写真:咲田 みつる
地図を見るこの美しい桜のトンネルは、福島県の喜多方市にあります。今や桜の名所として名高い「日中線しだれ桜並木」。喜多方駅付近から、約3km続く、見事な桜道です。ハイライトは上部画像の「桜のトンネル」、そしてSLとの記念撮影です!
喜多方駅とハイライトとの位置関係は以下の通りです。時間配分は、いずれも写真を撮りながら、ゆっくりペースを想定しています。
・桜のトンネル:喜多方駅より約3.5m 徒歩約50分
・SLの展示:喜多方駅より約2km 徒歩約30分
SLの展示のそばに駐車場もありますが、見頃は満車必至の為、公共交通機関推奨です。駅から徒歩5分ほどで、桜並木の起点に出会います。終始平坦で整備の行き届いた道です。
ハイライトを経て、桜並木すべてを往復すれば約6km・ゆっくり歩いて所要時間90分ほどです。それなりの時間を要しますが、美しい並木の姿に癒され、疲れは感じにくいでしょう。
写真:咲田 みつる
地図を見る3kmのほぼ中間地点には、かつて日中線で活躍したSLが展示されています。ここで桜並木の舞台である「日中線記念自転車歩行者道」の、長〜い名前の由来をご紹介します。
「旧国鉄日中線」は、1938年(昭和13年)8月に開業し、1984年(昭和59年)に廃止となった路線です。喜多方駅から熱塩駅まで11.6kmに渡って敷設され、市民の足となっていました。この廃線跡のうち喜多方駅寄りの約3kmを、歴史的財産として残すこと、そして市民の憩いの場とすることを目的として、自転車兼歩行者道が整備されました。
1988年(昭和63年)には約3kmにわたり「しだれ桜」が植樹され、その木も30余年を経て見事に成長しています。
時間の制約があり、「ハイライトだけピンポイントで楽しみたい場合」は、SLの展示付近まで車で行き、桜のトンネルまで往復するのが理想的です。
写真:咲田 みつる
地図を見る日中線しだれ桜並木の開花は喜多方駅側から始まり、次第に北上します。駅付近で「少し見頃を過ぎたかな」と感じても、桜のトンネルはちょうどピークを迎えているという状態です。
時間が許すなら、「旧村松駅北」停留所より北側も、是非最後まで歩き通していただきたいです。というのも、停留所より北は人家や観光客が比較的が少なく、非常に開放的だからです。
桜の隙間からは、まだ雪をかぶった飯豊連峰を仰ぎ見たり、会津盆地のひろがりを感じることができます。是非時間に余裕をもっておでかけください。
住所:福島県喜多方市字押切東二丁目他
電話番号:0241-24-5200(喜多方観光物産協会)
アクセス:JR喜多方駅より徒歩約5分
例年の見頃:4月中旬〜下旬
2020年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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