世界をうならせた奇跡のジュエリーアイス!厳冬の北海道豊頃町へ

世界をうならせた奇跡のジュエリーアイス!厳冬の北海道豊頃町へ

更新日:2020/03/03 13:04

Mayumi Kawaiのプロフィール写真 Mayumi Kawai 絶景ハンター、トラベルライター、自称ミステリーハンター
2016年のYahoo!ニュースをきっかけに一気に知名度が全国区となった北海道豊頃町のジュエリーアイス。冬の厳寒期、太平洋の波にもまれて河口に打ち上げられた十勝川の天然氷が磨き抜かれた宝石のごとく輝きを放つことからこの名が付けられ、今では豊頃町の新たな観光資源となっています。

世界でもきわめて珍しいといわれるジュエリーアイス、ぜひ北海道を訪れた際に今度豊頃町に立ち寄ってみませんか?

昨今の状況により、施設等の営業日や営業時間などに変更が生じている場合があります。各種報道機関の発表、施設や各自治体のホームページなどで最新情報をご確認ください。また、Go To トラベルキャンペーンについては全国で一時停止となっています。お出かけの際はしっかりと新型コロナウイルスの感染予防および拡大防止対策をして行動しましょう。(トラベルjp)

豊頃町の新たな観光資源「ジュエリーアイス」

豊頃町の新たな観光資源「ジュエリーアイス」

写真:Mayumi Kawai

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北海道帯広市から南東へ約50km、太平洋へ流れ込む十勝川の河口に広がる豊頃町大津海岸では、厳冬期、海に流され波にもまれて丸みと透明度を増した十勝川の天然氷が浜に打ち上げられます。それは昔から町の子どもたちにとっては格好の遊び道具であり、ありふれた日常の風景に一コマに過ぎませんでした。

しかし、2012年、写真家であり現在帯広で英語学校を経営している豊頃町出身の浦島久氏によって「ジュエリーアイス」と命名されて以降、写真愛好家らの間で少しずつ話題となり、さらに人気に火をつけたのは北海道新聞の紹介をきっかけとした2016年1月のYahoo!ニュース。TOPに掲載されたことで、一気に全国へ知れ渡ることとなりました。

豊頃町の新たな観光資源「ジュエリーアイス」

写真:Mayumi Kawai

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そして2017年1月、今度は米ニューヨーク・タイムズ電子版にて、海外の海洋学あるいは氷化学の専門物理学者らによって、これほどまでに気泡が無く透明度の高い川の氷は“世界でもきわめて稀”で、“おそらくこの地でしか見られないであろう”とのお墨付きが紹介され、世界的にも注目を集めるきっかけとなりました。

近年では国内外多くの観光客がフォトジェニックな氷を求めて海岸に詰めかけ、今では豊頃町の大きな観光資源として、また北海道を代表する冬の風物詩の一つになっています。

ジュエリーアイスができるまで

ジュエリーアイスができるまで

写真:Mayumi Kawai

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ジュエリーアイスはどうやって生まれるのでしょうか。

ジュエリーアイスの故郷・十勝地方は、背後にそびえる日高山脈の影響で雲がない晴天が続く「十勝晴れ」が特徴の平野部。それにより放射冷却現象が加速し、さらに平野という地形が効率よく冷気が広げるとともに十勝川の流れが冷気を河口まで運び、十勝川が結氷しやすい環境を生み出しています。

ジュエリーアイスができるまで

写真:Mayumi Kawai

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潮汐(潮の干満)による海面水位の変化や時化の影響で割れた十勝川の氷はやがて太平洋に流れ込みます。そして、波にもまれて氷の角が取れ、さらに磨き抜かれて透明度の高い「ジュエリーアイス」となって浜に打ち上げられるのです。

ジュエリーアイスができるまで

写真:Mayumi Kawai

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流氷と比べられがちですが、海水でできた流氷の多くが不透明であるのに対し、十勝川の淡水から生まれたジュエリーアイスは気泡も少なく不純物の少ない透明な氷となっています。そのクリスタルな透明度は、差し込む陽の光を吸収し、まさに宝石のような神秘の輝きを見せてくれるのです。

