ミュアウッズ国定公園はサンフランシスコから1時間の癒し空間

更新日：2020/01/28 15:56

サンフランシスコから車で約1時間ほど北西に行ったところに「Muir Woods National Monument（ミュアウッズ国定公園）」があります。サンフランシスコ観光の中ではゴールデンゲートブリッジやアルカトラズ島などとともに人気のスポット。地球上で一番背の高い生物と言われるレッドウッドの森林があります。都会の近くにこんな自然が残っているのかと感動するに違いない静謐な大自然を満喫できます。

ミュアウッズ国定公園の成り立ち

写真：YUKI YONEI

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1906年、サンフランシスコを襲った地震により火災が発生し、家を建て直すため大量の木材が必要となり、レッドウッドの大伐採が始まりました。それを見かねた地元の実業家(のちに上院議員となる）で自然保護に熱心だったウィリアム・ケントとその妻が、レッドウッドの森を守るため、土地を購入しました。
夫妻は永続的な森林の保護を望み、連邦政府に森林を寄付。

1908年にはセオドア・ルーズベルトによって国定公園として認定されました。ミュアウッズ国定公園の名前は、有名な自然保護運動家ジョン・ミュアにちなんで名づけられました。

レッドウッドの森で自然に癒されるひと時

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国定公園の入り口にビジター・センターがあるので、入園料を支払い公園の地図を忘れずにもらいましょう。アメリカの国立公園は基本的に地図は無料です。

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本格的なトレイルもありますが、わかりやすいのはループトレイル。指標とするブリッジが1～4まであり、一番遠いブリッジ4までが片道約1.6キロなので、往復で3.2キロ、約1時間30分で一周することができます。
レッドウッドの木は最高で樹齢2000年、高さ115.5メートルに達したものもあり、長寿で高身長！レッドウッドが空に向かってそびえ立つ姿は圧巻です。

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トレイルは小川に沿って歩く箇所が多く、レッドウッドの森林浴だけではなく、水のせせらぎも心をリフレッシュしてくれます。珍しい植物や鳥に出会えたらラッキー。

おみやげも忘れずにチェック

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公園内には入園して200メートルほどいったところにギフトショップがあり、ここでは公園のロゴマークが入ったオリジナルグッズやセンスの良い絵葉書、マグネットなど、ミュアウッズ国定公園の思い出が形となって売られています。木製の置物や小物もたくさんあり、要チェックです。

カフェも併設しているので、軽いスナックや飲み物も楽しむ事ができます。歩き始める前に、あるいは歩き疲れた足を休めるために利用してみてはいかがでしょうか。

またギフトショップ横にあるお手洗いが公園内唯一のお手洗いですので、頭の片隅に入れておいていただけると便利かと思います。

予約をしてから現地に向かおう

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現在、ミュアウッズ国定公園は自然保護のため入場を規制しており、前もって予約が必要です。予約サイトで訪問日を選択し、シャトルバスの予約をするか、レンタカーなど車で行く場合は駐車場の予約をします。
シャトルバスは夏のピークシーズンを除いて週末、祝日のみの運行なので注意が必要。

サウサリート、ポホノ、マリンシティの3カ所から乗車できます。シャトルバスを利用する場合は、サンフランシスコからバスやフェリーが出ているサウサリートからの乗車が便利。サウサリートの観光もできるので楽しさが倍になります。(関連memoのサウサリートを参照）

さらに自然をもっと楽しみたい、という方はミュアウッズ国定公園を北上したところにある「Point Reyes National Seashore(ポイントレイズ国定海岸）」まで足をのばしてみるのも良いかもしれません。美しい海岸線は130キロ近く続き、ミュアウッズ国定公園とは違った自然の恵みを感じる事ができます。

都会から近いオアシスで、自然を存分に楽しめるミュアウッズ国定公園、ぜひ時間を作って訪れて欲しいサンフランシスコ観光のメインスポットの一つです。