写真:藤田 聡
地図を見る六義園(読み方:りくぎえん)の桜は、東京を代表する花見名所。奥にある大名庭園が有名ですが、春は正門を入ってすぐの場所にある「しだれ桜」が、一番の見所です!
ライトアップが特に美しいので、夜に訪れるのが断然おすすめ。入れ替え制ではないので、昼間から入園してライトアップまで楽しむ事も可能です。昼間の観光客が帰り、夜桜目的の客が来る前の夕暮れ時が、比較的混雑が少ない穴場の時間帯です。
写真:藤田 聡
地図を見る六義園の桜は約40本ありますが、中でも2本あるしだれ桜が花見スポットとして有名です。正門付近にある樹齢約60年の桜は、幅約17m・高さ約13mの堂々たる一本桜。パンフレットやポスターにも毎年採用される、六義園を代表する桜です。
それだけに人気も高く、ライトアップの時間帯は平日でも満員電車並の混雑状況。近付くのも難しい程ですが、最大のハイライトなので、時間を十分に掛けて前方に移動しましょう!
写真:藤田 聡
地図を見る正門付近のしだれ桜を至近距離から見ると、優美な枝ぶりに圧倒されます。あまりにも素晴らしいので、じっくりとインスタ映えを狙いたくなりますが、それは難しいのが実情。
三脚・一脚・自撮り棒の使用禁止だけでなく、混雑度合いに応じて規制も厳しくなり、ライトアップの時間帯は座り込んでの写真撮影も禁止される程。要は数枚写真撮影したら、後ろの方と交代して下さいという趣旨なので、警備員の指示には素直に従って下さい。
写真:藤田 聡
地図を見る六義園の桜で、2番目の見所は吟花亭のしだれ桜。園内一番西の角にあり、一番東側にある正門付近のしだれ桜とは、丁度対角線上の位置関係です。
こちらの一本桜は背が高いので、遠くから眺めないと全体が見えません。みなさん遠巻きに見るので、比較的混雑を感じずに快適に花見が可能です!
写真:藤田 聡
地図を見る吟花亭のしだれ桜は、時間とともにライトアップの色が様々に変化。なので、ずっと花見をしても、飽きずに楽しむ事が出来ます。
六義園正門のしだれ桜は照明が全く変化しないので、日没前に訪れると完全に暗くなるまで時間が余り気味に。その場合は、吟花亭のしだれ桜を先に眺めましょう!
写真:藤田 聡
地図を見る江戸時代から続く六義園で、現代的な色合いにライトアップされた吟花亭のしだれ桜を見ると、驚くかもしれません。
しかし、実はこの先のエリアで行われる紅葉のライトアップも、スモークが焚かれた上に青くて幻想的なもの。秋にも訪れたリピーターにとっては、この付近で現代的な夜桜があるのは、ある意味お約束。前半の大名庭園の歴史的な雰囲気から、見事に場面転換する光景です!
写真:藤田 聡
地図を見る六義園の桜で必見なのは、ここまでに紹介した2本のしだれ桜。その次の見所と言えるのが、写真の「こぶし」です。
立派な大木に白い花が沢山咲き、桜だと思って通り過ぎる人も多いと思いますが、よく見ると花が大きく、明らかに桜ではありません。ここもライトアップされ、背後の大名庭園の夜景とコラボします!
写真:藤田 聡
地図を見る六義園には多数の茶屋が点在しており、夜桜のライトアップ期間にはさらに増加します。正門のしだれ桜裏手には「休憩所兼売店」があり、ランチなどの食事も可能です。
こぶしの大木の横にある「心泉亭」も、期間限定で茶屋として営業し、夜間は一瞬で心を奪われる素敵な雰囲気。抹茶と和菓子のセットを頂きながら大名庭園を鑑賞可能です。デートや女子旅にも最適な六義園らしい楽しみ方で、まさに大名気分でお花見出来ますよ!
