写真:鈴木 小百合
地図を見るミュンヘンの中心部「マリエンプラッツ広場」からほど近い場所にある「ペーター教会」(Peterskirche)は、13世紀に起源を持つミュンヘンで最も古い教会です。1368年にロマネスク・ゴシック様式の教会として建築されましたが、第二次世界大戦に入って破壊されてしまったため、現在の建物は2000年に復元されました。
地元の人には「年寄りのペーター」と呼ばれ愛されている教会です。
写真:鈴木 小百合
地図を見るペーター教会の内部は一般に開放されていて、誰でも無料で入ることができます。
白い天井に描かれたフレスコ画や細かな彫刻の数々が随所に施されています。柱や壁は、パステルピンクを基調とした色味で、とても可愛いらしいです。
ペーター教会は今でも一般市民が利用している教会のため、日常的にミサが行われています。ミサは誰でも自由に参加できますが、ミサでのお話は全てドイツ語。またミサの最中は、撮影が禁止されています。
ミサやイベントの予定は、ペーター教会のホームページにて確認できるので、内部を訪れる際には、事前にホームページをご確認ください。
写真:鈴木 小百合
地図を見るペーター教会には塔があり、上ることができます。塔に上るための入口は、教会の外にあり、受付で料金を支払ってから、階段を上ることになります。
残念ながら、ペーター教会の塔にはエレベーターがありません。そのため約300段の階段を自分の足で上らなくてはなりません。階段は幅が狭く、上りと下りで共通の階段を使用するため、すれ違うのも一苦労。階段を上るのは少ししんどいですが、小さな子どもも上っていますし、しんどい思いをしてでも見る価値があります。
10〜15分ほど階段を上るとペーター教会の展望台に到着です。
写真:鈴木 小百合
地図を見るペーター教会の頂上の展望台は一周ぐるりと回ることができるので、ミュンヘン市内を360度一望できます。展望台は左回りと決められているので、案内に従って、左回りで見るようにしてください。
ペーター教会の南側は、天気がいい日には、遠くまで見渡すことができ、雪の積もったアルプスの山々を見渡すことができます。
写真:鈴木 小百合
地図を見るペーター教会の北側には、ミュンヘンを代表する観光スポット「マリエン広場」があります。展望台からは、有名な「市庁舎」や「フラウエン教会」も一緒に見ることができます。
ミュンヘン市内では、市庁舎やフラウエン教会にも上ることができますが、建物の高さが高く、ミュンヘンの観光スポットを見渡すことができるのはペーター教会だけです。
毎日11:00と12:00になると動く市庁舎の仕掛け時計は、ペーター教会の展望台からも見ることもできます。時間になるとたくさんの人が仕掛け時計を一目見ようとマリエン広場に集まる様子も見えます。
展望台はそれほど広くありませんので、ゆっくりと時計を見ることはできませんが、1日2回見ることができるので、11:00と12:00にそれぞれ展望台の上からとマリエン広場からと視点を変えて見るのがおすすめです。
写真:鈴木 小百合
地図を見るぺーター教会の塔に上るなら、夕方の時間帯がおすすめです。
夏の時期は太陽が沈む時間が遅くなるために、ペーター教会の上から夕陽を見ることはできませんが、冬の時期はペーター教会の上から、夕陽や夕焼けを見ることができます。
夕陽によって赤く色づく空と、灯りがともり始めるミュンヘン市内のコントラストがとても美しいです。夕陽の時間帯に合わせて、塔に上る人が増えるので、陽が沈むより早い時間に上り始めるようにしてください。
また、太陽が沈む頃に見え始める夜景もおすすめです。クリスマスの時期には、ライトアップされたクリスマスツリーやクリスマスマーケット、市庁舎を眺めることができます。
住所:Rindermarkt 1, 80331 Muenchen
電話番号:+49-89-210237760
アクセス:マリエンプラッツ駅(U-Bahn3・6号線)から徒歩3分
営業時間:月曜日〜土曜日 9:00〜18:00 日曜日、祝日 10:00〜18:00
料金:大人 3ユーロ、学生2ユーロ、6〜18歳 1ユーロ、5歳以下 無料
2020年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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この記事を書いたナビゲーター
鈴木 小百合
京都生まれの京都育ち、根っからの京女です。旅とカメラが大好きで週末には日本全国を絶景求めて飛び回っています。国内だけでは飽き足らず、海外の絶景を求めてドイツ・ベルリンにワーキングホリデーを経験。現在は…
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