“フランスの最も美しい村”の一つ「ロゼルト」麦畑にたたずむ丘の町

“フランスの最も美しい村”の一つ「ロゼルト」麦畑にたたずむ丘の町

更新日:2020/02/03 17:02

木村 岳人のプロフィール写真 木村 岳人 フリーライター
フランスの南西部、タルヌ=エ=ガロンヌ県のケルシー・ブラン地方に“フランスの最も美しい村”に認定されている町の一つである「ロゼルト(Lauzerte)」が存在します。

麦畑の中にたたずむ丘の上、整然と通された路地に沿って昔ながらの石造りの家々が連なっており、中世由来の歴史を感じさせつつも、どこかモダンな印象の町並みが広がっています。

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麦畑と森林に囲まれた丘の上に築かれた町

麦畑と森林に囲まれた丘の上に築かれた町

写真:木村 岳人

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ロゼルトの町が築かれている丘は、二本の川によって形成された緩やかな渓谷に位置しています。周囲の低地にはまるでパッチワークのような多彩な色合いを見せる麦畑が、谷の斜面には緑の濃い木々が生い茂る、実に自然豊かな環境です。

こんもりとした丘は遠くからも望むことができ、昔から大きく変わってはいないであろう周囲の景観と相まって、ケルシー・ブランの原風景というべき眺めを見ることができます。

麦畑と森林に囲まれた丘の上に築かれた町

写真:木村 岳人

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360度すべての方角が開けているの丘なので、ロゼルトの町からは辺り一帯を見渡すことができます。ここからの景色を見るためだけにも、ロゼルトを訪れる価値は大いにあります。

直線的な路地が整然と通る“バスティード”の町並み

直線的な路地が整然と通る“バスティード”の町並み

写真:木村 岳人

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ロゼルトの町が築かれたのは1241年、トゥールーズを拠点に周辺地域を支配していた「トゥールーズ伯」によって新たに開かれた中世新都市です。

当時のフランス南西部はフランスとイギリスによる統治の主導権争いや、荒地への植民定住政策により、“バスティード(bastide)”と呼ばれる都市形態の町が盛んに築かれました。各地に設けられたバスティードは統治と交易の中心地として機能し、地域の拠点として発展しました。このロゼルトもまたバスティードとして築かれた町の一つです。

直線的な路地が整然と通る“バスティード”の町並み

写真:木村 岳人

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バスティードの特徴は、広場を中心に路地が格子状に通されているところにあります。中世ヨーロッパというと細い路地が複雑に入り組んだ迷路のような町並みを想像しがちですが、バスティードの路地は直線的で、まるで古代ローマ都市のように整然とした区画の町並みです。

ロゼルトは南北に細長い丘の上にあるので平地のバスティードのように碁盤目状ではありませんが、それでも広場を中心に、丘の等高線に沿って路地が直線的に通されています。

「コルニエール広場」に見る伝統と革新

「コルニエール広場」に見る伝統と革新

写真:木村 岳人

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ロゼルトの中心である「コルニエール広場」は、丘の中で最も高い北側に位置しています。すぐ横には13世紀に築かれ、16世紀から17世紀に改築された「サン・バルテレミ教会」が建っており、中世由来の町らしい伝統的な姿を見せています。

「コルニエール広場」に見る伝統と革新

写真:木村 岳人

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コルニエール広場を歩いていると、ふと石畳の片隅がめくれ上がっていることに気が付きます。その下を覗いてみるとカラフルなタイルが見えるのですが、実はこれは現代アート。フランス南西部出身の芸術家「ジャック・ブッシュオルツ」が1980年に手がけた作品です。

中世の雰囲気を残す広場の一角にさりげなく添えられたこの現代アートからは、伝統を継承しつつも新しい息吹を取り入れようという町の気風が感じられます。

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広場を囲む、歴史ある家屋とアーケード

広場を囲む、歴史ある家屋とアーケード

写真:木村 岳人

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コルニエール広場では周囲の家々にも注目してください。これらの家屋は15世紀から18世紀に築かれたもので、石造りの建物が大部分を占めますが、中には煉瓦を用いたものや、コロンバージュと呼ばれる木骨組みの家屋も見られ、訪れる人々の目を楽しませてくれます。

広場を囲む、歴史ある家屋とアーケード

写真:木村 岳人

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また広場に面してアーケードが巡らされているのも特徴的です。このアーケードはフランス南西部の町によく見られるもので、かつては広場やこのアーケードに店がズラリと並び、交易が行われていたことでしょう。

サンティアゴへの巡礼者が集う巡礼宿も

サンティアゴへの巡礼者が集う巡礼宿も

写真:木村 岳人

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ロゼルトの路地を歩いていると、ホタテ貝をあしらった看板を目にすることがあります。このホタテ貝は、スペインの西の果てに位置する聖地「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」を目指す巡礼者のシンボル。ロゼルトはサンティアゴへ通じる巡礼路「ル・ピュイの道」の宿場町でもあり、この看板は巡礼者のための宿泊施設であることを示しているのです。

サンティアゴへの巡礼者が集う巡礼宿も

写真:木村 岳人

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昼過ぎにもなると、ザックにホタテ貝を括り付けた巡礼者たちが続々と到着する光景を目にすることができるでしょう。彼らはこの町に宿泊し、翌日の早朝に次なる町を目指して出発するのです。

このように、中世からの雰囲気を残すロゼルトには見どころが盛りだくさん。近隣にはロマネスク彫刻の傑作と評される「サン=ピエール修道院」がある「モワサック」、ロゼルトと同じく“フランスの最も美しい村”に認定されている「オヴィラール」など、他にも見どころはたくさんありますので、併せて周るとより楽しめることでしょう。

ロゼルトの基本情報

住所:Lauzerte, Tarn-et-Garonne, Occitanie
電話番号:+33-5-63-94-61-94(ロゼルト観光案内所)
アクセス:モワサックからバスで約35分

2020年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。

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