写真:藤田 聡
地図を見る六義園のしだれ桜は、実はソメイヨシノよりも早く咲きます。吹上茶屋に隣接したソメイヨシノの大木も、しだれ桜の見頃時期には、写真の通り咲き初めの状況です。
逆に言えば、東京のソメイヨシノの見頃はまだ先だと油断していると、気付いた時には六義園のしだれ桜が散り始めという場合も。例年見頃時期が始まる3月中旬から、公式ツイッターなどで最新の開花状況を随時確認するようにして下さい。(記事最後の「関連MEMO」内にリンクあり)
写真:藤田 聡
地図を見る六義園のしだれ桜は、会社帰りに立ち寄れる交通至便な立地なので、見頃時期には平日でも夜のライトアップが大混雑します。平日の昼間は、そこまでの混雑ではありませんが、時間とともに人が増えるので、開園と同時に行くのがおすすめです!
正門付近のしだれ桜は開園時間に行っても、写真のように観光客に囲まれて大人気。とはいえ朝一番なら隙間もあって、最前列に行くのも苦労しません。
写真:藤田 聡
地図を見る六義園正門のしだれ桜を、昼間に至近距離で眺めると本当に迫力があります。ただし、桜の枝や花を守るため、鑑賞の際には絶対に手を触れないように注意して下さい。
写真:藤田 聡
地図を見る正門のしだれ桜は、枝振りが本当に優美で感動的。夕暮れ時とライトアップの写真も紹介しましたが、時間帯毎に異なる風情を楽しませてくれます!
つまり六義園の桜は、最低でも朝一番と夜桜の2回は見たい名所ですが、入園券は一度外出したら再度購入が必要。1回300円なので2回支払っても痛くない金額ですが、再度行列に並ぶのは辛いものがあります。
そこでおすすめなのが、4回分の値段で購入出来る年間パスポート。昼間の桜と夜桜、昼間の紅葉と紅葉ライトアップの4回行けば、それだけで元が取れる計算です。しかも大行列はチケット購入の列で、年間パスポートや園結びチケット、前売り券を事前に購入しておけば、並ばずに入園可能なのです!
なお地下鉄等の一日乗車券を提示すると、入園料を団体料金に割引。徒歩圏内にある旧古河庭園との共通入園引換券「園結びチケット」もお得です。
写真:藤田 聡
地図を見る六義園には、ライトアップされない桜もあります。吟花亭跡を昼間に訪れると、しだれ桜の周囲にも桜があって華やかな雰囲気。正門のしだれ桜の横にも、藤棚に隣接して別のしだれ桜があります。
写真:藤田 聡
地図を見る一本桜は基本的に、周囲を一周して見え方の変化を楽しむもの。吟花亭のしだれ桜も角度によっては、V字型に見えて別の桜かと思う程です。
六義園の所要時間は、どの位丁寧に花見をするかで異なりますが、30分では到底足りないのは間違いありません。最終入園時間は閉園の30分前に設定されていますが、時間に余裕を持って訪れましょう!
ライトアップ期間中に毎日11時と14時に行われる、庭園ガイドボランティアによる園内散策の所要時間も約60分なので、最低その位の観光時間は必要になります。
写真:藤田 聡
地図を見る夜桜のライトアップ期間中は、駒込駅に近い染井門を特別に開門。染井とは染井吉野の名前の由来で、旧染井村にあった駒込の植木屋が売り出した新品種の桜なので、ソメイヨシノと命名されたのです。
発祥の地である駒込駅北口には染井吉野桜記念公園があり、駒込駅が最寄りの六義園も由緒正しい桜の名所。染井門を入って花見をすれば、特別な感慨に浸れますよ!(写真は2019年の染井門です)
住所:東京都文京区本駒込6-16-3
電話番号:03-3941-2222(六義園サービスセンター)
営業時間:9:00〜17:00(最終入園16:30)
桜花期とGWは一時間延長・ライトアップ期間中は夜間開園あり
入園料金:一般300円、65歳以上150円、小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料
桜の見頃時期:例年3月中旬〜4月上旬
夜桜ライトアップ:2020年3月20日(金祝)〜4月2日(木) 日没〜21:00(最終入園20:30)
駐車場:なし
アクセス:JR山手線・東京メトロ南北線駒込駅下車、徒歩2分(染井門・春はライトアップ期間のみ開門)
2020年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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