いにしえの茶屋街で人形の歴史を紡ぐ 金沢「人形ミュージアム」

いにしえの茶屋街で人形の歴史を紡ぐ 金沢「人形ミュージアム」

更新日:2020/01/23 16:56

モノホシ ダンのプロフィール写真 モノホシ ダン 総合旅行業務取扱管理者、総合旅程管理主任者
金沢三大茶屋街のひとつ「にし茶屋街」にある「人形ミュージアム」は、廃業したお茶屋「西泉家」を外観、内装ともほとんど手を入れずに、お茶屋の風情がそのまま残る建物内に約600点の人形を展示した人形博物館です。館内の7つの部屋には雛人形、こけし、金沢ゆかりの北陸人形や日本に起源があるとされるマトリョーシカまでガイド付きツアーで詳しく知ることができます。にし茶屋街で日本人形の世界を楽しんでみませんか?
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人形ミュージアムの見学の基本は「ガイド付きツアー」

人形ミュージアムの見学の基本は「ガイド付きツアー」

写真:モノホシ ダン

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「人形ミュージアム」は、2017年に廃業したお茶屋「西泉家」の建物で、東京でサムライミュージアムを展開する「とんぼ八」が女将の遺族から借り受け、コレクションを公開する形で、2019年7月5日にオープンしました。

西泉家は、にし茶屋街でもっとも大きい建物で、代々の女将が多くの芸妓を育て上げ、お茶屋文化の継承と発展に力を注いできました。人形ミュージアムでは、人形がお好きだった先代女将・まり千代さんが愛でた人形たちも飾られています。

人形ミュージアムの見学の基本は「ガイド付きツアー」

写真:モノホシ ダン

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館内に入ると、ガイドさんの準備が整うまで、待合ルームでお茶とお茶請けのおもてなしがあります。お茶は、お抹茶か加賀棒茶のいずれかを選ぶことができます。

人形ミュージアムの見学の基本は「ガイド付きツアー」

写真:モノホシ ダン

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人形ミュージアムでは、来館者に人形のことを良く知ってもらうために、必ずガイド付きツアーを実施しています。ツアーはガイドさんとともに各部屋を巡回し、所要時間は約40分程度です。また英語でのガイド付きツアーも行っているので、インバウンドの方にもおすすめです。

さまざまな工芸的手法を使って作られた日本人形たち

さまざまな工芸的手法を使って作られた日本人形たち

写真:モノホシ ダン

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人形ミュージアムでは、日本人形を代表する種々の人形が、それぞれどんな人形なのかよくわかるように、部屋ごとに分類して展示されています。

写真は、古典人形のひとつ「御所人形」。江戸時代の享保(1716〜1736)のころに京都で創始された幼児の人形で、御所に献上されたのでこの名前があります。

三等身のふくよかな肢体に、胡粉(ごふん)を幾度となく塗り、木賊(とくさ)で磨き上げて色艶を出しています。

さまざまな工芸的手法を使って作られた日本人形たち

写真:モノホシ ダン

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「こけし」は、東北地方の木製人形で、温泉地で湯治客への土産品として売られたことで全国に広まりました。ろくろで挽かれ作られる頭と胴体だけのシンプルな形態をしていて、「伝統こけし」は産地によって10種類ほどの系統があります。

さまざまな工芸的手法を使って作られた日本人形たち

写真:モノホシ ダン

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全国各地のその土地ならではの魅力を伝える「土人形」は、江戸時代、一部の特権階級だけが楽しむ人形が多かったときに、庶民の人形として親しまれてきました。

土人形は、粘土質の土に低火力で素焼きにし、胡粉をかけて泥絵具で彩色をした人形で、素朴な味わいが多くの人々に愛されてきました。日本列島をかたどった机の上に、日本各地の土人形が並ぶ様子はじつに壮観です。

