写真:大竹 進
地図を見るミール城は首都ミンスクの南西約100km、もう一つの世界遺産ネスヴィジ城の北西約30kmにあります。16世紀前半に地元の有力者ユーリ・イリイーニチにより5つの塔と城壁を持つゴシック様式の城として築かれましたが、彼の死により未完のまま残されました。
所有者であるリトアニア大公国の最高実力者ラジヴィル家がルネッサンス様式の要素を交えた改築を行い完成させました。その後、北方戦争やナポレオン戦争で被害を受け、所有者も変わって何度かの増改築が行われ、更には第二次世界大戦で被害を受けましたが、近年修復され現在の姿になっています。
写真:大竹 進
地図を見るほぼ正方形の城の四隅と正面中央に計5つの塔が聳え、城壁の南側には池があり、水面に塔や城壁が影を落としています。
写真:大竹 進
地図を見る城を取り囲む5つの塔はそれぞれ異なったデザインで建てられていますが、形はほぼ同じです。城は当初ゴシック様式で建てられ、その後の所有者によりルネッサンス様式に改築されましたが、写真のこの正面の塔と右側の塔のみがゴシックの特徴を残しています。
写真:大竹 進
地図を見る城門をくぐって城内に入ると、石畳の中庭に出ます。当初の城壁は四方を取り囲んでいましたが、ラジヴィル家が改築を行った際、写真に見られる様に北側と東側に3階建ての宮殿が造られました。
写真:大竹 進
地図を見るどの城にも水は欠かせないものですが、ミール城の中庭にも滑車を備えた立派な井戸があります。
写真:大竹 進
地図を見るミール城の城壁は高さ13m、厚さは3mあり、城壁の上には屋根が設けられ、塔や宮殿と結ばれています。
写真:大竹 進
地図を見るミール城内部は建物保護のため靴にビニールカバーを付けて見学しますが、華麗な紋様が描かれた天井、煌めくシャンデリア、ドレープをたっぷり取った荘重なカーテン、寄木細工の床、どれをとっても優雅です。
写真:大竹 進
地図を見る重々しい椅子が並ぶダイニングテーブルには、当時をしのばせる金属製の食器や燭台が置かれ、周りには当時の衣装を身に着けた貴族の人形も置かれています。
写真:大竹 進
地図を見るメインダイニングの天井を見上げると、手の込んだ華麗な装飾で天井一面が覆われていて圧倒されます。部屋が豪華だと食事もより美味しく感じる事でしょうね。
写真:大竹 進
地図を見るヨーロッパの城や宮殿では甲冑も良く目にしますが、ここミール城にも多くの甲冑が置かれています。背中の羽が目を引くこの甲冑は有翼重騎兵のもので、この羽を付けて馬を走らせると風切音が発生し、敵を驚かせたと言われています。この重騎兵軍団が戦場を駆け抜けて行く様は、さぞ勇壮な光景だったでしょうね。
写真:大竹 進
地図を見る甲冑は全身全ての装備を着用すると、その重量は20kg以上になるという事ですからかなりの重さですね。しかも金属ですから通気性は無く、夏場にこれを身に着けて戦場で戦う事を想像するだけでゾッとします。
写真:大竹 進
地図を見る甲冑の頭部です。この頑丈そうな兜なら、かなりの打撃にも耐えられそうですが、暑い日は熱が籠って熱中症になってしまいそうですね。この様な重く通気性のない甲冑を纏って戦った中世の騎士は、相当な体力が無いと務まらなかった事が伺えます。
写真:大竹 進
地図を見る城内には多くの部屋がありますが、主な部屋にはゴブラン織りの豪華なタペストリーが掲げられています。中世の城は殆ど石で造られていますから、これらのタペストリーは城内の部屋部屋を飾るだけではなく、寒い時期にはタペストリーを壁に掛ける事により、防寒の役目も果たしていました。
写真:大竹 進
地図を見る狩猟も中世の城主の楽しみの一つでしたが、ミール城にも城主が狩猟で仕留めた鹿や熊、狼、鷲などがあちこちに飾られています。この立派な角を持つ鹿は、何となく恨めしそうな顔をしている様に見えませんか。
写真:大竹 進
地図を見るかつてこの城内の広間で繰り広げられたであろう豪華なパーティーに集った淑女が手にした華麗で優雅な扇子や団扇も展示されています。彼女たちの笑い声や囁き声が聞こえて来そうですね。
ミール城は現在博物館になっていますが、実は宿泊施設もあります。世界遺産のお城に泊ってみるのもロマンチックで良いですね。こんなミール城にあなたも訪れてみませんか。
開館時間:10:00〜18:00
休館日:無休
入場料:
月〜金14ベラルーシ・ルーブル(約700円)
土・日16ベラルーシ・ルーブル(約800円)
2020年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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