写真:土庄 雄平
地図を見る「富山ブラック」誕生の経緯は、この地の歴史に深く関わっています。1955年ごろ、富山中心部で富山大空襲の復興に従事していた食べ盛りの若者の昼食として、また汗をかく肉体労働者の塩分補給として、濃いスープの醤油ラーメンを提供したことから「富山ブラック」は始まりました。
写真:土庄 雄平
地図を見る最初は屋台でしたが、後に「大喜」を屋号とし、現在は「西町大喜」へと受け継がれ、富山市内に多数店舗を展開されています。時代を経てもなお、濃く塩辛いこのラーメンは、富山県民のソウルフードとして愛され続け、昨今のご当地ラーメンブームで全国的にも注目を集めるようになりました。
写真:土庄 雄平
地図を見る店の雰囲気・味ともに当時の元祖に触れたいなら「西町大喜・西町本店」、アクセスの良さを取るなら「西町大喜・富山駅前店」が便利!旅程に合わせてお店を選ぶと良いでしょう。お店に入ったら早速、券売機でラーメンを注文!
基本的にラーメンは一種類のみで、並み〜特大と量だけが変えられるようになっています。サイドメニューには各種トッピングや、ライスやおにぎりが並びます。
オススメするのは「中華そば+ライスセット」!これが本来の富山ブラックの食べ方であり、このライスこそラーメン攻略の要になるのです。
写真:土庄 雄平
地図を見るそして注文後10分程で着丼!ラーメンが出されたら黒いスープのジャンキーなビジュアルを楽しみ、早速食べ進めたいところですが、ここでも少しだけポイント。丼の中央に乗っている「メンマ」をライスへと移し替えましょう!
何故これをするか?と言えば、元祖・富山ブラックの一番の難所が、この塩辛いメンマだから。本当は着丼したら、メンマをスープに混ぜて塩分を溶かして食べるのがスタンダードなのですが、これをすると塩辛すぎる!ということになりかねないので、一旦退避させます。富山ブラックのスープを味見しながら、メンマを少しずつ溶かして、お好みの塩分を調整してくださいね!
また大喜特製メンマは、市販されている塩昆布の2倍は辛いと思われる塩辛さ!ライスと一緒に食べれば美味しく食べられます。
写真:土庄 雄平
地図を見るあとは麺と具を一緒に食べ進めていきます。途中塩辛さがキツくなってきたら、チャーシューを挟んで、その旨味で緩和するのがオススメですが、それでもキツい場合は「生卵(70円)」を追加注文してみてください。本来の「富山ブラック」の食べ方ではないのですが、これが切り札になります。
写真:土庄 雄平
地図を見る濃厚な卵に麺を絡めて食べれば、すき焼き風に頂くことができますよ。塩味に卵特有のまろやかさが加わり、病みつきになる美味しさ!まるで別料理ですが、富山ブラック攻略の最終兵器です。ペースが落ちかけていた箸の動きも戻って来ること間違いなし!
写真:土庄 雄平
地図を見る元祖「富山ブラック」は塩分の調整と卵による味変、ライスやチャーシューによる塩味の緩和というラーメンの構成要素とサイドメニューをフル活用することで、美味しく頂き、攻略することができます。ぜひ富山へ旅行する際にこの記事を読んで、県民熱愛B級グルメ「富山ブラック」を食べてみてはいかがでしょうか?
住所:富山県富山市新富町13-8
営業時間:11時〜16時
定休日:月曜日
電話番号:076-444-6887
アクセス:JR富山駅から徒歩5分
※西町本店は富山軌道線・グランドプラザ前から徒歩5分
2020年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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この記事を書いたナビゲーター
土庄 雄平
1993年生まれ、愛知県豊田市出身、同志社大学文学部卒。第二新卒を経験後、メーカー営業職とトラベルライターを両立。現在は、IT企業に勤務しながら、自然や暮らしに一歩踏み込む、情報発信に精を出す。山岳雑…
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(2025/2/13更新)
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