金沢にゆかりのある部屋のハマモノ「金蒔絵踊子像」

金沢にゆかりのある部屋のハマモノ「金蒔絵踊子像」

写真:モノホシ ダン

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金沢にゆかりのある部屋では、金沢ならではの人形ということで「金箔人形」と「水引人形」が展示されています。金沢の伝統工芸の金沢箔の着物をまとった「金蒔絵踊子像」は、顔と手は象牙、帯は銀、髪留めにはルビーが用いられています。横浜から海外市場へ輸出された工芸品、いわゆるハマモノとして作られました。

金沢にゆかりのある部屋のハマモノ「金蒔絵踊子像」

写真:モノホシ ダン

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同じ部屋に展示されている「水引人形」は、金沢の希少伝統工芸「加賀水引」で、大正時代の初期に、石川県金沢市の津田左右吉(加賀水引初代)により考案されたものです。

人形ミュージアムから歩いて数分のところにある加賀水引を継承する「加賀水引 津田水引折型」(野町店)には、多くの水引細工が展示されています。人形ミュージアムを訪れた際にはぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

金沢にゆかりのある部屋のハマモノ「金蒔絵踊子像」

写真:モノホシ ダン

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金沢にゆかりのある部屋では、金沢の郷土玩具として有名な「加賀八幡起上り」も必見です。この玩具は八幡神社の祭神・応神天皇の産着姿になぞらえており、子供たちの育成と多幸を祈ったといわれ、「七転び八起き」としても縁起がいいものです。

2015年3月14日に長野駅から金沢駅まで開業した北陸新幹線をPRする石川県のマスコットキャラクター「ひゃくまんさん」は、この郷土玩具をモチーフにしたものです。

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「マトリョーシカ」のルーツは日本!?

「マトリョーシカ」のルーツは日本!?

写真:モノホシ ダン

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ロシアの代表的なお土産のひとつ「マトリョーシカ」を展示する部屋では、ズラリと中身を並べたマトリョーシカが圧巻。マトリョーシカ人形は、よく知られているように、胴体の部分で上下に分離され、その中に一回り小さい人形が入っています。これが何回も繰り返される“入れ子構造”になっている点が特徴です。

そのルーツは諸説ありますが、ひとつは、19世紀末に神奈川県箱根町にあったロシア正教会の避暑用の別荘にやってきたロシア人修道士が「ろくろ細工」を本国の土産に持ち帰り、それをもとにマトリョーシカが誕生したというものです。

「マトリョーシカ」のルーツは日本!?

写真:モノホシ ダン

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展示されているマトリョーシカの中には、ロシアのリーダーのマトリョーシカもあって思わずニヤリとさせられます。なお、籠の中に入れられたマトリョーシカは、手に取って遊ぶこともできます。

「マトリョーシカ」のルーツは日本!?

写真:モノホシ ダン

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フォトスポットとしては、ロシアの民族衣装やマトリョーシカの着ぐるみもあってこちらも楽しめます。

さらに人形ミュージアムでは「こけし」と「マトリョーシカ」の色付け体験も開催しています。世界に一つだけのものを作ってみるのはいかがでしょうか。体験料金や所要時間など詳しくは人形ミュージアムのホームページをご覧ください。

ミュージアムショップではマトリョーシカの販売も

ミュージアムショップではマトリョーシカの販売も

写真:モノホシ ダン

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ミュージアムショップでは、マトリョーシカやここでしか手に入らないミュージアムグッズを販売しています。楽しい旅の思い出にお買い求めてはいかがでしようか。

金沢「人形ミュージアム」の基本情報

住所:石川県金沢市野町2-24-1
電話番号:076-241-0015
入場料:大人800円、学生700円、子供(12歳以下)400円
開館時間:10:00〜17:00
定休日:水曜日
アクセス:JR金沢駅東口より北陸鉄道バスで広小路バス停下車徒歩約3分
車利用の場合は、にし茶屋観光駐車場利用

2020年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2020/01/18 訪問

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