芸術の宝庫ベルギー「ブリュッセル」をぶらり散歩旅

芸術の宝庫ベルギー「ブリュッセル」をぶらり散歩旅

更新日:2020/01/31 15:27

ベルギーの首都ブリュッセルは美しい芸術の詰まった街です。貴重な芸術作品や資料を収蔵した数多くの美術館や博物館、歴史的観点からも見応えのある建造物など、ぶらりと歩きながら楽しめる芸術品が至る所にあります。ユネスコ世界遺産に登録されている広場「グラン=プラス」をはじめ、素敵なウィンドウ・ディスプレイ、お勧めの芸術観光名所に的を絞ってブリュッセルの街を紹介したいと思います。

芸術の丘からブリュッセルの街の眺望を見下ろそう!

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鉄道中央駅よりすぐにある「芸術の丘(Mont des Arts/モンデザール)」は、ブリュッセルでも有数の眺めの大変良い広場です。19世紀後期にレオポルド2世(ベルギー王)がフランス式の庭園をこの場所に作る計画をしていたことに由来します。その後、博覧会のためにレオポルド2世の構想した庭園を元に、仮設の庭園として造園され今に至ります。丘からの眺めは大変美しく、ブリュッセルの“良い眺めスポット”として多くの人々を魅了しています。

<芸術の丘の基本情報>
住所:Mont des Arts, 1000 Brussels
電話番号:+32-3-201-1555

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なぜ芸術の丘と名付けられたか?というと、この周辺には数多くの美術館や博物館などの芸術施設が集中しているためです。まず、芸術の丘のすぐ両側には「コングレ宮(写真右)」、「アルバート1世王立図書館(写真左)」があり、またベルギー王立美術館やマグリット美術館、ベルビュー博物館、楽器博物館など名高い芸術施設が揃います。建物自体が豪華なので外観を見るだけでも楽しめます。

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丘の上をさらに登っていくと歴史的な建物が並んでいます。その中でも目立つアール・ヌーヴォー調の建物が「楽器博物館」。創設1899年の建物は、当時イギリス商品を取り扱うお店でした。その当時の名残が今でも見られるわけです。この周辺一体は見るだけでも楽しめる美しい建築物が建ち並んでいるので、丘からの眺望を楽しむと同時にこの辺りの建築群もぜひ立ち寄ることをお勧めします。

欧州最古の美しいショッピングアーケード「ギャルリー・サンチュベール」

欧州最古の美しいショッピングアーケード「ギャルリー・サンチュベール」
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芸術の丘を下ると、1847年に建造されたヨーロッパ最古のショッピングモールの一つ「ギャルリー・サンチュベール(Les Galeries Royales Saint-Hubert)」があります。屋根全てがアーチ状のガラス張りで、自然光が差し込み何とも美しい!細部の装飾にもぜひ注目して下さい。全長212mのアール・ヌーヴォー全盛期の産物です。

<ギャルリー・サンチュベールの基本情報>
住所:Galerie du Roi 5, 1000 Brussels
電話番号:+32-2-545-0990

欧州最古の美しいショッピングアーケード「ギャルリー・サンチュベール」
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モール内には、老舗菓子店、老舗チョコレート店、アンティークレース店、老舗ワッフル・カフェなどワクワクするお店が軒を連ねています。お店のウィンドウ・ディスプレイはショッピングモールの雰囲気に負けない魅力的な装飾が施されており、写真撮影をせずにはいられません。特に復活祭やクリスマスシーズン等のディスプレイは見応えがあります。

欧州最古の美しいショッピングアーケード「ギャルリー・サンチュベール」
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ギャルリー・サンチュベールでぜひ立ち寄って欲しいのが、本場のベルギーワッフルを堪能できる老舗「カフェ、メゾン・ダンドア(Maison Dandoy)」。本場のワッフルは一味違います!さっくりと軽く、濃厚な生クリームやチョコレート、フルーツなどがワッフルを引き立ててくれます。これが「ブリュッセル・ワッフル」です。

ベルギーにはもう1種類のワッフルがあります。それが日本で「ベルギーワッフル」として知られるどっしり、むっちりとした「リエージュ・ワッフル」です。

ブリュッセル市内にはメゾン・ダンドアが数店舗ありますが、ギャルリー・サンチュベールのメゾン・ダンドアは店舗の外装・内装がアール・ヌーボー様式で煌びやかなのでお勧めです。ワッフルだけでも気分は高揚するのに、ゴージャスなインテリアでさらにうっとりするでしょう。

<メゾン・ダンドアの基本情報>
住所:Galerie du Roi 2, 1000 Brussels
電話番号:+32-2-669-5212
営業時間:日〜木 10:00〜19:00、金・土 10:00〜21:00
※12月は毎日10:00〜21:00

ブリュッセルの世界遺産「グラン=プラス」

ブリュッセルの世界遺産「グラン=プラス」
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ブリュッセルで必ず訪れて欲しいのが1998年より世界遺産に登録されているブリュッセルの中心部「グラン=プラス(Grand-Place)」、直訳すると「大広場」。『レ・ミゼラブル』の著者としてよく知られるフランスの文豪、ヴィクトル・ユーゴーが大賞賛した広場としても有名です。

広場を囲うようにして立つのは、中世のギルドによって建てられた華麗絢爛な装飾が施された魅力的で重厚感ある歴史的建造物です。その煌びやかさにきっと皆さんも圧倒されることでしょう。

<グラン=プラスの基本情報>
住所:1000 Brussels
電話番号:+32-2-513-8940

ブリュッセルの世界遺産「グラン=プラス」
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グランプラスの広場で一際目立つ高い塔を持つゴシック建物は「市庁舎(Hotel de Ville)」です。その塔の高さは96m。この建物で最も古い箇所は、向かって左側で1420年に建造された物です。向かって右側は後の1452年に増築されました。

市庁舎の建物の正面にはいくつもの彫像が立っており、それぞれ貴族、聖人、寓話の人物を表しています。現在見られる物は複製であり、オリジナルの像は、広場を挟んだ向かいにある王の家のブリュッセル市立博物館(王の家)に収められています。この博物館については下で紹介します。

ブリュッセルの世界遺産「グラン=プラス」
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グラン=プラスでもう一つのマストは「ブリュッセル市立博物館/王の家(Musee de la Ville de Bruxelles)」です。多くの装飾的な彫像を取り入れたネオゴシック様式を用いて16世期に建てられた建造物で、グラン=プラスを挟んで市庁舎の向かい側に立っています。この博物館は「パンのホール(Broodhuis)」とも呼ばれており、中世のパン市場にちなんでいます。博物館の内容も素晴らしいですが、外観を見るだけでも圧倒されます。

<ブリュッセル市立博物館(王の家)の基本情報>
住所:Musee de la Ville de Bruxelles, Grand-Place, 1000 Brussels
電話番号:+32-2-669-5212

ブリュッセルぶらり散歩のまとめ

いかがでしたでしょうか。ブリュッセルはとてもコンパクトな街、ぜひ足で周遊して、自分なりの素敵な建造物やウィンドウ・ディスプレイを見つけながら観光することを勧めします!ここで紹介した名所をぜひ参考にブリュッセルを満喫してください!

2020年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2019/03/20 訪問

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