ユニークなご当地ラーメン目白押し!青森が誇る絶品ラーメン5選

ユニークなご当地ラーメン目白押し!青森が誇る絶品ラーメン5選

更新日:2020/06/19 15:46

土庄 雄平のプロフィール写真 土庄 雄平 山岳自転車旅ライター・フォトグラファー
冷えた身体を芯から温めてくれるラーメン。今や国民食と言っても良いほど普及し、実に様々なジャンルが存在しています。大都市では絶えず新店が台頭し、ラーメン業界は激戦区。各地方ではご当地ラーメンが定着し、人々に愛されています。そんな中、実は隠れたラーメン王国が青森県。煮干し系を筆頭に、個性的なラインナップが揃い踏み。県内の食堂では、ほぼ必ずメニューにラーメンがある等、独自のラーメン文化が確立しています。

青森市・中華そば田むら「鬼煮干中華」

青森市・中華そば田むら「鬼煮干中華」

写真:土庄 雄平

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青森県のラーメンの代表格と言えば「煮干しラーメン」でしょう!港と町が近接した青森市では、いち早く大量の煮干しを使った「煮干しラーメン」が生まれ、昨今の全国的な煮干しブームの先駆けとなりました。そんな今アツいこのラーメンジャンルですが、煮干しの濃度や、動物系・魚介系スープとの組み合わせ比率など、お店によって個性が強く出る点が面白いところ。

中でも特に、煮干し好きにお勧めしたいのが青森市・中華そば田むらの「鬼煮干中華」です。青森一煮干しが濃いと噂される一杯は、煮干しの重厚な旨味と鶏白湯のまろやかなコクが調和し、いつまでも無心で啜っていたくなる完成度の高さ!人気店なので着丼まで時間を要しますが、それでも定期的に食べたくなる中毒性の高いラーメンです。

<中華そば田むらの基本情報>
住所:青森県青森市花園1-22-9
営業時間:11時〜14時30分、17時30分〜20時30分
定休日:水曜日
アクセス:JR青森駅から車で5分、青い森鉄道「東青森駅」から徒歩20分

弘前市・なべらーめん たぬき亭「カレー味噌牛乳ラーメン」

弘前市・なべらーめん たぬき亭「カレー味噌牛乳ラーメン」

写真:土庄 雄平

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以前から青森の隠れたソウルフードとして根強いファンがいましたが、近年一気に頭角を現してきているのが「味噌カレー牛乳ラーメン」。なんと名前の通り、味噌ラーメンのスープへ"カレー粉"と"牛乳"を混ぜた一杯。名前からして、変わりダネラーメンに見られがちですが、実はこれが意外とハマる旨さ!

中でも、弘前市なべらーめん たぬき亭の「味噌カレー牛乳ラーメン」は、鉄鍋で提供され、いつまでも熱々で頂けるのが特徴。コクのあるカレー、じわりと感じる味噌、あとから来る牛乳のまろやかさ。次々と味が派生していくものの、不思議と芯はしっかり通っている!まさに唯一無二の一杯と言えるでしょう。

<なべらーめん たぬき亭の基本情報>
住所:青森県弘前市大字外崎4-6-36
営業時間:11時〜15時、17時〜0時30分
定休日:不定休
電話番号:0172-28-5963
アクセス:JR弘前駅から車で5分、徒歩20分

金木町・観光物産館マディーニ「太宰ラーメン」

金木町・観光物産館マディーニ「太宰ラーメン」

写真:土庄 雄平

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前述した「煮干しラーメン」と「カレー味噌牛乳ラーメン」が青森県の誇るラーメンジャンルの二大巨頭ですが、実は県内にはまだまだ変わったラーメンが存在します。その一つが五所川原市金木町・観光物産館マディーニの「太宰ラーメン」。実はこの金木町は、あの有名な文豪「太宰治」の出生地であり、今でもその生家が残っています。

「太宰ラーメン」の特徴は、太宰が好きだったという根曲り竹と、わかめが沢山入っている点。優しい醤油味の中華そばのため、素材の味が良く活き、またシャキシャキとした食感も楽しむことができますよ。

なお同じく太宰の大好物だったという、ねっとり納豆と筋子を和えた特製「太宰丼」と追加注文すれば、太宰治定食の完成です!

