黄金の門は、キエフメトロのゾーロティ・ヴォロータ(Zoloti Vorota)駅の出口を出たところすぐにあります。ちなみに、ゾーロティ・ヴォロータというウクライナ語は、直訳すると「黄金の門」です。
メトロから降りた瞬間に目を楽しませてくれるのが、駅のホームの壁一面に飾られているたくさんのモザイク画です。
キエフルーシの歴史に登場する人物のモザイク画が、訪れる人を出迎えてくれます。
こちらは伝説においてキエフを創設したとされる4人兄弟の長男キー(Kij)です。彼の名前は、キエフという名前の由来になったとされています。
中には男性のみならず、キエフルーシ時代に登場する女性のモザイク画もあります。こちらは、先ほどのキーの妹リービヂ(Libid’)です。
他にもキエフルーシ時代のキエフ大公たちなどのモザイク画がたくさんあるので、黄金の門を訪れる前にぜひ楽しんでみましょう!
メトロの出口を出ると、すぐに黄金の門がそびえ立っています。黄金の門は11世紀初頭に建てられ、キエフルーシ時代のキエフ公国への入り口でした。黄金の門という名前は、ビザンツ帝国の首都コンスタンティノープルにあった門の名を真似したものです。
1240年にモンゴル軍にキエフが破壊された時、それも廃墟と化しました。現在のキエフには、20世紀に再建された黄金の門がどっしりとかまえています。
正教キリスト教であることが分かるように、建物の上の方が正教会建築になっています。とてもユニークな建物ですね!
黄金の門が建てられた時代は、キエフルーシ最盛期で、大公ヤロスラフ賢公の時代でした。黄金の門の後ろ側には、教会を抱いたヤロスラフ賢公の銅像があります。
立派な建物を満喫したら中へ入ってみましょう!
黄金の門の中へ入ってまず初めに見ることができるものは、再建される前に残っていた遺跡です。この立派な門をくぐった先に、キエフルーシ国家の中のキエフ大公国がありました。
再建される前の黄金の門がどのような状態であったかを縮小版の展示で見ることもできます。
黄金の門は何と4階建て!
一番上の階からは、キエフ市内の景色を楽しむことができます。古代キエフルーシ時代に存在した場所から現在のキエフを眺め、過去のキエフに思いをはせてみましょう!
見上げると、先ほど建物に入る前に見えていた正教会建築の部分も、とても立派に見えます。
階段を上る際、各階にキエフルーシにまつわるものがあり、上りながらも楽しむことができます。
こちらはキエフルーシの年代記に登場する絵と、現在のウクライナの紋章ともなっているキエフルーシの紋章です。撮影スポットとしてもおすすめです。
キエフルーシ時代の、発掘された考古学資料も展示されています。
黄金の門を形作っていたかけらのほかに、キエフルーシではじめての石造教会であった什一聖堂のかけらも展示されています。
発掘されたけれども、現在はロシアにあるものに関しては、このようなライトを使った展示で説明されています。
ユニークな建物であり、小さな考古学ミュージアムである黄金の門を訪れて、古代ウクライナに思いをはせてみましょう!
住所:vulitsa Volodimirs’ka, 40A, Kiev
電話番号:+380-44-278-6919
2020年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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