写真:小々石 曲允子
地図を見る「平安蚤の市」は毎月10日(原則)に平安神宮前の岡崎公園で開かれ、全国から約100〜150もの骨董店や古道具店、古着店などが集まる京都でも大規模な骨董市です。
平安神宮のほか、美術館やシアターといった文化施設が目前という好立地もあり、観光やお出かけの途中に立ち寄るお客さんや外国人の方の姿も数多く、賑わいを見せています。
写真:小々石 曲允子
地図を見る出店者の年齢やジャンル等を限定しないことで生まれる混沌とした多様性が、このマーケットのコンセプト。
実店舗さながらに可愛くオシャレなディスプレイで魅せるセンスが光るお店から、ジャンク品や駄玩具類を無造作に段ボール箱に詰め込んだ昔ながらの古物商いのお店まで、あらゆる個性や成り立ちのお店が一堂に会する風景はバラエティーに富み「楽しい」の一言!
写真:小々石 曲允子
地図を見る昨今では、同じような趣向の店舗による小規模マーケットが催される機会も多くなっていますが、様々な世代や人種、志向の人々が幅広く集うこのような姿こそ、本来のオープンな蚤の市の姿なのかも知れませんね。
自分が元々好きなジャンルとは異なるお店にもあえて目を向けることで視野が広がり、意外な掘り出し物に出会えることもありますよ!
写真:小々石 曲允子
地図を見るではここからは、平安蚤の市での古物のおすすめジャンルをいくつかご紹介していきましょう。
写真:小々石 曲允子
地図を見る蚤の市と言えば骨董、骨董と言えば和骨董ですよね。
平安蚤の市にも和骨董を扱うお店が複数出店しており、色彩豊かな絵柄が特徴的な有田焼などの陶磁器が売られています。
よく見ていくとそういった名のある定番の焼き物に混じって、暮らしの中で時折使用されていたと思われる豆皿などの器や民芸小物が置かれており、これらがとてもいい味わいを醸し出しています。
思わぬ愛らしい逸品に出会えるエリア、と言っても良いかも知れません。
写真:小々石 曲允子
地図を見るまた、伝統的でありながらどこかモダンな表情を持つ漆器類も素敵ですので、こちらもお見逃しなきよう。
焼き物や民芸小物ではありませんが、同じく和のアイテムということでは、京都らしくアンティークな着物を出品しておられるお店もありますので、お好きな方は会場内でチェックしてみて下さいね!
写真:小々石 曲允子
地図を見るさて、和のクラシックなアイテムに負けず劣らず素晴らしいのが、ヨーロッパ、アメリカを中心とした外国のレトロ&アンティーク品です。
写真:小々石 曲允子
地図を見る各店の店主さんが主に海外の蚤の市で仕入れてくるという、キュートかつノスタルジックなルックスの雑貨や食器、アクセサリーに足を止めるお客さんの数は多く、特に若い女性の方に人気があります。
ほぼ同時代の古さのモノであっても、国内の製品とはひと味もふた味も異なるデザイン性、センスにはココロ惹かれるものがありますよね。
写真:小々石 曲允子
地図を見る店主さんも若い方が比較的多く、狭い範囲で店舗さながらのオシャレなディスプレイをされている方もいれば、あえて地面に敷いた敷物の上に1点ずつ並べて見せておられる方など各々が自由なセンスで出店しておられます。
これは一体何?という、一見したところ正体不明な古道具もあったりしますので、そのモノの出所や用途を尋ねるやり取りも楽しめそうです!
写真:小々石 曲允子
地図を見る今や骨董類と並び、こういった蚤の市において欠かせない存在になっているのが、国産品が中心の「昭和レトロ」な古物たちでしょう。
江戸時代以前のものも含め、100年以上前のものが標準という古い骨董やアンティークの世界と比べると歴史の浅さは否めませんが、リアルに懐かしく、またゆる可愛いアイテムたちが放つ独特のきらめきは何物にも代え難い魅力に溢れています。
写真:小々石 曲允子
地図を見るこうした骨董市や蚤の市では、特に1960年代後半から70年代(昭和40〜50年代前半)を中心としたテーブルウェアやキッチン雑貨、インテリア雑貨、駄玩具の類を多く見かけますが、平安蚤の市でもこのあたりがメイン。
デッドストック品など新品同然のものも多いですので、チャーミングな当時のアイテム、是非お気に入りを見つけてGetして帰りましょう!
写真:小々石 曲允子
地図を見るさあ「平安蚤の市」を本当にザックリとご案内してまいりましたが、いかがでしたか?
場所柄、観光のついでに立ち寄る方がたくさんおられると最初に述べましたが、京都のみならず関西の骨董市の中でも若い出店者や来場者の方が割合的に多い印象があり、蚤の市初心者の若い方におすすめの市でもあります。
多様な古物、多層な人々が集う場は、興味や「好き」の枠が広がる場にもなりそうですね!
会場にはコーヒーなどのドリンクやスイーツが買える露店が1、2軒立つほか、周辺にはカフェもありますので、ひと休みしながら1日かけて宝物を探すのもまた良し、でしょう。
なお、2020年3月28日(土)29日(日)には特別開催される予定。平安神宮でのお花見の行き帰りに立ち寄ることもできそうです。
住所:京都府京都市左京区岡崎最勝寺町他 岡崎公園 平安神宮前広場
開催日・時間:毎月ほぼ10日に開催 9:00〜16:00 雨天・荒天中止(一時的な小雨の場合は決行)
アクセス : 阪急河原町駅、JR京都駅など各所より市バス乗車「岡崎公園 美術館・平安神宮前」「岡崎公園 ロームシアター京都・みやこメッセ前」「東山二条・岡崎公園口」下車 徒歩約3〜5分
地下鉄東西線・東山駅下車、徒歩約10分
※2020年3月28日(土)29日(日)は特別開催の予定(雨天決行)
2020年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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この記事を書いたナビゲーター
小々石 曲允子
小々石 曲允子(ササイシ マミコ)です。長年、昭和文化を偏愛しており、お出かけ先や旅先も昭和レトロ関連スポットが多数。懐かしいから好き、にとどまらず、当時のモノや文化の持つおおらかかつチャーミング、そ…
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