マドリードの街を一望!「モンクロア灯台」に行こう!

マドリードの街を一望!「モンクロア灯台」に行こう!

更新日:2020/02/28 11:47

Kiyo Evenstarのプロフィール写真 Kiyo Evenstar イカフライ好きトラベルライター、草の根バスク研究室研究員
スペインの首都マドリードに「大学都市」と呼ばれる地域があり、その近辺には美術館や博物館などがいくつもあります。そこに一際目をひく近代的な高い塔が!広い展望デッキのある「モンクロア灯台」という名の展望台です。まだあまり知られていないこの展望台ですが、マドリードの街が一望できる、とても素敵なスポットです。

92mの高さからマドリードを一望!

92mの高さからマドリードを一望!

写真:Kiyo Evenstar

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マドリードには数多くの観光地がありますが、この展望台はマドリード市街を上から見渡せる数少ない観光スポットです。最近は数百メートルの高い建物が多いので、92mと聞くとちょっと低く感じるかもしれません。でもそんなことはありません!高すぎると街の様子が小さ過ぎて良く分からない、なんてことも。この展望台はまるで街のミニチュアを見るような、程良い高さなんです。

ガラス張りのエレベーターを一気に上がると、そこには220度のパノラマが広がります!

上から見下ろす凱旋門が可愛らしい

上から見下ろす凱旋門が可愛らしい

写真:Kiyo Evenstar

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大きなガラス越しに見る眼下の景色は圧巻です。すぐそばに見える凱旋門は地上で見る荘厳な感じとは違って、なんだかとても可愛らしく見えます。

各国・各地に展望台は数多くあれど、凱旋門を見下ろせるものは限られているのではないでしょうか。凱旋門から延びていく道路もはっきりと見え、日本とはまた違った街並みや景色を存分に楽しむことができます。

上から見下ろす凱旋門が可愛らしい

写真:Kiyo Evenstar

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展望台からはマドリードの重要な約50もの建物が見えます。

展望台内には案内図が設置されており、そこから見える建物についての説明が記されています。有名な観光地の1つである王宮や王立劇場、グランヴィア通りの電話局の建物、そしてさらに遠くにはマドリードの美しい山並みも見ることができます。

粋なネーミング!?海はないけど「灯台」

粋なネーミング!?海はないけど「灯台」

写真:Kiyo Evenstar

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この展望台は1992年にマドリードがヨーロッパの文化都市に指定されたのを記念して建設されました。展望台全体の高さは110メートルあります。

正式名称は「Faro de Moncloa(ファロ デ モンクロア)」。直訳すると「モンクロアの灯台」。「海のないマドリードに灯台!?」と訝しく思う人もいたとかいないとか。ここは展望台だけではなく、元は照明塔、通信塔の役目も担っていました。この地域の目印になっていることを考えると、敢えて「展望台」と名付けないところ、ちょっと粋な感じがします。

安全基準に達していないことを理由に2005年にいったん閉鎖され、階段を広くしたり、エレベーターの改修などを経て、2015年に再びオープンしました。

粋なネーミング!?海はないけど「灯台」

写真:Kiyo Evenstar

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地下鉄3号線の終点に「Moncloa(モンクロア)」という駅があり、そこから歩いて行くことができます。半月の形をした特徴的な外観なので遠くからでもすぐ見つけられます。

どの時間帯でも壮大な景色が楽しめるモンクロア灯台。入場料金も大人3ユーロと良心的です。日暮れが早い冬場は、ここで夜景を楽しむのもオススメです。是非素敵な景色をご堪能ください!

モンクロア灯台の基本情報

住所:Avenida de la Memoria 2, 28040 Madrid
電話番号:+34-915-501-251

2020年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。

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