大津海岸に行くときはペットボトルなどに入れた水を持っていくのがおすすめ。砂のついたジュエリーアイスをその水で洗い流してあげると美しいクリスタルが復活することが多いですよ。

時間帯によって表情を変えるジュエリーアイス

時間帯によって表情を変えるジュエリーアイス

写真:Mayumi Kawai

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一般的にベストタイムとされているのは夜明け近くの早朝6時半から7時半頃。朝日がクリスタルな氷に差し込み、幻想的な色合いを観察することができます。しかし早朝はツアー客などが押し寄せ、インスタ映えしやすい氷や場所取りの争奪戦が激しくなりがちなのでご注意を。

爽やかな光が差し込む日中や夕暮れ時のマジックアワーの瞬間もまた違った表情をカメラに収めることができるのでおすすめです。

冷え切ったからだはジュエリーハウスで温めよう

冷え切ったからだはジュエリーハウスで温めよう

写真:Mayumi Kawai

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冬季限定でオープンする「ジュエリーハウス」。冷え切ったからだを温めてくれるありがたい休憩所であり、無料WiFiに仮設トイレも併設されています。

<ジュエリーハウスの基本情報>
住所:北海道中川郡豊頃町大津 大津海岸入口
営業時間:6:30〜15:00(飲食は7:00〜)
営業期間:1月中旬〜3月上旬 ※2020年は新型肺炎の影響で2月末にて終了、仮設トイレは3月8日まで
期間中無休

冷え切ったからだはジュエリーハウスで温めよう

写真:Mayumi Kawai

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ハウスの外には現在の気温が表示されているほか、大津港で水揚げされたタコやタラ、新巻鮭などの魚介類が吊り干しされています。もちろん購入も可能です。

冷え切ったからだはジュエリーハウスで温めよう

写真:Mayumi Kawai

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ハウスの中では冷えたからだを温めてくれるホットコーヒーや豊頃産の新鮮ミルクを使ったホットミルク、ココア、甘酒などが用意されているほか、海鮮汁やエゾバイツブ貝など豊頃ならではのご当地グルメも楽しめます。

その他、ジュエリーアイスに関するパネル展示や関連商品、豊頃町の特産品が販売され、屋外には、ジュエリーアイスをテーマにした国内外アーティストによるアート作品が展示されています。ぜひジュエリーアイスを楽しんだ後は、ハウスに立ち寄ってみてくださいね。

ジュエリーアイス鑑賞後はぜひ豊頃町のシンボル・ハルニレの木へ

ジュエリーアイス鑑賞後はぜひ豊頃町のシンボル・ハルニレの木へ

写真:Mayumi Kawai

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豊頃町のシンボル・ハルニレの木。ドリカム全盛期の名曲「Eyes to me」の歌詞にも登場するこの木は、大津海岸から車で約30分、帯広方面へ戻る途中に立ち寄ることが可能です。せっかくですから、ぜひ雪原に広がるハルニレの木もお楽しみください。

なおハルニレの木に関しては関連メモにある「北海道豊頃町もう一つのジュエリー!ハルニレの木でEyes to me」も併せてご参照ください。

北海道の冬を代表する風物詩となった豊頃町のジュエリ−アイス。世界の学者もうならせたこの貴重な氷の宝石を見に、ぜひ今度訪れてみませんか。

豊頃町ジュエリーアイスの基本情報

住所:北海道中川郡豊頃町大津 大津海岸
電話番号:015-578-7202(豊頃町観光協会)
アクセス:豊頃町までの公共交通機関がないため、レンタカーあるいはタクシーチャーターがおすすめ。帯広市内から車で約1時間、釧路市内からは約1時間35分。なお、指定された専用駐車場利用。私有地等への無断駐車厳禁。

・現地ジュエリーアイスガイドツアー催行
・帯広市内から十勝バスによる帯広発日帰りバスツアー催行
・北斗タクシーによる帯広発ジュエリーアイス見学プラン催行
※詳細は関連メモの豊頃町観光協会ホームページをご参照ください

2020年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2019/01/24 訪問

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