「壺装束」が体験できるのは、表参道にあるお箸屋さんが入っている建物の2階平安衣裳・着物よそおい体験所「みやじま紅葉の賀」です。壺装束とは平安時代の高貴な姫の旅装なので、旅行中にもぴったりです。絵になるスポットが点在している宮島、壺装束の華やかな衣装が映え、良い写真もたくさん撮れるでしょう。素敵な思い出の1ページにしてください。
「みやじま紅葉の賀」があるのは、大鳥居から約3分、厳島神社からは約5分の所。アクセスも良いので、壺装束に変身したあとにすぐ宮島の代表的なスポットに行くことができます。
2階に通じる階段を上がったら、まずは受付を。散策にあたっての簡単な注意事項を確認します。受付が終われば早速装束や小物の色を選び、体験所の方が手際よく着付けてくれます。壺装束は着物とは違い、帯を締めないのでゆったりと着装できます。寒い時期は下にカーディガンやニットを着ていても着ぶくれなく装えます。
またペアで来られ、女性が壺装束を着用される場合、男性も相応しい姿になれるプランがあります。関連MEMOより詳細を確認の上、ご予約ください。
折角予定していても雨天の場合は散策できません。そんな時のために、室内で体験できるプランもあります。
壺装束とは平安時代から鎌倉時代にかけて貴族や上流武家の女性が巡礼などの旅をするときの装いです。肩に参拝者の印の赤い掛け帯を結び、市女笠をかぶります。首からはキャンディのような「掛け守」を下げます。ここにはお守りや薬を入れて歩いていました。
室内では引きずり着用する裾の長い装束ですが、外出する時には腰のところで紐を使い短くとめ、足元はあでやかな緋袴を着用します。襟や袖から何色も見える「かさねの色目」で季節感を演出していたそうです。平安から鎌倉時代の高貴な女性たちはお洒落だったのですね。そんな時代の女性達にも思いを馳せながら体験してください。
「壺装束」にチェンジしたら、さっそく宮島を回ってみましょう。旅の着装は、下が袴なのでとても歩きやすいです。高貴な姫らしく市女笠を指でつまんだり、虫の垂れ衣を上げるしぐさなども、体験所「みやじま紅葉の賀」で学習済み。ここでは高貴な姫になり平安文化を楽しみましょう。散策時間は1時間30分です。体験所では写真撮影スポットも教えてくれます。こちらは紅葉谷です。
宮島といえば厳島神社の朱塗りの4脚大鳥居ですね。平安衣裳・着物よそおい体験所「みやじま紅葉の賀」から徒歩約3分で行けます。
※大鳥居は令和元年6月17日から大規模な保存修理工事が行われ白い透過性のシートに覆われています。
どうしても厳島神社の大鳥居で写真を撮りたかった方には、紅葉の賀から徒歩約12分の長浜神社に同じ4脚鳥居があります。厳島神社の大鳥居より小さいですが、厳島神社の大鳥居そっくりな鳥居を背景に壺装束姿で記念撮影するのも良い思い出になるでしょう。
宮島には撮影スポットが点在しています。壺装束で厳島神社の入場はできませんが神社を背景に外からの写真撮影は神社から許可が出ています。写真映えしますのでお勧めです。
宮島の美しい景観に映える雅な装いで歩いていると、外国人や観光客から撮影の声がかかります。そのような触れ合いも宮島の思い出として心に残るでしょう。是非宮島での貴重な壺装束体験をお楽しみください。
宮島に多く住んでいる鹿にもあちこちで出会えます。一緒に写真撮影を楽しむのも良い思い出になるでしょう。
また宮島にある寺院で最も歴史が深く格式の高い大聖院にまで足を延ばし散策する事も可能です。沢山のお地蔵さんが並んでいてアンパンマン地蔵、ウルトラマン地蔵まで居るお子様にも人気の立派なお寺です。是非壺装束が映える宮島の様々な名所をお楽しみください。
壺装束体験を楽しんだあとは、「みやじま紅葉の賀」ギャラリーも見てみましょう。刺繍、織物、染など様々な技法で職人が作った帯が並んでいます。古くは80〜100年前の貴重なアンティーク帯や上質な袋帯、振袖用帯なども並んでおり、販売されています。華やかな帯は海外の方にはインテリアとして人気が高いです。
また古美術品の展示・販売をしており、明治を中心に江戸初期から現代まで価値ある1点物の品々が並んでいます。見ているだけで心豊かになるでしょう。
宮島での貴重な壺装束体験の後は陶器を見て、優雅な気分でお過ごしください。観光客で賑わう宮島の中で、この空間だけは雅な時間が流れています。
住所:広島県廿日市市宮島町593-2階 表参道
電話番号:090-5371-7218
アクセス:宮島桟橋から徒歩約5分。
2020年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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