写真:旅人間
地図を見る和歌山県串本町で1月最終土曜日に開催されている「本州最南端の火祭り」をご存知でしょうか。場所は潮岬観光タワーの目の前にある望楼の芝。イベントは13時から始まり、目玉は17時半からの大迫力の芝焼きです。
この火祭りは、もともと放牧場の害虫駆除と牧草の新芽発育のため昼間に芝を燃やしていたのを2001年から地元の県立串本古座高校弓道部員により火矢で芝に火が付ける芝焼きの祭典となった春を呼ぶ風物詩です。
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地図を見る弓道部の学生が丘の上に凛とした格好で立ち並び、ドン!ドン!と太鼓の音が鳴り響く中、天空に向けられた火矢は合図と共に一斉に放たれます。お見事!
写真:旅人間
地図を見る放たれた火矢で芝に炎が上がり始めると花火も打ち上がります。ゆっくりと円を描くように燃え広がってゆく炎は幻想的です。ここで「迫力に欠ける」なんて思ったら大間違い。
芝生の炎はジワジワと着実に広がっているのです。
写真:旅人間
地図を見る地元高校弓道部員による火矢射式、華やかな花火、ゆっくり燃え広がる炎、この風情あるムードは夜空に明るさが残る頃まで。夕闇が深ける頃、その様は激変します。
勢いを増した炎は生き物のようにメラメラと動き始め、真っ暗な夜空に火の粉が舞い上がります。約10万平方メートルの芝生は火の海に変わり、炎は足元に迫り幻想的で迫力のある世界が目の前に広がります。もちろん1月下旬の寒さも吹き飛びます。
写真:旅人間
地図を見る炎が一面に広がる様を見て満足し帰る人がチラホラありますが、ここで帰っては勿体ない。点火してから鎮火まで1時間ほど。表情を変える炎の変化は最後まで見応え抜群です。
炎が消えた後、駐車場まで真っ暗になります。特に串本灯台の駐車場を利用した場合、歩く道に外灯はなく懐中電灯かスマホの明りがないと少し怖いかも。そんな時は、夜空を見上げてみましょう。無数の星空がキラキラと輝いています。
写真:旅人間
地図を見る本州最南端に位置する潮岬では、朝日と夕日が見られるスポットとしても人気です。望楼の芝の奥にある潮見の休憩所、白亜の潮岬灯台の先にある鯨山見は絶景ポイント。他にも潮岬灯台と潮岬観光タワーの間に位置する場は、白亜の灯台と共に沈む夕日が見られます。
芝焼きが始まる前に、ここで夕日を見るのも一興です。
写真:旅人間
地図を見るこの「本州最南端の火祭り」の会場前には、360度見渡せる潮岬観光タワーがあり、そのレストランでは、話題の近大マグロ使ったメニュー「近大マグロ丼」が大人気。この丼では3つの部位の大トロ、中トロ、赤味が一度に味わえます。満足度の高い絶品のまぐろ丼です。これは絶対におすすめです。
ただ、芝焼きの後に閉店していますので、もしレストランを利用するなら、時間帯に気を付けましょう。
<潮岬観光タワーのレストラン基本情報>
住所:和歌山県東牟婁郡串本町潮岬2706-26
電話番号:0735-62-0810
営業時間:10:00〜15:00 オーダーストップ
(土日祝 9:30〜15:00 オーダーストップ)
定休日:なし
場所:和歌山県東牟婁郡串本町潮岬 潮岬望楼の芝
電話番号:0735-62-3171(南紀串本観光協会)
開催日:1月最終土曜日
<2020年の開催日>
2020年1月25日(土) 13時00分〜18時30分
(気象状況により延期有り)
13時00分 地元物産販売
16時30分 しょらさん鍋の振る舞い
串本節保存会・潮岬節保存会・串本町トルコ文化協会による公演
17時00分 芋餅販売
17時20分 式典・挨拶・餅まき
17時30分 火矢射式・花火(芝焼き)
18時30分 終了予定
2020年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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