写真:小野 雅子
地図を見るそれは今から約50年前のこと。当時ロンドンに住んでいたアイザック・ティグレットとピーター・モートンという、まだ20代前半のアメリカ人青年2人が「母国と同じダイナー風レストランを!」と意気投合して始めたのがハードロックカフェ。場所はグリーンパークやハイドパークの間にある、元ロールスロイスのディーラーがあった建物です。
そんな一等地に、まだ21歳や22歳だった若者たちが起業できるなんて・・・と不思議に思いますが、実は2人ともアメリカの両親は事業家やレストランチェーンのオーナー。開業資金と経営ノウハウには事欠かなかったようです。
写真:小野 雅子
地図を見る店内に一歩入ると、そこはロックファンにとって垂涎のメモラビリアに埋め尽くされた世界。新旧のバンドやミュージシャンたちから寄贈されたり買い取ってきた楽器、ディスク、衣類、もろもろの小物が壁を覆っています。スクリーンに映し出された映像も、店内に響き渡る音楽も、このお店にとって欠かせない要素ですね。
写真:小野 雅子
地図を見る中でもやはりイギリス出身ミュージシャンの品は、この場所にピッタリです。ビートルズ、ローリングストーンズ、ピンクフロイド、レッドツェッペリン、セックスピストルズなどのグループからエルトン・ジョンやデヴィッド・ボウイーといったソロアーティストまで、イギリスを代表する人気ミュージシャンにまつわる逸品が勢揃い。1点ずつ眺めたり写真を撮っていると、時間を忘れそうです。
写真:小野 雅子
地図を見るとは言え開店当時にはネオンサインやポスターがあったくらいで、特に変哲のないダイナー風インテリアでした。しかし1979年に常連の1人だったエリック・クラプトンが自分のギター、フェンダー・リーダーIIを「僕がいつも座る席の壁に掛けといてくれる?」と言って店に進呈。
それを見たザ・フーのギタリストであるピート・タウンシェントが「オレのも同じくらい良いぜ!」とギブソンのギターを店に献上・・・というのが始まり。
写真:小野 雅子
地図を見る今では大御所ギタリストの2人も若い頃はここで大いに盛り上がっていたのが想像できて、なんだか微笑ましいエピソードでしょう?その2本のギターは現在、入口を入ると左手にあるバーカウンターに掲げてあります。バーテンダーの背後にあるモニターの左側に、クラプトンとタウンシェントの名前付きで飾ってあるので見つけやすいですよ!
写真:小野 雅子
地図を見る展示品の中には既に故人となったミュージシャンの物も多く、レッドツェッペリンのジョン・ボーナムが使っていたドラムセットやジミ・ヘンドリックスの衣装とギターなど、ロックの歴史を垣間見るようです。
写真:小野 雅子
地図を見るさてテーブルに着席したら、いよいよ食事の注文。やはりここまで来たからには、古き良きアメリカンダイナーの王道ハンバーガーを食べたいですよね。イチオシはたっぷりボリューミーなオリジナルバーガー、揚げたて熱々ポテトと一緒に頬張りましょう!
写真:小野 雅子
地図を見るオニオンリング、ベーコン、とろけるチーズでバーガーのお肉が見えないけれど(笑)ジューシーで美味しく焼き加減もパーフェクト。ポテトとともに添えられたバーベキューソースも、ちょっとスパイシーで大いに食欲をそそります。
写真:小野 雅子
地図を見る生ビールはバドワイザーやステラアートワなど数種類の銘柄が揃っており、カクテルの種類もすごく豊富。ノンアルコール派ならばシェイクやソフトドリンクが充実しています。
写真:小野 雅子
地図を見るさてレストランでの食事が終わったら、隣接するショップも覗いてみましょう。レストランを一旦出て、オールドパークレーンという道1本を隔てた別の建物にあります。
写真:小野 雅子
地図を見るさすが第1号店というだけあって、ショップの充実度もなかなか凄いものがあります。またバッキンガム宮殿からほど近い立地のせいか観光客に慣れているスタッフの方々は、見ているだけのお客さんにも大変フレンドリーで親切なのが気持ちいいほど。
写真:小野 雅子
地図を見るロンドン店オリジナルグッズはバラエティ豊かで、お馴染みのTシャツやピンバッジも色んなデザインがあるので選ぶのに迷ってしまいそう。またマグカップや帽子、バッグなども好評です。
写真:小野 雅子
地図を見るそして特筆すべきなのは、この第1号店には地下に「ヴォールト(Vault)」と呼ばれる保管庫があり、ミニ博物館を兼ねていること。そこは基本20分ごとに開き、一般人にも見ることが出来るんですよ!また混んでない日ならば20分ごとと言わずすぐ開場してくれる場合もありますので、優しい笑顔のスタッフさんに訊いてみましょう。
写真:小野 雅子
地図を見る小さな部屋ですが、新旧の有名アーティストにまつわる品々を間近で見ることが出来ます。エルヴィス・プレスリーが晩年に来ていたジャケットやフレディ・マーキュリーが所有していた東洋趣味の椅子、デヴィッド・ボウイーが使ったギター、マドンナが着たコルセット型の衣装など、どれもロックファンには懐かしいものばかり。
今では世界中にある全チェーン併せて8万点以上ものメモラビリアを所有するハードロックカフェ。しかし一体どうやって集めたのですか?と尋ねたところ、多くはエリック・クラプトンのようにミュージシャン自身からの寄贈。あとはオークションや個人収集家からの購入だそうです。
写真:小野 雅子
地図を見るその一角には、こんなベンチも用意されていますよ。エアロスミスのジョー・ペリーのギターと、キッスのジーン・シモンズのベースギターに挟まれて、楽しい記念写真を撮りたいですね。
レストランだけでも大いに満喫できるハードロックカフェ第1号店。もし時間があれば、ショップと地下のミニ博物館もぜひお勧めです!
住所:150 Old Park Lane, Mayfair, London W1K 1QZ
電話番号:+44-20-7514-1700
アクセス:ハイドパークコーナー駅から徒歩3分、グリーンパーク駅から徒歩5分
2020年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/19更新)
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