古事記に登場する国産み神話。イザナギとイザナミの二人の神が天の橋に立ち、矛で混沌をかき混ぜて島を造ったとされる伝説です。壱岐もその時に生まれた大八島の一つなのですが、生き島であったため、勝手に動くことがないように、神が八本柱で島を止めたという逸話が伝わっています。
写真:土庄 雄平
地図を見る今回紹介する島北西部の「猿岩」も、その八本柱のうちの一つ!そして、最果て感漂うロケーションと、まるで猿の横顔をそのまま岩にしたような奇岩へ注目が集まり、今や壱岐を代表する絶景スポットとして認知されるようになりました。
写真:土庄 雄平
地図を見るそんな「猿岩」の絶景ポイントは主に二つ!まず、猿岩物産館の駐車場から眺める定番の風景です。先ほどまで黒崎半島の海の見えない丘陵地帯を走っていたかと思えば、いきなり海が広がり、そこに45mの巨大な猿がそびえ立ちます。
目と鼻と顔の輪郭と、まさに猿の横顔にそっくり!岩に生えている植物も、猿の毛並みをしっかりと表現していますね。
写真:土庄 雄平
地図を見るそんな猿岩ですが、実は岩付近へ近づくことが可能!猿岩までの道のりは、低木帯の最果て感が伝わる岬の風景です。気持ちの良い潮風に吹かれながら、岩を目指しましょう。途中、見える角度が変わることで、猿の顔は崩れてしまいますが、猿岩の正面にあるゴツゴツした岩場へ来ると、再度猿の顔が浮かび上がってきます!
写真:土庄 雄平
地図を見るおすすめの撮影画角は、その岩場に立ちながら猿岩と対峙するような構図です。雄大な大海原に、存在感のある巨大な岩。大スケールの壱岐の世界観を象徴するような一枚を撮影することができますよ!
写真:土庄 雄平
地図を見るまた「猿岩」の近くには、他にも隠れた絶景スポットが点在するため、一緒に回るのがオススメです。まず、猿岩から道を挟んで階段を上ること約5分、黒崎半島の最高地点になっている「唐人展望台」!道自体はずっと気が生い茂っており、展望は皆無なのですが、上り切ると真っ青な対馬灘が思いっきり広がります。いつまでもゆっくりしていたくなる爽快なビューポイントです。
写真:土庄 雄平
地図を見る続いて、猿岩から南側へ道を上っていく区間も見逃せません。振り返ると、壱岐の台地と海が織りなす景観が素晴らしく、思わず立ち止まってしまうこと間違いなし!
写真:土庄 雄平
地図を見るそして道を通り過ぎた後、車を止めて黒崎半島の南側の先端へと足を踏み入れれば、太郎岩・次郎岩という二つの奇岩と、U字型の谷に挟まれた観音岩が現れます。ともに壱岐の地盤となっている凝灰岩と、対馬灘の荒々しい波が作り上げた天然彫刻!
猿岩だけでなく、これらの岩々も、神の関与を連想してしまう荘厳さ。岩の周囲の最果て感と一緒に、壱岐ならではの世界観を満喫しましょう。
写真:土庄 雄平
地図を見る元々、壱岐の形成に大きく関わったとされる「猿岩」。その八本柱の歴史も興味深いのですが、実際に訪れてみれば、その大迫力と天然の造形美に圧倒されることでしょう。壱岐の玄武岩の荒々しい台地に作られたリアリティある猿の佇まい。そして国境の島・壱岐ならではのどこまでも広がる大海原。壱岐の世界観を思いっきり感じられるこの場所へ、一度訪れてみてはいかがでしょうか?
住所:長崎県壱岐市郷ノ浦町新田触890-2
アクセス:郷ノ浦港から車で45分
2020年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/28更新)
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