1800年の伝統 杖立温泉「蒸し湯」で温め&美肌効果を実感

1800年の伝統 杖立温泉「蒸し湯」で温め&美肌効果を実感

更新日:2014/10/16 11:20

しののプロフィール写真 しの 旅する調理師
熊本県と大分県の県境にある杖立温泉の歴史は古く、なんと1800年前にさかのぼると言われています。
そしてこの杖立温泉の特徴は、その高温の温泉を活かした「蒸し湯」と呼ばれるサウナが温泉そのものより古くから発達したことです。現代でもその「蒸し湯」は脈々と受け継がれ、「neo湯治」として再び脚光を集めています。今回は温め効果・美肌効果抜群の蒸し湯と柔らかなお湯が特徴の「純和風旅館泉屋」をご紹介します。

蒸し湯の楽しみ方について

蒸し湯の楽しみ方について

写真:しの

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杖立温泉の蒸し湯は、温泉による入浴法より先に発祥した古来よりの入浴健康法。
熱量豊富な温泉を下に貯めることにより上部が蒸し風呂状態となるので、そこを利用しているのです。一般的なサウナよりも温度は低めで湿度は高めで体への刺激は少なめとなっております。

では早速、おすすめの利用方法をご案内致します。
(1)体を洗う。
(2)室内の温度を確認。熱すぎた場合は打ち水などをし温度を調節する。
(3)5分〜10分入浴。蒸し風呂内では大の字になってリラックス。
(4)汗は温泉で流す。

このように蒸し風呂を利用すると、強力な発汗作用によって健康促進はもちろん美容・ダイエット効果もあるとか。

「純和風旅館泉屋」の蒸し湯は、温泉施設内に縦1メートル程度の小さな扉がついており、その奥が小部屋になっていてサウナのようになっています。扉の上部に「むし湯」と書かれてありますのですぐにわかるかと思います。

息苦しくない2つの蒸し湯が楽しめる

息苦しくない2つの蒸し湯が楽しめる

写真:しの

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サウナなどで息苦しく感じる方に朗報です。
こちらの蒸し湯にはすわって顔を出すタイプの箱型蒸し湯があります。
首から先だけ出る姿になるのが面白いですし、息苦しくないので長く楽しむ事ができます。

また自宅のお風呂のようなサイズの蒸し湯もあり、寝そべって蓋をしめます。こちらも顔を出せるので息苦しくなく、蒸し湯を堪能できます。

内風呂も魅力的

内風呂も魅力的

写真:しの

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内風呂も魅力のある凝灰岩を使った石庭園風呂。
泉質は塩化物泉で体が温まります。透明でクセがないお湯はいつまでも浸かっていたい気持ちになります。
石庭風呂の横には「超音波風呂」もあるので、やさしい刺激で体中をほぐすには申し分なし。

尚、男女入れ替え制(時間単位の入れ替え)の為、もう一方の大浴場にはシンプルな石風呂もあるので双方のお風呂を楽しめます。

杖立川を見下ろす露天風呂

杖立川を見下ろす露天風呂

写真:しの

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露天風呂は杖立川沿いにあり、見下ろせる立地にあります。
川のせせらぎ、明るいうちは陽のひかり、暗くなれば星空をみながら温泉の恵みを堪能しましょう。

杖立プリンもどうぞ!

杖立プリンもどうぞ!

写真:しの

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杖立には古くから温泉の上記を利用した「甘玉子(あまたまご)」という、茶碗蒸しを甘くした現代のプリンのようなお菓子がありました。甘玉子がつくられたいきさつは、おもてなしの心意気だったとか。

現在の杖立温泉ではこのおもてなしの原点に立ち返り、各施設が趣向を凝らしたプリンを提供しています。

シンプルなプリンから変り種プリンまで様々なタイプがあるので、プリンの食べ歩きも楽しめます。

泉屋では「ほうじ茶プリン」を提供。
香ばしいほうじ茶の香が広がるさっぱり系のプリンですので是非ご賞味下さい。

最後に・・・

杖立温泉ではご紹介したように、まずは古くから伝わる「蒸し湯」で体を温め、次に温泉でさっぱりと汗をながし、最後に杖立プリンを食べて〆る。
湯治としてももちろん効果抜群ですが、観光客としても楽しめます。
是非杖立温泉に足を延ばし、その効果を実感してみませんか?

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掲載内容は執筆時点のものです。 2014/01/02 訪問

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