写真:中山 杏
地図を見るMRT淡水線と松山新店線の中山駅から約10分、駅から迪化街方面にまっすぐ歩いていくと、漢方薬の独特な香りがしてきます。「生元薬行」は1946年創業の老舗で、漢方薬専門の調剤薬局。診断が受けられる時間が曜日によって決まっていますが、その時間内に直接行けばOKで、事前予約などは必要ありません。
写真:中山 杏
地図を見る明るく開放的な薬局内は、旅行者でも気軽に入りやすい雰囲気です。
写真:中山 杏
地図を見る棚にはさまざまな漢方薬がずらりと並び、漢方薬剤師が調合しているところなどが見られます。
写真:中山 杏
地図を見るスタッフに診断してほしい旨を日本語で伝えると、「こちらへどうぞ」と薬局の外に出て、薬局から歩いて30秒ほどの診療所に案内されます。受付で名前と生年月日を書いて、診察料を支払います。その後、診察室に案内され、医師の診断を受けます。医師は中国語のみですが、薬局のスタッフがずっとついて通訳してくれるので、言葉の心配は一切不要。
医師が脈を取りながら、肩こりがあるか、きちんと眠れているか、定期的に運動しているか、など質問してくるので、それに答えていきます。自分で気になっていることも聞かれるので、手足が冷える、便秘など、改善したい点を伝えましょう。症状に合わせた処方箋を書いてくれる際に、どれくらいの期間分の漢方薬が欲しいか希望を聞かれます。症状の改善には最低2週間は服用するのがお勧めで、1か月分を購入する人が多いそうです。
写真:中山 杏
地図を見る所要時間15〜20分程度の診察を受けた後、通訳スタッフと一緒に先程の薬局に戻ります。医師に書いてもらった処方箋通りに薬剤師が漢方薬を調合している間、薬局内で待ちます。
診察を受ける時間のない人や、自分に合わせた漢方薬を調合してもらうほどではないけれど、ちょっと漢方を試してみたいという人には、症状別の漢方茶や漢方スープなども販売されています。
写真:中山 杏
地図を見るまた、クコの実や蓮の実、喉によいシロップ、美容パックなども販売されているので、健康を気にする方へのお土産にもいいですね。
写真:中山 杏
地図を見る10分程度で調合が完了し、漢方薬を受け取って支払いを済ませます。支払いにはクレジットカードも利用可能。一つの容器が2週間分で、小さなスプーンがついてきます。1日3回食前に2匙など、服用方法が書かれたシールが容器に貼られていますが、薬を受け取る際にスタッフからも説明があります。
薬が気に入って継続したい場合には、日本からメールやFAXで、日本語での注文が可能です。診断を受けた際の処方箋が必要になりますので、大事に取っておきましょう。薬と一緒に、処方箋と、日本から注文する際のやり方を記載した紙ももらえます。
漢方薬は即効性のあるものではなく、続けることで徐々に体質を改善していくものと言われています。せっかく台北に来たなら、旅行ついでに東洋医学で体調を整えてみるのもいいですね!
住所:台北市南京西路181號
電話番号:+886-2-2555-2970
アクセス:MRT淡水線、松山新店線「中山駅」より徒歩約10分
2020年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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この記事を書いたナビゲーター
中山 杏
はじめまして。旅行・航空業界で長年働き、国内&海外の旅行手配、添乗など、旅行に関する様々な業務に携わってきました。旅行のプロとしての経験を、これまで自分や家族、友達のプライベート旅行に活かしてきました…
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(2025/2/15更新)
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