帯広近郊の六花亭スポット「六花の森」&「中札内美術村」の魅力!

帯広近郊の六花亭スポット「六花の森」&「中札内美術村」の魅力!

更新日:2020/04/14 16:31

森 のこのプロフィール写真 森 のこ おもに1人旅専門の旅行ライター、元編集者
北海道の人気菓子舗・六花亭。本社のある帯広市に隣接する中札内村で、「六花の森」と「中札内美術村」という2つのアート施設を運営しています。2施設は車で10分の距離にあり、自然豊かな敷地の中に点在する展示棟内でアートを楽しめるという点では共通していますが、施設ごとに違った魅力があります。「六花の森」、「中札内美術村」のそれぞれの魅力をピックアップしてご紹介します。

六花の森の魅力(1)六花亭の世界に浸れる!

六花の森の魅力(1)六花亭の世界に浸れる!

写真:森 のこ

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100,000平方メートルに及ぶ広大な敷地内に、美術品を展示する複数の展示棟や六花の森工場、工場併設のカフェなどが点在する「六花の森」。六花亭の包装紙に描かれた十勝六花(エゾリンドウ、ハマナシ、オオバナノエンレイソウ、カタクリ、エゾリュウキンカ、シラネアオイ)の草花でいっぱいの森を作りたい、という思いから2007年に誕生したスポットです。

六花の森の魅力(1)六花亭の世界に浸れる!

写真:森 のこ

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敷地内に点在する展示棟の中にも、六花亭の包装紙の絵柄の元になっている坂本直行氏の作品を展示した「坂本直行記念館」や、包装紙の柄が壁一面に配された「花柄包装紙館」、六花亭が発行する児童詩誌「サイロ」の第1号から第600号までの表紙を壁に所狭しと飾った「サイロ表紙絵館」など、六花亭に直接関連する展示を行う展示棟が複数あり、六花亭の世界をたっぷり堪能できる点が魅力です。

六花の森の魅力(2)作りたてのマルセイバターサンドを味わえる

六花の森の魅力(2)作りたてのマルセイバターサンドを味わえる

写真:森 のこ

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六花の森には「六’cafe(ロッカフェ)」というカフェが併設されています。なんとこちらでは唯一、六花亭で人気のお菓子「マルセイバターサンド」の作りたてを食べられます。

六花の森の魅力(2)作りたてのマルセイバターサンドを味わえる

写真:森 のこ

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個包装で販売されている通常のバターサンドと、見た目には違いはありませんが、手に取ってみるとビスケットとクリームがまだしっかりとはくっついておらず、少しビスケットが浮くような感覚。そして一口かじってみると、そのクリームのフレッシュさに驚くことでしょう。口当たりも軽く、通常のバターサンドとはまた違ったおいしさを味わえますよ。

<基本情報>
住所:北海道河西郡中札内村常盤249-6
電話番号:0155-63-1000
アクセス:JR帯広駅から車で40分、とかち帯広空港から車で15分

中札内美術村の魅力(1)無料で名画と名庭園を楽しめる!

中札内美術村の魅力(1)無料で名画と名庭園を楽しめる!

写真:森 のこ

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六花の森よりさらに広い、145,000平方メートルの敷地を有する「中札内美術村」。1992年にオープンしたアート施設です。六花の森と同じく、敷地内に美術品を展示する展示棟が点在しており、入場料が必要な六花の森に対し、中札内美術村はなんと全ての施設を無料で開放しています。

中札内美術村の魅力(1)無料で名画と名庭園を楽しめる!

写真:森 のこ

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特におすすめの展示棟は、十勝在住の画家・真野正美氏の作品を展示する「真野正美作品館」。北海道を舞台としたレトロで温かみのある風景を描いた絵画が、茅葺き屋根の古民家を再生した作品館の中に並んでいます。

中札内美術村の魅力(1)無料で名画と名庭園を楽しめる!

写真:森 のこ

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また、鎌倉・建長寺や京都・建仁寺の天井画などで知られる日本画家・小泉淳作氏の作品を展示する「小泉淳作美術館」もおすすめ。建仁寺の天井画「双龍図」の下絵や、奈良・東大寺の襖絵のレプリカ、日本の風景や花・植物などを題材とした水墨画など、圧倒されるような作品の数々が展示されています。

敷地内の一角に設けられた、手入れが行き届いた「美術村庭園」もすばらしく、アート鑑賞と庭園鑑賞を無料で存分に楽しめる点が魅力です。(なお、中札内美術村では任意による寄付も可能となっており、六花亭の花柄模様のマスキングテープを模した募金箱が敷地内に設置されています)

中札内美術村の魅力(2)レストランで本格洋食を味わえる!

中札内美術村の魅力(2)レストランで本格洋食を味わえる!

写真:森 のこ

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中札内美術村には、お食事メニューが複数揃うレストラン「ポロシリ」があります。提供されるメニューは、かつて六花亭の帯広本店のビルに入っていた老舗洋食店「レストラン ホーム」の味を引き継いだ、本格的な味わいの洋食が中心です。

中札内美術村の魅力(2)レストランで本格洋食を味わえる!

写真:森 のこ

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なかでもおすすめのメニューは「ポロシリカレー」。じゃがいもが溶けているような少しざらっとした食感を感じるコクのあるルーで、甘みもありながら辛さもしっかり。ごろっと大きなお肉もスプーンで簡単に崩れるやわらかさです。

中札内美術村の魅力(2)レストランで本格洋食を味わえる!

写真:森 のこ

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また、土鍋に入った状態で熱々で提供される「タンシチュー」もおすすめ。少し甘めのルーに、具材は大振りにカットされ柔らかく煮込まれた牛タンと、にんじんやマッシュルーム、ブロッコリーなどたっぷりで、食べ応えも十分です。

そのほか、十勝産の豆がたっぷり入った「十勝強飯」や、六花亭のショップでも販売されている「百鬼ドレッシング」をかけていただくグリーンサラダに、1つから注文できるメンチカツやコロッケなど、メインとなるご飯もの以外にも副菜がいろいろと揃っています。(※季節によって提供されるメニューは替わります)

<基本情報>
住所:北海道河西郡中札内村栄
電話番号:0155-68-3003
アクセス:JR帯広駅から車で40分、とかち帯広空港から車で11分

自然とアート、六花亭グルメを満喫しよう!

「六花の森」、「中札内美術村」ともに例年4月下旬〜10月中旬までのオープンで、冬季は休業していますが、オープン時期は雪の心配もなく、北海道の観光に適したシーズンに当たります。

この時期に帯広を訪れる方はぜひ「六花の森」、「中札内美術村」に足を運んで、自然とアート、そして六花亭グルメを満喫してはいかがでしょうか。

2020年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2019/09/01 訪問

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