<観光物産館マディーニの基本情報>
住所:青森県五所川原市金木町朝日山195-2
営業時間:9時〜17時
定休日:不定休
電話番号:0173-54-1155
アクセス:津軽鉄道「金木駅」から徒歩5分

大鰐町・朝日屋日景食堂「大鰐温泉もやしラーメン」

大鰐町・朝日屋日景食堂「大鰐温泉もやしラーメン」

写真:土庄 雄平

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弘前の奥座敷と呼ばれ、湯治場として800年の歴史がある「大鰐温泉」。この土地で350年以上の間、温泉を活用する伝統的な栽培方法で作り続けられている野菜が「大鰐温泉もやし」。噛むたびに咀嚼音が口の中から耳まで伝わってくるような、圧倒的な歯ごたえと、少し土の香りがするような独特の風味が特徴です。

温泉街を訪れると「大鰐温泉もやし」を使ったラーメン屋を食べることができ、ラーメン通の間で密かに話題を呼んでいます。その中で、特におすすめは、映画化もされた小説「津軽百年食堂」のモデルの1つにもなっている「朝日屋日景食堂」が提供する一杯。

名物の大鰐温泉もやしを始め、沢山の野菜が載っており、その旨味が塩ベースのスープによく溶け込んでいます。細い縮れ麺もスープにしっかり絡み、ホッと一息つくことのできる優しい味わい。

<朝日屋日景食堂の基本情報>
住所:青森県南津軽郡大鰐町大字大鰐大鰐55-2
営業時間:11時〜19時
定休日:不定休
電話番号:0172-48-3430
アクセス:JR大鰐温泉駅から徒歩10分

むつ市・丸美屋食堂「味噌バターラーメン」

むつ市・丸美屋食堂「味噌バターラーメン」

写真:土庄 雄平

青森県の北部に位置する「むつ市」。都市部に比べて飲食店の数が少なくなりますが、その一方で目に留まるのが大衆食堂の存在です。下北半島の至る所に、昔ながら地元の人々に愛される老舗食堂が店を構えており、そこでは必ずと言って良いほど「ラーメン」が提供されています。

中でも、日本三大霊場の一つである恐山から車で1時間ほど、むつ市大畑地区に位置する「丸美屋食堂」では、ボリューム満点のラーメンが頂けます。名物は「味噌バターラーメン」!優しいスープながら少し辛口が効いており、バターのまろやかなコクが食欲を掻き立てます。同じく名物の羽根つき餃子とのセットがオススメ!お腹も心もほっこりできる満足度の高い一杯です。

<丸美屋食堂の基本情報>
住所:青森県むつ市大畑町中島105-60
営業時間:11時〜18時30分
定休日:日曜日
電話番号:0175-34-2433
アクセス:むつ市街から車で40分

麺通よ集え!実は知られざるラーメン王国「青森」

豊かな海や山といった自然から、あまり想像できないかもしれませんが、実は青森県は全国屈指のラーメン王国!県内のどこに行っても、個性豊かなラーメンを食べることができ、地元の人で行列ができていることもしばしば。

そんな青森県、ラーメン店の多さはさることながら、最大の特徴はご当地ラーメンのバリエーションの多さでしょう!今回紹介した以外にも、しじみラーメンや焼き干しラーメンなど実に個性豊かな面々(麺々)が揃っています!ラーメン通なら一度は訪れたい「青森県」。ラーメン巡りの旅へ出掛けてみてはいかがでしょうか?

2020年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/08/16−2019/08/18 訪問

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