面妖な土地と上州のからっ風が育てた小麦!うどんの里・館林

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面妖な土地と上州のからっ風が育てた小麦!うどんの里・館林

面妖な土地と上州のからっ風が育てた小麦!うどんの里・館林

更新日:2014/06/05 14:57

やまと ふみよしのプロフィール写真 やまと ふみよし アクティブシニアの旅行ガイド

群馬県の南西部に位置する館林は特急を利用すると浅草から約60分と気軽に行ける観光地です。渡良瀬川と利根川に挟まれた面妖な土地から生産される小麦は全国第4位の生産量。

豊かな水が腰の強い風味豊かなうどんを育みました。その館林に平成24年に製粉ミュージアムがオープンしました。小麦や小麦粉に関する知識や歴史を学び、腰が強く風味のあるうどんを堪能する。そんな館林に次の休日、出かけませんか。

駅の東口を降りると分福茶釜のたぬきがお出迎え

駅の東口を降りると分福茶釜のたぬきがお出迎え

写真:やまと ふみよし

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館林駅は太田へ続く東武伊勢崎線と佐野線、小泉線の3路線が乗り入れています。東口を出ると大小のたぬきが出迎えてくれます。ロータリーの対面にある観光案内所では、観光案内とともに、城下町・町屋を散策する際に便利な「まちなか散策ガイド」がもらえます。

駅前を大通り沿いに歩いてすぐのところに創業明治27年の花山うどんがあります。このお店の、「ひもかわうどん」は、全国の有名うどん店が集結するイベントである、2013年のU−1グランプリで来場者の投票で決まる評価部門で1位を獲得しました。麺の幅2cmと平たくて太い麺が特徴のうどんは館林を訪れた際にはぜひ賞味したい一品です。

館林は日清製粉創業の地!平成24年に製粉ミュージアムがオープン!

館林は日清製粉創業の地!平成24年に製粉ミュージアムがオープン!

写真:やまと ふみよし

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花山うどんを出て、新たに設置された通路を渡り西口に降りると、左手に製粉ミュージアムがあります。母体となる日清製粉株式会社の創業は明治33年、110年以上の歴史があります。創業当時、国内製粉は品質面で劣っていました。そのため最新の製粉技術を海外から取り入れるため、良質な小麦の生産地の館林に前身となる館林製粉を創業しました。

その後、地方色の強い社名を日清製粉に変更し、ダイナミックな経営で国内生産量の37%を製造・販売する国内トップメーカーとなりました。ミュージアムでは、本館で創業から現在までの歩みが紹介されています。

創業時、事務所だった本館は近代産業遺産として必見!

創業時、事務所だった本館は近代産業遺産として必見!

写真:やまと ふみよし

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ミュージアムは、最新の製粉技術や小麦の文化が展示されている「新館」、日本製粉の歴史が展示されている「本館」と、企業文化遺産として保護している本館を見ながらくつろげる「日本庭園」に分かれています。小麦の製造工程は、セモリナ(胚乳)をロール粉砕機で細かく粉砕し、シフターでふるって小麦粉を取り出します。新館では、新・旧のロール機とシフター機の展示と最先端の製粉工程が見られるパノラマシアターがあります。

コンパクトなミュージアムは、見学者の数も限られるため、自分のペースでゆっくりと見学ができます。手入れが行き届いて、青々とした芝生に覆われて庭園は従来の博物館のイメージを一新させてくれます。

その名もズバリ「株式会社館林うどん」!

その名もズバリ「株式会社館林うどん」!

写真:やまと ふみよし

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館林はうどんの里、市内には20社以上のうどんを製造する企業があります。土壌に恵まれ上州名物のからっ風に鍛えられた上質な小麦と冬場の長い日照時間、適度な雨量などが合わさり昔から麺造りが盛んでした。明治34年には館林製粉が創設され良質な粉を加工する麺製造業が起こり現在では、高級麺の名産地となりました。

株式会社館林うどんでは、うどん、冷麦、そうめんなど30種類を製造しています、特色は「食べて、噛んで、喉越し良く、しっかりとした食感」。定番商品のほかに向井千秋さんがシャトル搭乗を記念した「宇宙の夢」や、桜葉を入れた、「さくらうどん」、「れんこんうどん」、姉妹都市の名護市がある沖縄のゴーヤを入れた「冷麦」、「うどん」などユニークな商品もあります。

うどん本丸のうどんは「コシ」があって「つるつる」です!

うどん本丸のうどんは「コシ」があって「つるつる」です!

写真:やまと ふみよし

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本町にある本店には「食事処うどん本丸」が併設されています。主なメニューは、「ざるうどん」、「天ざるうどん」のほかに、尾曳城から名前を付けた「おびき御膳」、館林名物のなまず天ぷらの「なまず御膳」、本わさびが付いた「つつじ御膳」などがあります。人気は、「なまず御膳」と、季節の山菜の天ぷらとコラーゲンあんみつの「季節のおすすめセット」。店内は、4人掛けのテーブル席が12卓、小上がりの座敷席が4卓あり、天ぷらを揚げるごま油の匂いが食欲をそそります。

写真は「季節のおすすめセット」。この日の山菜の天ぷらは、山形県村山市産の、山ウド、こごみ、こしあぶら、タラの芽。これを天つゆか抹茶塩でいただくと、ほろ苦い春の味が口に広がります。ふきのとう味噌をのせて焼かれたおにぎりは濃厚な味。天ぷらにするとほろ苦さが和らぎますが、お味噌の塩味がふきのとうのほろ苦さを引き立てます。

館林うどんは、東京の三越や伊勢丹にも出店していますが、やはり、館林まで足を延ばし本場で味わいたいですね!!

うどんの里・館林は今も進化を続けています!!

ここでは紹介できませんでしたが、館林駅西口には正田醤油があります、「うどんの里・館林振興会」では、「分福茶釜の茂林寺」、「正田醤油の醤油」と「うどん」を掛け合わせ「分福茶釜の釜玉うどん」を開発したそうです。基本レシピは、麺に半熟玉子、正田醤油と揚玉で、具材や薬味、器などは、各店のオリジナルです。釜揚げうどんに半熟玉子と揚玉とくれば不味いはずはありませんね。

「分福茶釜の釜玉うどん」良し、ベーシックな「ざるうどん」も良し。
上質な小麦と製粉技術。そして、豊かな水とお醤油。
全ての面で「極上のうどん」が食べられる街。それが館林です。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/05/17 訪問

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