写真:泉 よしか
地図を見る乳頭温泉郷の鶴の湯温泉、ここは秋田県でもたいへんよく知られている温泉です。テレビや雑誌で特集されることも多いので、秋田県どころかもしかしたら日本で一番有名な秘湯かもしれません。
写真:泉 よしか
地図を見るそんな鶴の湯温泉の人気の理由は、なんといってもその風情。茅葺き屋根の本陣や乳白色のお湯といった思わず日本人の心をくすぐるロケーションがここにあるからです。
雪がたっぷり積もったら、門のところに大きなかまくらが作られることも。
写真:泉 よしか
地図を見る晴れた日なら青空に白い雪や乳白色の露天風呂のお湯が映え、雪の日ならまるで水墨画の世界。雪国の冬ならではのこの景色を見にいきたくなりませんか?
写真:泉 よしか
地図を見る鶴の湯温泉の源泉は4本あります。美人の湯の白湯、子宝の湯の黒湯、眼っこの湯の中の湯、そしてうたせ湯の滝の湯。ただし冬は打たせ湯はお休みします。
写真:泉 よしか
地図を見るお風呂もたくさんあって、どこに入るかどの順番で回るか迷ってしまいそう。橋を渡ってすぐの建物には四つのドアがあり、右から白湯の女湯、白湯の男湯、黒湯の女湯、黒湯の男湯となっています。いずれも雰囲気のある浴室ばかり。
こちらの写真のお風呂はそのうちの一つ、黒湯の女湯です。黒湯は別名「温(ぬく)たまりの湯」とも。よく温まるなんて、寒い季節には特に嬉しい源泉ですね。
写真:泉 よしか
地図を見る一方、中の湯のお風呂は橋を渡って右に進み、混浴露天風呂「鶴の湯」を越えたところにあります。中の湯は神経系統の病や眼病にいいと伝えられてきました。
この情緒あるお風呂に静かに入浴していると、まるで令和の現代とは違う時代にいるような気分に。
写真:泉 よしか
地図を見るさて、「鶴の湯温泉」で最も有名なお風呂と言えばやっぱり混浴露天風呂の「鶴の湯」。
開放感のある大きなお風呂にたっぷりの濁り湯。まさにこれがみなさんのイメージする「乳頭温泉郷」の温泉、「鶴の湯温泉」の露天風呂ではないでしょうか。
この「鶴の湯」の素晴らしいところは雰囲気だけではありません。入ってみればわかりますが、足下からぷくぷくと泡が浮いてきます。ここはもともと源泉が湧いているところに湯船を作った貴重な足下湧出泉なのです。
写真:泉 よしか
地図を見る混浴なので女性は入りにくいと思われるかもしれませんが、女湯の「中の湯」から直接移動できて、濁り湯なので入ってしまえば透けることもありません。
この写真の屋根が掛かっているあたりが「姫」の「通り道」とされているエリアで、男性は留まらないよう注意書きがあります。
この「姫」の「通り道」でも足下からお湯が湧いていますので、露天風呂の中央まで移動する勇気がない女性もここまではぜひチャレンジしてほしいと思います。
写真:泉 よしか
地図を見る「鶴の湯温泉」は人気の秘湯なので日帰りのお客さんも多く訪れます。少しでも人の少ない時間帯に入浴したいと思ったら、やはり泊まるのが一番。宿泊者用のお風呂もあります。
一番人気のお部屋は本陣。門の近くに建つ茅葺き屋根の長屋で一番から五番までお部屋があります(本陣六〜七番はお食事用のお部屋)。
写真:泉 よしか
地図を見る本陣のほかに一号館、二号館、三号館、そして新本陣・東本陣などのお部屋もあります。
本陣の五室と新本陣五番、東本陣一番・五番のお部屋には囲炉裏も。囲炉裏のあるお部屋では、この囲炉裏を囲んで夕食を取ることができます。名物料理は「山の芋鍋」。
写真:泉 よしか
地図を見るギシギシと鳴る廊下を歩いて窓の外の雪景色を見れば、ここが山の中の雪深い秘湯だと実感がわきます。凍えるような冬の寒さがきっとお湯の温かさをより際立たせてくれるでしょう。
「乳頭温泉郷」には「鶴の湯温泉」の他に6つの宿があります。「鶴の湯温泉」に泊まったら、「乳頭温泉郷 湯めぐり帖」を購入して温泉巡りはいかがでしょう。冬期は休業のお宿もありますが、有効期限は1年間なのでまた違う季節に再訪してはいかがでしょう。
レンタカーで「乳頭温泉郷」を訪れるなら、秋田空港、花巻空港も便利なのですが、大館能代空港から森吉山や田沢湖を観光して行くルートもオススメです。
なお人気があるので予約が取りにくいことでも知られる「鶴の湯温泉」ですが、比較的穴場のシーズンとも言えるのは、お正月過ぎの3連休明け、4月上旬、12月上旬です。ぜひ参考にしてください。
2020年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
取材協力:大館能代空港
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(2024/9/18更新)
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