まるでスナフキンの帽子?奇岩と海に浮かぶ椅子!福岡「洞山」

まるでスナフキンの帽子?奇岩と海に浮かぶ椅子!福岡「洞山」

更新日:2020/02/17 13:34

春野 公比呂のプロフィール写真 春野 公比呂 歴史研究家、郷土文筆家、郷土登山家
福岡県芦屋町の柏原漁港側にある二つ連なった陸繋島、堂山と洞山。後者は神功皇后が開けて広がったという巨大な洞門が有名ですが、そこにはムーミンに出てくるスナフキンが被っている帽子に酷似した岩があります。また、堂山横の広々とした千畳敷は満潮前後の時間帯、3個の木製椅子のようなものが海面に浮いたように見える景観となり、完全な満潮時には洞山は陸から離れ、堂山との間が薄い水の膜を張ったようになります。

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堂山横の海に浮かぶ椅子とは

堂山横の海に浮かぶ椅子とは

写真:春野 公比呂

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山頂に延命地蔵堂が祭られたことにより名付けられた堂山と、洞門が開いていることにより名付けられた洞山は、二島合わせて「洞山島」或いは「洞山」とも呼ばれますが、戦後、埋め立てが進んだことにより、堂山は外観上、島には見えにくいかもしれません。

それでも堂山前には石仏が建立された海食による奇岩があり、往時を偲ぶことができます。堂山には地蔵堂と蛭子神社の石段がありますが、満潮になる前に「海に浮かぶ椅子」と洞山を探訪しておきましょう。

堂山横の海に浮かぶ椅子とは

写真:春野 公比呂

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「海に浮かぶ椅子」がある平らで広大な磯の千畳敷は、堂山の西から洞山の北にかけて広がっています。探訪の起点は台座付きの石造祠がある所で、ここが降り口です。干潮に近い時間帯は広大な千畳敷が現れますが、満潮寄りの時間帯は細長い磯が海上に出ます。進むと何やら木造物が見えてきます。

堂山横の海に浮かぶ椅子とは

写真:春野 公比呂

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立入禁止ロープが張られているため、木造物の側へ行くことはできませんが、見た目には背もたれが外された木製椅子のように見えます。満潮に近い時間帯は千畳敷の上が、薄い水の膜が張ったようになっているので、まるでその木造物が海に浮いているように見えるのです。

潮の満ち引きが景観に影響・洞山

潮の満ち引きが景観に影響・洞山

写真:春野 公比呂

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カメラのズームでとらえても、やはり木製椅子のような形。人が座ることができないその椅子は、海の精霊が座るのでしょうか。そんな想像も楽しいですね。

尚、満潮時刻が迫ると千畳敷が完全に水没して歩けなくなるため、潮位にもよりますが、満潮時刻の2時間位前か後に探訪することをお勧めします。因みにこの撮影時の満潮時の潮位は134cmで、訪れたのは満潮の1時間半ほど前です。

潮の満ち引きが景観に影響・洞山

写真:春野 公比呂

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堂山の先の広場は以前駐車場として利用されていましたが、現在、車の乗り入れはできません。その先も満潮に近い時間帯、薄い水の膜が張った景観になり、洞山が浮かんでいます。が、その手前右の奇岩が気になります。

潮の満ち引きが景観に影響・洞山

写真:春野 公比呂

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近づいていくと、その奇岩は富士山型をしており、上部には小さな穴が貫通しています。しかし角度を変えて見るとこの岩は・・・!

誰もが納得「スナフキンの帽子岩」

誰もが納得「スナフキンの帽子岩」

写真:春野 公比呂

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直径3mほどの奇岩の西側に回ってみると、スナフキンが被っている帽子にそっくりの形をしています。まるで「スナフキンの帽子岩」。ちなみに帽子の庇部の所々に開く小さな穴は、今より潮位が高かった太古、小石が波の渦で回転して削ったものと考えられます。

誰もが納得「スナフキンの帽子岩」

写真:春野 公比呂

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最もスナフキンの帽子に見える位置で記念写真を撮るといいでしょう。尚、帽子上部左から下に棒切れが出ていますが、これは海食穴にはまった流木が途中で折れたものです。

誰もが納得「スナフキンの帽子岩」

写真:春野 公比呂

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次は洞山の探訪ですが、景観のいい千畳敷がある西側を歩いていきましょう。すぐ巨大な海食洞門が現れます。高さ10m、幅12m、奥行30mの圧倒される大きさです。

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古代と近代の戦争関連遺跡

古代と近代の戦争関連遺跡

写真:春野 公比呂

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洞門の反対側はまた違った景観になっています。この洞門には神功皇后の伝説があります。皇后が三韓征伐に赴く途次、芦屋に立ち寄って必勝を誓い、弓に矢をつがえて北方に射ると、矢は洞山を貫通して岩屋の里の白鳥に突きささったと言います。その矢通しの痕が海蝕作用で広がり、洞門になったのかもしれません。

古代と近代の戦争関連遺跡

写真:春野 公比呂

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洞山の先端部の斜面には「陸軍省」と刻字された標柱があります。これはこの一帯が戦前、下関要塞の要塞地帯に含まれていたからで、当時、一般人の立ち入りは禁止されていました。昭和10年に建てられて以降、風雨に耐えて今日まで、物言わぬ語り部として歴史を伝えています。

古代と近代の戦争関連遺跡

写真:春野 公比呂

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洞山の探訪を終えると堂山に戻り、頂上の延命地蔵堂と蛭子神社に参りましょう。前者横には「堂山の石塔群」が保存されています。明治30年(1897)、柏原浦の佐野屋の老女がここに延命地蔵堂建立を発願して工事中、地中から五輪塔や板碑、石仏等300数十基が出土したというものです。平家一門追悼のため、落人が祀ったもの、という説や山鹿水軍の遺族が供養のために造立した説等がありますが、その量に圧倒されます。

二島探訪後、昼時であれば堂山前の駐車場横にある海の駅で、リーズナブルな海鮮料理を堪能するといいでしょう。

洞山(洞山島)の基本情報

住所:福岡県遠賀郡芦屋町大字山鹿
電話番号:093-223-3544(芦屋町産業観光課 農林水産係)
アクセス:JR折尾駅から北九州市営バス「芦屋はまゆう団地行」に乗車、「洞山入口」下車、徒歩10分

※2020年3月下旬まで堂山東の柏原漁港沿いの道は通行止め。洞山探訪後、満潮で堂山西の千畳敷を戻れなくなった際は、その通行止めの道を柵の手前まで進み、堂山の斜面より延命地蔵堂に出られます。

2020年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2020/02/10 訪問

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