ちょっとステキな盛岡「北ホテル」キレイな客室&ハイコスパ

ちょっとステキな盛岡「北ホテル」キレイな客室&ハイコスパ

更新日:2020/02/10 12:45

湯川 カオル子のプロフィール写真 湯川 カオル子 温泉流浪人、路地裏ウォーカー
盛岡の官庁街に建つ「北ホテル」は、2019年3月にリニューアルした、ちょっとステキなホテル。リーズナブルな価格でモダンな客室を利用できることから女性客にも人気です。

レンガの使われたロビーにはパリのガス灯を模した照明が立ち、アンティークな雰囲気。目の前には県庁があり、石割桜が有名な盛岡地方裁判所や、わんこそばの銘店、盛岡じゃじゃ麺発祥の店など、ビジネスや観光、グルメを楽しむのに便利です。

2019年3月にリニューアル

2019年3月にリニューアル

写真:湯川 カオル子

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盛岡の官庁街にある北ホテルは、創業者で彫刻家の菊池政美が、フランス映画「北ホテル(1945年)」の舞台になり芸術家に愛されたパリのHotel du Nordに憧れて名付けました。ホテルは今もカフェとして、サン・マルタン運河のほとりに残ります。

そんなホテルの来歴から、さり気ないアートへのこだわりが見られます。建物のファサードに架かるロゴも、岩手出身の画家にして書家の高橋忠弥が書きました。盛岡市の都市景観建築賞も受賞しています。

2019年3月にリニューアル

写真:湯川 カオル子

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2019年3月に客室などをリニューアルしましたが、2階まで吹き抜けになった開放的なロビーは創業当初のアンティークな雰囲気を残します。驚くことに、有名なパリのガス灯を模した錬鉄製の照明も灯ります。

2019年3月にリニューアル

写真:湯川 カオル子

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コンクリート打ちっぱなしの柱には、温かみのあるレンガがあしらわれ、モダンさをプラス。それでいてアンティーク調のソファやガス灯風の照明など、懐かしさを感じるロビーです。

盛岡の工芸品に触れる

盛岡の工芸品に触れる

写真:湯川 カオル子

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フロントに置かれているのは南部鉄器の老舗「釜定」に特注したカレンダー。左の2つが日にちの4日、一番右がサンデーのSを示します。こうしたさり気ない品々で、アートと伝統に触れられます。

盛岡の工芸品に触れる

提供元:北ホテル

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ホテル1階にある「北の光原社」は、岩手出身の宮沢賢治が唯一生前に出版した「注文の多い料理店」の版元で、のちに民芸品店になった「光原社」の支店です。県内の物産や世界の民芸品を販売。光原社は、宮沢賢治が名づけたことでも知られます。

リニューアルしたばかりの客室

リニューアルしたばかりの客室

提供元:北ホテル

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ホテルに1部屋しかない特別ルームのデラックスツイン。34平米の広さで、最大3名まで利用できます。広めのソファなどゆとりのある造りで、とても人気のお部屋です。

リニューアルしたばかりの客室

写真:湯川 カオル子

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シングルルームより少し広めのワイドシングルルーム。広さは14平米。6、7階のハイフロアーは藤色をアクセントにしたお部屋です。

リニューアルしたばかりの客室

写真:湯川 カオル子

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部屋の3点式ユニットも一新されて、コンパクトながらも清潔です。また、どの部屋も同じアメニティが用意されています。

使い勝手のいいツインルーム

使い勝手のいいツインルーム

写真:湯川 カオル子

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紅葉の黄色をさし色にダークブランを使ったローフロア。各階に2部屋あるツインルームは20平米の広さです。

使い勝手のいいツインルーム

写真:湯川 カオル子

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デラックスツイン、ツイン、ダブルの部屋には、岩手の伝統工芸「裂き織り」が飾られます。これは江戸時代に貧しかった北国の知恵から生まれた織物で、古着や古布などの生地を裂いて織りなおした、いわばリサイクルの生地。同じものがふたつとない独特の風合いが特徴です。

使い勝手のいいツインルーム

写真:湯川 カオル子

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ツインの部屋には3面鏡のついたテーブルも置かれ、お化粧をするのに便利です。テーブルはデスクワークもできる、ゆとりある広さです。

朝食に伝統のウインナーコーヒーを

朝食に伝統のウインナーコーヒーを

写真:湯川 カオル子

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朝食はレストラン・カフェ「窯(かまど)」でいただきます。古い日本家屋を思わせる天井の梁や効果的なライティングで、雰囲気のある店内。リーズナブルな日替わりランチのほか、夜は日本食レストランとして営業しています。

朝の定食は和食と洋食から選択。通常、御膳+ハーフバイキングですが、お客さんが少ない日は御膳のみになります。ハーフバイキングなしの日は、代わりに御膳の品数が多くなります。

朝食に伝統のウインナーコーヒーを

写真:湯川 カオル子

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写真は御膳のみの日の和食と洋食です。味つけがたいへんよく、満足感の高い朝食でありながら940円とリーズナブル。

朝食に伝統のウインナーコーヒーを

写真:湯川 カオル子

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ホテルスタッフお勧めは、地元の岩泉ヨーグルト。普通のヨーグルトの4倍ほどの発酵時間で作られ、もっちりとしていて、酸味と甘みを楽しめます。

さらにコーヒーコーナーにはホイップクリームが用意され、創業以来ホテルの伝統になっているウインナーコーヒーをいただけます。ぜひ試して欲しい朝食です。

新しさと伝統を兼ね備えたホテル

ホテルは立体駐車場も完備。電車利用なら盛岡駅からバスで5分ほどの「県庁・市役所前」で下車します。

岩手県庁のすぐ裏手にあり、桜や紅葉が美しい盛岡城址公園や、石割桜が有名な盛岡地方裁判所の近くです。目の前にはコンビニが2軒並び、数軒先には明治40年創業のわんこそばの銘店「東家」があるほか、盛岡じゃじゃ麺の元祖「白龍(パイロン)」も徒歩3分ほど。ビジネスや観光、グルメの拠点として便利です。

どこか懐かしさを感じるアンティークなロビーや、リニューアルした明るくキレイな客室など、女性のひとり旅にもオススメ。新しさと伝統を兼ね備えた、ちょっとステキなホテルです。

2020年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2020/01/04−2020/01/05 訪問

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