写真:麻生 のりこ
地図を見る治郎柿やお茶にお米、近年ではとうもろこしの甘甘娘(かんかんむすめ)産地として知られる静岡県森町。太田川は、その町域を南北に貫くように流れる二級河川です。源流は町域の北部山間地で、丘陵地から台地、扇状地、そして平野を流れ遠州灘へと注ぎます。
「太田川桜堤」と呼ばれるのは、河口から20キロほど遡った向天方付近の2キロほど。毎年、3月下旬から4月上旬にかけて桜色に染まります。地元の人たちの手により植えられたソメイヨシノは約1,000本。右岸、左岸ともに桜並木が楽しめる、お花見の名所です。
写真:麻生 のりこ
地図を見る太田川の桜堤ですが、堤防の両脇に桜が植えられトンネルになっているのは主に左岸(東側)。満開の時期にはこのような桜トンネルが現れます。
桜並木の一部分には提灯が吊るされ、花見時の夜ともなれば、ほんのりと照らされた桜トンネルを歩くことも可能。提灯は基本的に自動車の乗り入れ禁止区間に吊るされているので、安心して夜桜が楽しめますね。さらに桜の根元に投光器が設置され、ライトアップも!
写真:麻生 のりこ
地図を見る桜の開花時期は、この辺りではちょうど田んぼの代掻きの季節。代掻き後の田んぼに舞い落ちた桜の花びらを見ると、日本の春を感じませんか?
森町では1枚の田んぼで、とうもろこし⇒お米⇒レタスの三毛作をすることもあるんですよ。
写真:麻生 のりこ
地図を見る堤防からは、ところどころ太田川の河原に降りることができます。河原から桜トンネルを見上げると、どこまでも続いているような錯覚さえ覚えるほど。
桜トンネルは途中から自動車の乗り入れができます。歩く際には桜に気を取られすぎないよう、お気をつけください。
写真:麻生 のりこ
地図を見る桜トンネルの間から反対側の様子を覗くことができます。
右岸は静岡県道58号線。こちらの桜は川沿いだけに植えられているところが多く、残念ながらトンネルを形成しているほどではありません。けれども道路幅が広いので、お花見ドライブをするなら断然こちらがお勧めです。
写真:麻生 のりこ
地図を見るこちらは右岸から左岸を見た様子です。天方の山の麓が桜色に染まり、なんとものどかな春景色!
写真:麻生 のりこ
地図を見る太田川の桜堤へのアクセス方法ですが、目印は天森橋。桜堤へは、この橋の東側たもとからどうぞ。
写真:麻生 のりこ
地図を見る天森橋の東側のたもとは、滑り台やブランコなどの遊具がある小公園になっています。この公園とすぐ北側に立つ建物との間を通れば、そこは堤防の左岸。そのまま川を遡るように進めば、自然と桜トンネルの中を歩くことができます。
写真:麻生 のりこ
地図を見る天森橋から南側の桜並木に提灯は吊るされていますが、橋から北側部分より少し淋しい印象です。
駐車場ですが、太田川の桜堤に一番近いのは、秋葉バスサービス「遠州森町」バス停留所脇の車道と歩道の空きスペースです。舗装された駐車場ですが10台程度しかとめることができないので、週末等の混雑時にはとめられないかもしれません。そのまま北上すれば天森橋です。
一番広いのは天森橋の東側から南へ約750メートルのところにある、町営グラウンド(森川橋左岸北)付近のローラースケート場です。
なお、桜堤にはコンビニとトイレはないので、事前に済ませておきましょう。見上げれば天を覆いつくすかのようなソメイヨシノの桜トンネル。森町で、のんびりお花見散歩を!
住所:静岡県周智郡森町向天方地内太田川左岸
電話番号:0538-85-6316(森町観光協会)
アクセス:
新東名高速道路「遠州森町」スマートI.Cおよび「森掛川」I.Cから車で約5分
天竜浜名湖鉄道「戸綿駅」より徒歩約5分
駐車場:
町営グラウンド(森川橋左岸北)付近のローラースケート場100台(無料)※大型バスは駐車不可
秋葉バスサービス「遠州森町」バス停留所(駐車場から道路を挟んだ北側に水洗トイレあり)
森町役場駐車場(大型バス可、土曜日、日曜日のみ)
2020年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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