ふもと旅館を中心にすれば歩いて回ることが可能です。黒川温泉では是非とも多種多様な温泉めぐりを楽しんでみて下さい。
2020年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2025/2/7更新)
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