高層ビル建設ラッシュ!成長著しいコロンビアの首都ボゴタおすすめ名所

高層ビル建設ラッシュ!成長著しいコロンビアの首都ボゴタおすすめ名所

更新日:2020/02/11 11:09

大川原 明のプロフィール写真 大川原 明 旅行ジャーナリスト(ライター)
コロンビアと聞くと麻薬組織、左翼ゲリラ、誘拐という言葉を連想すると思います。前世期までは世界的にみて非常に治安の悪い国だったのは事実。首都のボゴタは1990年代には世界で最も暴力的な都市と言われる程ひどかったのですが、近年では治安が改善してきています。

ボゴタはアンデス山脈の盆地、標高2640メートルに位置する人口770万人の大都市。今回はボゴタで訪れるべき名所をご紹介させていただきます。

趣のある旧市街!ボリーバル広場と目抜き通り「Carrera7」

趣のある旧市街!ボリーバル広場と目抜き通り「Carrera7」

写真:大川原 明

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1990年代まで治安最悪であったコロンビア。首都のボゴタは世界で最も暴力的な都市と言われる程、治安が悪かったです。反政府組織、麻薬密売組織、左翼ゲリラなどによる外国人を含む誘拐多発、殺人事件も毎日のようにおきていました。しかし、今世紀以降、治安が改善してきているのは事実。殺人事件発生件数も最悪時の4分の1程に減少。それに付随して海外からの観光客も増えています。

ボゴタの名所はラ・カンデリアと呼ばれる旧市街内に集中しています。旧市街内は昔ながらの趣がある建物が多く、雰囲気が良いです。

趣のある旧市街!ボリーバル広場と目抜き通り「Carrera7」

写真:大川原 明

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そんな旧市街の中心が石畳でできたボリーバル広場。南米大陸のアンデス5ヵ国をスペインから独立に導いた英雄「シモン・ボリバール」の像が立っています。広場の周りにはカテドラル、サグラリオ礼拝堂、大司教邸、国会議事堂や最高裁判所があり、コロンビアの中枢的な場所になっています。

カテドラルは1823年に完成したもので、内部は完成当時の有名な画家達の宗教画をはじめ、銀の装飾を施した祭壇など見所満載です。

趣のある旧市街!ボリーバル広場と目抜き通り「Carrera7」

写真:大川原 明

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ボゴタ旧市街から新市街方面へのびる目抜き通りの1つ「Carrera7」。歩行者天国になっており、通り沿いには数多くのお店やレストランがあり、終日人々で賑わっています。旧市街で食事をするのであれば、ここの通りでレストランを探すと良いでしょう。

注意していただきたいのは、旧市街の外れは治安の悪いスラムに隣接しており、旧市街の外れを単独で歩いたり、夜間訪れるのは治安の関係上控えるべきです。

ボテロ博物館と貨幣博物館

ボテロ博物館と貨幣博物館

写真:大川原 明

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旧市街の中心ボリーバル広場近くにあるボテロ博物館と併設している貨幣博物館。メデジン出身で世界的に有名なコロンビア人画家フェルナンド・ボテロが自らの作品や収集品を寄贈したものが展示されています。

ボテロ博物館と貨幣博物館

写真:大川原 明

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絵画も彫刻も何もかもが丸々と膨張しているというのがボテロの作風で、惹きつけられる人々が多いです。ボテロの作品以外にもピカソやモネ、シャガールなどの作品が展示されており、美術に興味があるのであれば必ず訪れるべき場所です。

ボテロ博物館と貨幣博物館

写真:大川原 明

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併設している貨幣博物館は、スペイン統治時代から現在に至るまでのコロンビアの貨幣や硬貨が時代ごとに展示されています。ボテロ博物館に訪れるのであれば、ぜひとも併設の貨幣博物館をも訪れてください。

<ボテロ博物館と貨幣博物館の基本情報>
住所: Cl. 11 #4-41, Bogota
電話番号:+57-91-343-1316
営業時間:月曜日・水曜日〜土曜日9:00〜19:00、日曜日10:00〜17:00
定休日:火曜日
入場料:無料
アクセス:旧市街中心部ボリーバル広場から徒歩5分

エメラルド博物館!エメラルド生産世界一のコロンビア

エメラルド博物館!エメラルド生産世界一のコロンビア

写真:大川原 明

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強い緑を帯びた宝石であるエメラルドは世界中で人気を博しています。エメラルド産出世界1位の国はコロンビア。ボゴタ市街地には2008年開業のエメラルド博物館があり、エメラルドに関しての知識や様々な種類のエメラルドを紹介しています。

見学は、鉱山の模擬坑道を歩きながら英語ガイドが親切丁寧に説明してくれます。その後、エメラルド展示室を見学となります。展示室には261.5カラットのエメラルドや6000万年前の水の入った原石など、中々お目にかかれない代物ばかり。館内にはエメラルド売店も併設しており、エメラルドを直に購入する事ができます。

