写真:島塚 渓
地図を見る小石川後楽園は江戸時代初めの寛永6年(1629年)に、水戸藩初代藩主の徳川頼房(とくがわよりふさ)によって造園が始まり、2代藩主の徳川光圀(とくがわみつくに)の時代に完成しました。
後楽園という名称は「(為政者は)天下の楽しみに後れて楽しむ」という中国の故事にちなんでいます。
写真:島塚 渓
地図を見る7万平方メートル以上もある広大な敷地は、琵琶湖を模して造られた大泉水(だいせんすい)を中心に、休憩所や見晴らし台などの施設が置かれています。
このような配置の庭園は「築山泉水回遊式庭園(つきやませんすいかいゆうしきていえん)」と呼ばれ、広大な敷地を持つ大名庭園によく見られる様式になります。池を中心に、その周りを取り囲むように散策路が整備されているので、園内を自由に歩き回り、さまざまな角度から景色を眺められるのが大きな利点です。
写真:島塚 渓
地図を見る「築山泉水回遊式庭園」の築山とは、人工的な山のことを指し、園内には「小廬山(しょうろざん)」と呼ばれる、見晴らし台を兼ねた小山が設けられています。ここからは後楽園を一望することができるので、視点の変化による、また違った楽しみ方もできます。
徳川光圀は儒教の教養が豊富にあったことから、園内には「廬山」や「西湖(せいこ)」といった中国風の名前が付けられているスポットが多くあります。
写真:島塚 渓
地図を見る四季を通じてさまざまな情緒豊かな景色を眺めることができる後楽園のなかでも特におすすめなのが、カエデが色づく紅葉の時期。
例年、11月下旬から12月の上旬に見頃を迎え、約480本のもみじが見事な景観を演出してくれます。朝早くは比較的来園者が少いため、落ち着いて紅葉が楽しめる時間帯になっています。
写真:島塚 渓
地図を見る後楽園の西側一帯は、紅葉の名所である京都に因んだ優美なスポットが集まるエリアとなっています。
例えば、小さな岩が散りばめられた浅い川は「大堰川(おおいがわ)」と名付けられ、嵐山のたもとを流れる著名な川に見立てられています。また、その奥に架かる橋も「渡月橋(とげつきょう)」を模して造られています。
写真:島塚 渓
地図を見る川の上流には京都東福寺の「通天橋(つうてんきょう)」を参考に造られた橋が架かっています。紅葉の名所として知られる東福寺をイメージさせる橋と、川面に降り積もった色とりどりの葉との対比が美しいスポットとなっています。
写真:島塚 渓
地図を見る後楽園には、紅葉と一緒に見ることで、いっそう映える景色がいくつか存在します。
その代表的な例が、この場所特有の眺めが楽しめる高層ビルと東京ドーム。まるで、借景のように配置され、場所によっては、ドームシティのジェットコースターの音まで聞こえてくるほどの距離の近さとなっています。
写真:島塚 渓
地図を見るまた、アーチの半円の部分が、水面に映ると満月のように見えることから名づけられた「円月橋(えんげつきょう)」も必見です。中国の儒学者が設計したこの石橋はどことなく異国情緒を漂わせた面白いデザインで、紅葉といっしょに見ることで、より趣のある景色として楽しむことができます。
住所:東京都文京区後楽1-6-6
営業時間:9時から17時まで(入園は16時30分まで)
料金:300円(一般及び中学生)、150円(65歳以上)
※小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料
2020年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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この記事を書いたナビゲーター
島塚 渓
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