世界遺産の橋が架かる“フランスの最も美しい村”の一つ「エスタン」

世界遺産の橋が架かる“フランスの最も美しい村”の一つ「エスタン」

更新日:2020/01/31 11:17

木村 岳人のプロフィール写真 木村 岳人 フリーライター
フランス南部を流れるロット川の沿岸に「エスタン」という村があります。城を中心に昔ながらの町並みが広がっており、“フランスの最も美しい村”に認定されています。

またエスタンはカトリック三大聖地の一つ「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」への巡礼路「ル・ピュイの道」の経由地でもあり、村の出入口にあたる中世の石橋は世界遺産「フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」の構成資産に含まれています。

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ロット川の谷間にたたずむ小さな村

ロット川の谷間にたたずむ小さな村

写真:木村 岳人

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セヴェンヌ山地に端を発し、エギュイヨンでガロンヌ川と合流するロット川は、地中海から大西洋へと抜ける交通の要衝として古くより重視されてきました。その流域には現在のロット県の県都「カオール」など歴史ある町や村が数多く存在します。

アヴェロン県の北部に位置する「エスタン」もまたロット川沿いにある村の一つ。丘陵の谷間に開けたわずかな土地にエスタン城がそびえ、それを取り囲むように歴史ある風情の家々が建ち並んでいます。

ロット川の谷間にたたずむ小さな村

写真:木村 岳人

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現在は人口500人前後の小さな村ですが、いずれの建物も昔ながらの風格を醸しており、周囲に広がる丘陵の豊かな自然と相まって、まさしく“フランスの最も美しい村”にふさわしいたたずまいを見せています。

村人によって築かれた巨大な石橋

村人によって築かれた巨大な石橋

写真:木村 岳人

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エスタンでまず注目したいのが、ロット川に架かる巨大な石橋です。これは現在のアヴェロン県の県都にあたる「ロデズ」の司教を務めた「フランソワ・デスタン」の主導のもと、エスタンに住む人々の手によって1490年から1524年にかけて築かれました。

この橋の完成により往来の便が良くなったことから1527年には市が立つようになり、上流の「エスパリオン」や下流の「アントエギュ」と共に重要な商業拠点として栄えました。エスタンはこの橋のおかげで発展したといっても過言ではありません。

村人によって築かれた巨大な石橋

写真:木村 岳人

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また橋が架けられたことによってサンティアゴへの巡礼者もエスタンに立ち寄るようになり、村の中心に位置するサン=フルーレ教会への参拝者も増えたといいます。橋が完成してから現在に至るまで数多くの巡礼者たちが渡ってきた歴史から、このロット川に架かる橋は「フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」の一部として世界遺産になりました。

橋の中央にはデスタン司教の像と鉄の十字架が

橋の中央にはデスタン司教の像と鉄の十字架が

写真:木村 岳人

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エスタンの橋は四連のアーチ橋で、いずれのアーチも高さ10m、幅16m、ゴシック様式の緩やかな尖塔形で統一されています。周辺地域に残る中世橋は中央が盛り上がる山型になっているものが多いのですが、エスタンの橋は水平であり、シンプルながら機能的な見た目です。

橋の中央にはデスタン司教の像と鉄の十字架が

写真:木村 岳人

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橋の中央には1866年に築かれたフランソワ・デスタン司教の彫像が祀られており、今もなおエスタンを発展させた功労者として村の人々から讃えられています。

またその対面には鉄製の十字架が掲げられています。その独特な形状は著名な宝石職人である「アンリ・ルシュー」にインスピレーションを与え、それをもとに1920年代に発表されたペンダントは優れた芸術作品として賞賛を浴びました。

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「エスタン城」と「サン・フレーレ教会」も要チェック

「エスタン城」と「サン・フレーレ教会」も要チェック

写真:木村 岳人

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ロット川に架かる橋と共にエスタンのシンボル的な存在である「エスタン城」は、中世からの名門貴族であったデスタン家の居城でした。古代ローマ時代の建物をベースにして13世紀に築かれ、さらに15世紀には後期ゴシックのフランボアイヤン様式、16世紀にはルネッサンス様式で拡張されるなど、度々の増改築を重ねて今に見られる姿になりました。

「エスタン城」と「サン・フレーレ教会」も要チェック

写真:木村 岳人

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エスタン城の北隣には、15世紀に築かれたゴシック様式の「サン・フレーレ教会」が建っており、こちらも見逃せません。11世紀にロマネスク様式で築かれた修道院の跡地に位置しており、地下からはその遺構も発見されています。

また上流に位置する「サン=コーム=ドルト」から「エスパリオン」を経由して「エスタン」へと至るロット川沿いの道筋は巡礼路としても世界遺産になっており、このサン・フレーレ教会はその区間の終点に位置付けられています。

複雑に路地が入り組む町並みの散策を楽しもう!

複雑に路地が入り組む町並みの散策を楽しもう!

写真:木村 岳人

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エスタンは決して大きな町ではありませんが、適度な規模でコンパクトにまとまっており散策がとても楽しい村です。南北に伸びるメインの通りからは細い横道が分岐しており、曲がりくねった路地を歩けば歴史のある村ならではの町並み景観を満喫することができるでしょう。

またエスタンの近隣には他にも「サン=コーム=ドルト」や「コンク」といった“フランスの最も美しい村”が点在していますので、レンタカー等でそれらと併せて周るのがオススメです。

エスタンの基本情報

住所:Estaing, Aveyron, Occitanie
電話番号:+33-5-65-44-03-22(エスタン観光案内所)
アクセス:エスパリオンからバスで約15分、ロデズから車で約40分

2020年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。

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