再建前でも見所いっぱい…沖縄で「首里城」観光は外せない!

再建前でも見所いっぱい…沖縄で「首里城」観光は外せない!

更新日:2020/02/04 11:01

万葉 りえのプロフィール写真 万葉 りえ アマチュア写真家
2019年10月末、首里城正殿という貴重な文化遺産が喪失してしまったニュースに多くの方が心傷めたことでしょう。でも、首里城を守る人々は立ち上がっています。2019年末から見学エリアが拡大し、これまで入れなかった場所が無料で見学可能です。守礼門をはじめとするいくつもの門や城内最大の祭祀の場所、そして堅牢な石垣や展望台など見所はいっぱい。訪問する事も復興の一助です。さあ、壮大な首里城巡りへ。

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2019年12月から新しいエリアが見学可能に!

2019年12月から新しいエリアが見学可能に!

写真:万葉 りえ

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日本本土では南北朝時代といわれていた頃、沖縄(琉球)では3つの勢力が争っていました。今帰仁城を拠点としていた北山。浦添城を拠点としていた中山。そして島尻大里城を拠点としていた南山。「三山時代」と言われている時代です。この3つの王朝はそれぞれ中国大陸ともつながりを持ち、貿易を行っていました。

その後1406年に尚思紹という人物が中山の王になり、その息子である尚巴志が1429年に三山を統一します。ここに琉球王国が成立したのです。
その琉球王国の中心になったのが現在公園として整備されている首里城です。でも、この首里城は三山が統一される前から尚氏の居城となっており、琉球王国誕生よりも古い歴史を持った城なのです。

2019年12月から新しいエリアが見学可能に!

写真:万葉 りえ

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2019年10月末に起きた火災により有料だった正殿などのエリアは未開園になっています。しかし東西約400メートル、南北約200メートルの広大な首里城の城域。見どころはほかにも沢山!
2019年12月からは、これまで見学できなかった所にも入れるようになっています。正殿が再興されるのを待ちながら、見ごたえある首里城を周ってみましょう。

まずは守礼門へ。変わらず出迎えてくれるこの赤い門は、青空を背景にするとさらに美しさが増します。

壮麗な城門が続く正殿への道

壮麗な城門が続く正殿への道

写真:万葉 りえ

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守礼門を過ぎれば、世界遺産になっている園比屋武御獄石門(そのひゃんうたきいしもん)がご覧いただけます。この門は出入りをしていたという門ではなく、国王が出かけるときに道中の安泰を祈願したという門です。

壮麗な城門が続く正殿への道

写真:万葉 りえ

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そしてその先には首里城の正門になっていた歓会門(かんかいもん)の堂々たる姿も。冊封使(さっぽうし)という中国皇帝からの使いが来ていた首里城。歓迎の意味を込めて門の名がつけられていて、神社の狛犬のように入り口両脇で獅子が守ります。その力強い獅子の姿もしっかり見ておきましょう。

壮麗な城門が続く正殿への道

写真:万葉 りえ

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首里城第二の門である瑞泉門(ずいせんもん)へと至る両脇では、いくつもの石碑に注目です。この門の手前に龍樋(りゅうひ)という水が湧き出ており、この湧き水を冊封使が褒め称えて詩などに詠んだのです。それを石碑にしたのが冊封七碑。この写真では左下の方に一部写っています。

聖地「首里森御嶽」がある下之御庭も見学可能

聖地「首里森御嶽」がある下之御庭も見学可能

写真:万葉 りえ

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歓会門から4つ目に、貴重な古写真や発掘調査で復元した広福門が建ちます。城は標高約120〜130メートルの小高い丘に建っているので、福を行き渡らせるというめでたい名前のこの門手前で一度見晴らしの良い景色をお楽しみください。貿易が盛んだった琉球王国。きっとここから異国の船も含めてたくさんの入り船出船が見られたことでしょう。

聖地「首里森御嶽」がある下之御庭も見学可能

写真:万葉 りえ

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東側には戸籍の管理をする役所があり、西側には寺社を管理する役所が置かれていました。それで広福門は、門というより建物といった趣が強い出入り口になっています。通常時は有料エリアの発券所があったこの広福門から、その奥の「下之御庭」にも入れます。

広福門をくぐれば右手に建つのが、系図座・用物座という王朝時代の役所があった建物です。観光客向けの琉球舞踊の披露に使っていた建物ですが、現在はこのように中の畳敷き部分でも休憩できるようになっています。また、ここでは琉球の歴史などもビデオでご覧いただけますよ。

聖地「首里森御嶽」がある下之御庭も見学可能

写真:万葉 りえ

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下之御庭には「神が造られた」といわれている聖地「首里森御嶽(すいむいうたき)」もあります。琉球最古の歌謡集にも詠われており、その向こうに見える紅い建物が御庭(うなー)へと至る最後の門「奉神門」になります。3つの入り口があり、中央は国王など身分が高い人のみが通れるようになっていました。

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城内で最大の祭祀空間へ

城内で最大の祭祀空間へ

写真:万葉 りえ

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そして奉神門の右側から進んでいけば、2019年12月から入れるようになったエリアへ。しかも料金はフリー!それが首里城内で最大の祭祀空間になっている「京の内」です。

小さくくりぬかれた石造りの門をくぐれば、数多くの神聖な御嶽がある京の内へ。ここで神女が国家繁栄や五穀豊穣などを祈っていました。

城内で最大の祭祀空間へ

写真:万葉 りえ

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見晴らし良い場所もあり、城壁が描くラインの美しさなどを実感していただけるでしょう。そして濃い緑が城郭の西に作られた展望台「西(いり)のアザナ」まで続きます。途中に見られる立派な樹木からも、ここが大変神聖な空間だということが伝わってくるでしょう。

広大な首里城を巡った後は「首里杜館」でひと休み

広大な首里城を巡った後は「首里杜館」でひと休み

写真:万葉 りえ

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文化的歴史的価値があるといわれている首里城の石垣をご覧いただきやすいのが、「東(あがり)のアザナ」へと向かう道です。琉球石灰岩で積み上げられ、曲線を描きながら続く石垣の美しさも、ぜひ見ておいてください。

広大な首里城を巡った後は「首里杜館」でひと休み

写真:万葉 りえ

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このように沢山の見所があり広大な首里城公園。一息入れたくなったら、首里城公園レストセンターになっている首里杜館(すいむいかん)へ行ってみましょう。ここは首里城見学の拠点となっている施設。総合案内所だけでなく、レストランやショップも揃っています。

時間が合えば参加してほしいのが、1階の情報展示センターで開かれる「首里城解説会」です。スライドなどを用いて解説員が琉球の歴史や文化について解説してくれるので、グッと詳しくなれるはず。1日4回あり、無料で参加できます。

広大な首里城を巡った後は「首里杜館」でひと休み

写真:万葉 りえ

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そしてレストランではソーキそばをはじめとして沖縄料理もいただけます。

その中でお勧めしたいのが、琉球王国の伝統菓子のセットです。国王の執務室に隣接し、王子たちの控えの間になっていた鎖之間(さすのま)は、庭園も見事な場所。ここで琉球の伝統菓子が味わえるようになっていました。現在は鎖之間も未開園区域に入ってますが、菓子は首里杜館で体験できます。

旅することも、復興を後押しすること。広大な首里城を巡って、琉球王国の歴史や文化に触れてみませんか。

首里城公園の基本情報

住所:沖縄県那覇市首里金城町1-2
電話番号:098-886-2020
アクセス:ゆいレール首里駅、もしくは儀保駅から「守礼門」まで徒歩約15分

2020年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2020/01/20 訪問

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