エメラルド博物館!エメラルド生産世界一のコロンビア

写真:大川原 明

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高層ビルの高層階に博物館がありますが、博物館入口付近からは成長著しいコロンビアの首都のボゴタ市街地を眺める事ができます。エメラルド博物館の近くには黄金博物館もありますが、一緒に訪れる事をお薦めします。

<エメラルド博物館の基本情報>
住所:Calle 16 No. 6-66 | Edificio Avianca Piso 23, Bogota
電話番号:+57-91-482-9643
営業時間:10:00〜18:00
定休日:日曜日
入場料:5000ペソ
アクセス:旧市街中心部ボリーバル広場から徒歩10分程

ボゴタ市内を一望できるモンセラーテの丘

ボゴタ市内を一望できるモンセラーテの丘

写真:大川原 明

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ボゴタ市内の景色を堪能したいのであればモンセラーテの丘です。標高3160メートルの山頂まではケーブルカーに乗り10分程で到着。ボゴタは標高2640メートルの盆地都市ですが、山頂と市内との標高差は約500メートル。山頂からボゴタ市内を一望できます。

ボゴタ市内を一望できるモンセラーテの丘

写真:大川原 明

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山頂には白い協会が建っており、食事が楽しめる2軒の高級レストランやお土産屋があります。レストランからはお昼から夜遅くまで営業。景色を楽しみながらの食事ができますが、夜景を楽しみながらの夕食は浪漫的でお薦めです。

ボゴタ市内を一望できるモンセラーテの丘

写真:大川原 明

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山頂からは旧市街と新市街高層ビル群の景色を楽しむことができます。晴れる時が少ないボゴタですが、晴れた日にはボゴタ周辺の5000メートル級の山々を見渡すことができます。

モンセラーテの丘は旧市街や新市街中心から離れれおり、近隣には治安の悪いスラムがあり強盗被害も多いので、できる限りタクシーやウーバーなどの配車サービスを利用すると良いでしょう。徒歩で山頂に行くこともできますが、治安の関係上お薦めできません。

<モンセラーテの丘の基本情報>
住所:Carrera 2 E No. 21-48 | Paseo Bolivar, Bogota
電話番号:+57-91-284-5700
ケーブルカー運行時間:6:30〜22:45
(土曜日は6:30〜16:00、日曜日は6:30〜17:30)
定休日:無し
入場料:無料
ケーブルカー利用料金:
月曜日〜土曜日が片道9500ペソ、往復18000ペソ
日曜日は片道5500ペソ、往復11000ペソ
アクセス:旧市街中心部ボリーバル広場からタクシーで10分程

お薦めのコロンビア料理

お薦めのコロンビア料理

写真:大川原 明

コロンビアはアンデスの山岳地域からアマゾン、太平洋とカリブ海にも面しており、様々な料理があります。その中でもお薦めな料理は、コロンビア料理を代表するアヒアコです。

アヒアコは鶏肉やトウモロコシなどを入れたジャガイモ仕立てのスープ。付け合わせに出てくるアボカドを入れると更に美味しくいただけます。アヒアコはコロンビア国民食の1つですので、多くのレストランで提供しています。

お薦めのコロンビア料理

写真:大川原 明

次にお薦めなのが同じくコロンビア国民食の1つである「バンデハ・パイサ」。南米では米が副食の国が多いですが、コロンビアでも米がよく食されています。バンデハ・パイサはご飯の周りに豆の煮込みや豚肉、腸詰、ソーセージ、アボカド、バナナ、目玉焼きなどをのせた料理です。

お薦めのコロンビア料理

写真:大川原 明

最後にお薦めなのは「サンコーチョ・デ・ガジーナ」。ガジーナはスペイン語で鶏という意味。鶏肉や牛肉、ジャガイモなのど野菜、トウモロコシを入れて煮込んだスープ。アヒアコに似ていますが、アヒアコはジャガイモをじっくり煮込んでドロドロのスープに対してサンコーチョはドロドロ感がありません。サッパリしながらもコクがあるスープです。

ボコタから訪れたいシパキラの塩の教会&ラグーナ・デ・グアタビータ

いかがでしたか?コロンビアというとどうしても危険という印象が強いと思いますが、ここ20年でかなり治安が改善されました。今回はボゴタ市内の名所をお伝えしましたが、ボゴタを拠点に訪れていただきたいのがシパキラにある塩の教会やエルドラード伝説の残る「ラグーナ・デ・グアタビータ」です。双方ともにボゴタから日帰りツアーが出ていますので、現地旅行会社で申し込むと良いでしょう。

2020年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2019/08/01−2019/08/07 訪問

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